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築48年、9坪のスケルトンリフォーム 工事の様子をご紹介

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築48年 9坪の住宅を耐震+収納倍増リフォーム 【工事の様子】
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建築時の大工さんの仕事も活かしながら、 もっと暮らしやすい安心の家に!
E様邸工事の様子をお伝えいたします。

E様邸は、ご縁でしょうか、私の父親で、建築の師匠でもある先代が とてもお世話になった大工さんが建築した建物でした。

昭和30年代当時の大工さんが建てた建築物は、図面が残っていないものも多くあります。(当時は「板図」と言って、図面を板に書き込みながら家を建てていた時代でした)

こちらのE様邸も建築当時の図面はありませんでしたが、建物の素性が良い事は、 実際にお住まいになっていたE様のお話からもよくわかりました。


建築から50年近くが経過し、増築も行っていた建物でしたが、ゆがみ、狂いはありません。

長く住んでいると、押入れのや仕切りの戸の開け閉めがしづらくなったり、雨戸や窓の開け閉めがしづらくなったりすることがあるのですが、E様邸ではそういった不具合は全く無かった、とE様も仰っていました。

建物も建てた人、メンテナンスに経緯によりけりで、E様邸よりもずっと新しくても、ずっと悪い状態になってしまっている建物も多くありますが、E様邸のように、腕の良い大工さんが、きちんとした材料を使い、正確な継ぎ手が刻まれ、しっかり建築されていれば、50年経っても、狂いは出ないのです。


とはいえ、建築基準法という観点から見ますと、昭和30年代建築の建物ですから、やはり不安はあります。建築基準法は、大きな震災がある度に改正され、進化しているものなのです。

E様がご不安だったのも、やはり、随分前の建物であるから、という点でした。 また、増築も行っており、そこに不具合が出ているのではないか?と、お母様は大変心配されていました。

今回のリフォームは、内装や外壁を解体し、構造体だけにする「スケルトンリフォーム」です。

スケルトンリフォームなら、建物の内部も全て確認することができ、その上で、最善の方法で、補強を行い、間取りも変えますので、その新しい間取りに適した構造を改めて造ることができるのです。

こちらでは、その工事の様子をお伝えいたします。


それでは工事の様子をご覧ください!
解体が始まりました!内部の構造を総チェック!
E様邸、解体が始まりました。
床や壁、天井が撤去され、普段は見えない構造部分が出てきました。

E様ご自身が「狂いが無い」とおっしゃっていた通り、建築された大工さんの丁寧な仕事が伝わってきました。

昭和30年代の頃、日本は今ほど豊かではありませんでから、家を建てる際に使用する材木も、すごく良い物が使えたわけではありませんでした。
そうなると、物を言うのが「大工さんの腕」です。

建築当時は、今のような性能の高い「耐震金物」はまだありませんでしたが、 正確な継手や仕口を刻み、柱や梁、桁が簡単には外れないように、 しっかりと結合されていました。

筋交いのバランスがおかしいというところも、全くありません。
ですから、全く歪み無く、50年を経ても、建具の狂いなどが起こず、雨漏りも無かったのでしょう。



立派な梁が入っていました。

地震などの要因で建物に揺れが生じた際に、支えになってくれるのがこの斜めに施工された「筋交い」です。入るべき箇所にしっかり入っていました。

高さがを充分に取って造られている基礎と土台。50年近く経過していても、傷みはありません。


小舞壁は、竹竿と土壁で造られている日本建築の伝統工法の壁です。昭和30年代前半建築であるE様邸では、まだこの小舞壁が残っていたのですね。(この後、壁の下地はラスボードと呼ばれるものに転換していき、小舞壁は徐々に姿を消す事になります。)

小舞壁はとても丈夫なものなのですが、今回のような大掛かりなリフォームになりますと撤去せざるを得ませんでした。

土が使われているので、撤去の際にはものすごく粉塵が飛び、現場はモウモウになります。マスクが必須です。


良い建物でしたが、増築した箇所にやはり問題が見つかりました
建築された際の状態は良かったのですが、お母様ご自身も「大丈夫かな?」と心配されていた増築部分には、ちょっと問題が発生していました。

昭和30年代の頃は、お風呂は銭湯で、という習慣が一般的でした。 その当時は江東区にも多くの銭湯があったそうで、E様邸もお家にはお風呂を設けず、銭湯を利用されていたそうです。

その後、日本人の生活スタイルは変わって行き、銭湯ではなく、お風呂が各家にあるのが当たり前になり、E様も、昭和40年代の頃、お風呂を後付けという形で増築されたのです。
写真の、横の部分が増築で、1階にお風呂と洗濯機置き場、 2階は、居室のスペースが拡張されていました。





増築ということで、細長いユニークな形状のお風呂でしたが、便利にお使いであったそうです。しかし、元の家にくっつける形での増築、お母様としては、別の建物同士を無理やりくっつけているみたいだわ、と心配がおありだったそうです。


●増築部分には基礎がありませんでした
解体してみますと、ご心配の通り、ちょっと心配な状態であったようです。 もとの建築の部分には、しっかりと基礎と土台がありましたが、増築部分には基礎・土台が無く、足元が弱い状態でした。
※写真、手前にある土台と基礎が元の建築部分との境です。奥の増築部分は基礎が造作されなかったようです。


●排水管に水漏れが発生していました
リフォーム前のお客様の大きな希望の一つが「水道をちゃんとしたい」ということでした。特にお風呂のお水が流れにくくなってしまっており、お母様の悩みでした。

解体して確認してみましたところ、排水管が詰まってきてしまっていました。
原因は管の接合部のズレでした。その為、水が流れづらくなっていただけでなく、水漏れも起こってしまっていたのです。

水漏れを起こしていた接続部分。
錆びてしまい、痛んでいるのがわかります
右上の写真が、古い管です。E様邸が増築を行ったのが昭和40年の頃。当時は、昔ながらの土管の管が使用されていました。
土管も、長く排水設備として使用されてきた優れた設備ではありますが、地震のような動きで負荷がかかった際、管と管の継ぎ目に隙間が出来てしまいやすいのが難点です。

E様邸も、土管に隙間が出来てしまっており、そこから水漏れと詰まりが発生してしまっていたという訳です。
今回のリフォームで管も全て引き直しを行いますので、水漏れの問題も全て解消いたします。

●水漏れ+基礎の不足によるシロアリ被害が見られました
更に、こちらの増築部分は、基礎や土台が設置されていなかったこともあり、建物が地中に流れ出した水分の影響をもろに受けてしまう状態でした。

その為、シロアリの被害が既に発生してしまっておりました。

シロアリ被害のあったこちらの壁面は、今回、一旦全て撤去を行い、新しく造り直しをいたします。

それでは工事の様子をご覧ください!
解体が終わったところで、いよいよ補強が始まりました。

E様邸は、かなり良い状態ではありましたが、既存の壁を取り払ってしまうので、やはり強度は落ちてしまいす。補強がしっかり終わるまでは、要所要所に仮補強をしながらの慎重な作業となります。

工事の折々には、E様にも進捗状況をご確認いただき、実際にお住まいになるE様にとって不透明な事が無いように進めます。


補強を行いつつ、まずは...早くもユニットバスの設置!!
今まで増築部分に在来のお風呂があったE様邸。リフォームでユニットバスに変わり、お風呂の位置も変更になります。

このユニットバス、住宅の中でもかなり大きなエレメントになります。 工事が進んでからでは中に入れられなくなってしまうため、かなり早い段階で設置いたします。




まずはユニットバスの周辺の補強、土間打ちを行います

そして断熱材の施工を行い・・・・

まずは浴槽が入りました。

 

四角いユニットを組み立てます。

上手く入りました。構造の柱や筋交いが立つ中、ユニットだけ出来上がっているというちょっとユニークな光景ですね。

基礎&土台の工事
建物を支える足元になる土台と基礎。
今回のリフォームで、現代の建物の基準に合わせたものにいたします。

また、増築されていた部分、こちらには基礎土台がありませんでしたので、今回しっかりしたものを造り、母屋と繋げます。


増築部分の基礎&土台工事

こちら、増築された部分は基礎土台がありませんでしたし、シロアリの被害も見られましたので、まずは写真のように、上にあったものを全て撤去いたしました。
ガレキも撤去され綺麗になりました!

下が全部無くなってしまっているので、このままだと上が崩れてきてしまいます。
写真のようなパイプサポートで仮補強しています。すごく丈夫なつっかえ棒のようなものですね。

そして新しい基礎を造ります。
まずはこちら、立ち上がりの基礎から。 型枠が組まれました。もちろん鉄筋もしっかり入っています。


コンクリートが流し込まれ、上には、基礎と繋がる土台も設置されました。

この新しい土台と繋がる、新しい柱が早速立てられます。

土台と柱は、耐震金物でガッチリと結合。強い力がかかっても抜けたりはしません!

母屋の基礎&土台の補強工事
こちらは母屋の部分。

基礎がしっかりと造作されていますが、こちらのお宅が建築された当時の工法による基礎であり、地面には、いわゆる今の様な「ベタ基礎」は無く、床を取ると、地面が見えます。

今の住宅は、下に耐圧盤と呼ばれるスラブ面を造り、足元を強固に支えることが望ましいとされております。
そこで、もとからある立ち上がりの基礎(かなり高さのある立派なものでした)を活かしつつ、耐圧盤で補強するという形を取ることにいたしました。

こちらの母屋は、既存の基礎、そして土台の状態も大変良かった為、間取りの変更や補強で、交換をする箇所以外は、再利用することになりました。

防蟻処理をして、柱や筋交いとの接合部分に金物を設置、より強固なものにいたしました。


地面の湿気がコンクリートに影響を及ぼさないように、防湿シートを敷きます。

左がミキサー車(左)そしてポンプ車(右)がやってきました!基礎を打つ際は、このように公道を使用させていただくため、道路使用許可を取るのはもちろん、ご近隣様へも挨拶を行う必要があります。

コンクリートが流し込まれます。


表面が丁寧に均らされ、出来上がりました。

土台と繋がり、床を支える「大引き」。 こちらの本数も、リフォーム前に比べると増やしています。

こちら、大引きを支えるための「床束」です。 少し前は、四角い石などを使用していたのですが、今はこのようなコンパクトで丈夫な金具が使用されております。


シロアリがやって来ないように、防蟻材を塗ります。

こちら、土台や大引きの外側に、細い板のようなものが添えられているのがおわかりでしょうか?これは、床のレベル(水平)を整える為のもので「根太掛け」と呼ばれます。

柱や筋交いと土台がしっかりと固定されました。

柱・筋交い・梁の補強
E様邸が最初に建築された時代、昭和30年代は、耐震診断や耐震強度を数値化するなどということはありませんでした。

だからといって、当時の工務店が行った建築の耐震強度が必ずしも悪いということではありません。 優れた棟梁が手掛けた建物は、数値化できないしても、優れた耐震性能を持った建物のあります。

但し、エコリフォームで耐震補強を含めたリフォームをする場合は、計算ソフトを使って耐震性能をきちんと構造評点として数値化します。

構造評点は、高いに越したことはありませんが、目標とする数値は、1.0以上です。
1.0の数値は、震度5の地震で倒壊しない、震度6で人名が奪われないということです。

今回のリフォームでも、構造評点1.0をクリアする計画をご提案しました。 そのために柱や梁の補強、筋交い、耐力壁を増やすといった工事をしっかり行います。


柱の補強・交換・新設
今回のリフォームで、間取りが大きく変わるのに合わせ、柱を入れ替えたり、既存の柱に新しい柱を噛ませて強度を上げる、と言った補強を行いました。



こちら、柱交換の様子。
新しい柱を入れる為に、前の柱をスコンと抜いてしまうのは、非常に危険です。 柱によっては、抜いてしまう事で建物のバランスが一気に崩れる事もありえます。

その場合、どのように交換をするのか?と言いますと、 上図のように仮柱を使い、支えが取れないようにしながらの慎重な作業になるのです。
右の写真、1階から2階まで1本で繋がった柱なのがおわかりいただけるでしょうか。 1階の土台から2階の軒までを通るこの長い柱は、木造軸組み構造の建物では特に重要な構造材の一つです。

基本的に抜いてはいけない柱なのですが、家の状態によっては、この通し柱に深刻なシロアリ被害が発見され、交換を余儀なくされる場合もあり、それは非常に危険が伴う慎重な作業になります。

E様邸の通し柱は傷みが全く無く、立派な状態でしたので、そのまま残し、筋交いで補強したり、横に新しい柱を抱き合わせるといった形を取って、補強いたしました。


色が濃いものが、残す柱、白いものが新しい柱です。実際に解体して、建築士が状態を厳しい目で確認し、交換したり残したりといった判断を行い、正確に施工されます。

こちら2階です。新しい間取りに合わせて柱が立てられていますね。

1階の、土台に近い下方部分には、シロアリ防止のための防蟻材が塗られました。

木材の寿命について

木は、質の良いものが使用され、かつ、きちんとした施工をされていて不具合が無く、シロアリ等の被害が無ければ(この条件が結構厳しいのですが)、 とても長持ちする素材です。

実際、木造の寺社仏閣など、大変古い建築が沢山残っています。世界遺産の法隆寺などは修繕を行いつつも、何と1000年です!

あまりに傷みが進んでいる場合はほとんど交換、なんていうこともありますが、
状態が良い場合は、無理に交換を行う事は却って危険を伴うので、出来るだけそのまま使用させていただくことも多々ございます。

筋交いの補強・新設

筋交いの補強も非常に重要です。
この筋交いがバランス良く入る事で、地震の揺れに対して粘りを持って耐える建物になります。木造軸組工法の建物にとって、この筋交いのバランスというのは、とても大事なポイントになります。

リフォーム後の間取りにあわせ、新しい筋交いを入れるのは勿論、既存の筋交いの補強も行います。
昭和30年当時は今の住宅では基準となった耐震金物というのは無く、クギを打ち付けて固定がされていました。 (接合の為の耐震金物が義務化されたのは平成12年の建築基準法改正の時です)

今回はせっかくスケルトンですから、建築当時のもの筋交いも、専用の金物で改めてしっかり固定いたしました。


梁の補強
2階や屋根の重さを支える為に必要なものが、梁です。 梁があることで、2階からかかる力を、1階の柱へと分散してくれます。

梁は、下階の空間の広さや、上からかかる荷重によって、太さが変わります。
梁が細いと、上階の重さが支えきれず、床がたわんでしまうこともありえるのです。

勿論、E様邸ではそんな事はありませんでしたが、リフォーム後は2階にロフトが出来るため 、今までよりも強固に、2階の重量を支えるようにしなければなりません。
建築当時の梁も活かしつつ、場所によっては新規の梁も入れて補強を行いました。


太い梁が2階と屋根の重みを支えます。

こちらでは、既存の梁が補強されています。

こちらは2階ロフトを支える梁です。

耐震金物の設置
上記の筋交いの項でも述べておりますが、建築基準法で、接合の為の耐震金物が義務化されたのは平成12年のこと。

当然、昭和30年代の建築のE様邸では、耐震金物は使用されていませんでした。

耐震金物は無くとも、当時の腕の良い大工さんがノミで刻んだ正確な継ぎ手、仕口は、そう簡単にスポッと外れてしまうものでは無く、当時あった最良の金物で結合されてはいました。

が、やはり、設置した方が強度は上がりますし、耐震診断をする際に出る「構造評点」も、はっきりと出す事ができます。

この耐震金物も、年々研究が進められ、様々な種類が登場しており、それぞれ適した箇所があります。梁と柱、筋交い、土台、桁の結合部に、それぞれ、その箇所に適した金物を取り付けいたしました。




梁と柱、筋交いを繋ぐ耐震金物を、大工が設置中です!

こちらは筋交いと柱を繋ぐ専用の金物です。

場所によって、適した金物が違ってきますので、使い分けながら施工します。

継ぎ手、仕口とは...

木材と木材の接合部分のこと。 木材と木材の接合部分のこと。
現在は「プレカット」と呼ばれる機械による加工が主流になってきましたが、昔は大工さんがノミやノコギリで丁寧に刻んでいたのです。

昔の大工さんの刻んでいた継ぎ手、仕口は、現在の住宅に比べると、長さがあり、より強固に結合するようになっていました。 今でもそういった技術は伝承されていますが、一般の住宅ではあまり見なくなってしまいました。

耐震金物は、耐震性を上げるという面で意味があるものであるだけでなく、簡易化するためのものでもあるという訳です。
※写真は、機械のプレカットによる継ぎ手です

耐震金物の設置




建物の角になる部分に設置することで、揺れを抑えてくれる効果のある「火打ち」です。もともと施工されていた火打ちに加え、鋼製の火打ちの追加を行いました。

屋根の葺き替え
今回のリフォームでは、軽い素材で大屋根に葺き替える計画をご提案いたしました。

E様邸のリフォーム前の瓦の屋根は、割れや、ズレなどはなく、雨漏りをしたこともなく、決して悪い状態ではありませんでしたが、増築部分の屋根の傷みがありましたし、現代の個人の住宅に於いて、より耐震性を高めるといった目的として有効な手段なのは、やはり屋根の軽量化です。

例えば、収納棚であっても、一番上の棚にだけ重い物を入れてしまった場合、 グラグラしてしまいます。家も同じ事が言えるのです。

今回のE様邸のリフォームでは、屋根裏にロフトを造作しますので、 屋根の軽量化は必須でした。


長年活躍してくれた瓦の屋根の撤去中です。今までありがとうございました。

新しく葺く屋根の為の下地が造られます。

屋根は雨漏りが起こりやすい箇所なので、しっかりと防水シートを。
そして軽量で丈夫なアスファルトシングルの屋根が葺かれました。上のスキマは、わざと開けている通気の為のものです。

勿論、通風穴はそのままにはしません。屋根のてっぺんに取り付ける「棟包み」を設置して完成です。

拡大するとこのような仕上がりです。薄い屋根材なのですが、丈夫さに優れたアスファルトシングルは、北米から入ってきた屋根材で、近年は日本でも普及が広がっています。

外壁を新しく
外壁に貼るパネルも、耐震性のあるものになり、強度が上がります!

右写真の真ん中、壁に貼られているグレーのパネルは「ラスカットパネル」という外壁材です。

外壁の下地として使用される構造用合版に、防水膜+特殊セメント凹凸層を重ね、 これを貼るだけで外壁の下地と、モルタルの下塗りまでの工程を行ったのと同じ状態になります。

耐震性、防火性に優れ、安全性もUPです。

水道も全て引き直しを行い、環境改善!
E様の心配の種の一つであった、排水。
お風呂の水が流れにくくなっており、何か問題が生じているのでは・・・とおっしゃっていました。

リフォーム前のE様邸で使用されていた排水管は「土管」でした。

当時の排水管としては一般的なもので、質の悪いものではありませんが、最初の建築からは48年、増築してからも40年近い年月が経過してきておりますと、さすがに寿命です。

土管は60センチの長さで作られ、それを何本も繋いで長い管にしています。これが古くなってくると、その結合部分がどうしても外れやすくなってきます。

E様宅の排水を外の道路まで出す為の土管の排水管は、地面に埋められて設置されておりましたが、地中で接合部にズレが生じており、水漏れと詰まりが生じていたのでした。

水漏れすることで、地中はいつもジメっと水を含んだ状態であったのでしょう。そこからシロアリ被害を招いており、詰まりは、E様も気にしていらしたお風呂の排水問題の原因になっていました。

今回行ったスケルトンリフォームでは、壁や床を全部撤去しますので、排水管だって全部新しくできちゃいます。

古い土管は全て撤去。
そして、近年の住宅で標準になっている、外れにくい塩ビ管に変更を行いました。


新しく引き直された水道管。白い管は、ガス管です。

こちらは、新しくなるお風呂(ユニットバス)の下に管を通しているところ。黒い細い管は給湯管です。

2階にもトイレや洗面が着きますので、水道管が上まで通ります。
※銀色の太い管は水道ではなく、換気扇のダクトです。

現代の暮らしに合わせて電気のリニューアル
こちら解体後のE様邸。
上を通っている線が、今まで使用していた電気配線です。
昔懐かしい形の可愛らしい「碍子」を使って、宅内の必要な箇所に電線を通していました。

今日、家庭で使用する電気量がとても増えました。
その為、たまに容量オーバーしてしまうことがあったそうで、以前はよく、ヒューズがバツンと飛んでしまっていたそうです。

今回のリフォームではキッチンをIHにされますし、容量UPは必須です。
それだけではなく、コンセントの位置も、今後の暮らし方を伺いながら大きく変更、必要な場所に必要なだけ設置しますから、電気配線自体が大きく変わります。


こちら、いつもお世話になっている電気屋さん、考和電気さんです! お祖父さんの代からのべテランの電気屋さんです。

内装が出来てきてしまってからでは電気配線は出来ませんので、まだ構造がむき出しの状態の時に配線を行ってくれます。 ロフトにも照明が付きますので、確認してくれているところです。

工事が進み、壁がついたところ。コンセントになる位置に電気配線が通ってきていますね。

過ごしやすいお住まいにするための断熱工事
昭和30年代の一般の住宅では、断熱材が一般的ではありませんでした。
E様邸も、やはり断熱材は入っていませんでした。

断熱が入っていないと、夏は外部の熱、冬は外部の寒さが宅内にまで影響し、 快適にすごす為には、暖房、冷房といった空調を強く効かせなければならなかったと思います。

今回のリフォームで、断熱材を壁、床、天井に施工し、暑さ、寒さの影響の少ないお宅に生まれ変わります。



壁と天井の断熱に使用したのはパーフェクトバリア。ペットボトルの再生で作られていて、湿気に強く、長持ちです。
断熱材が湿気てしまうと、その重さで下にへたってしまう事がありますがその点、パーフェクトバリアは安心です。


床に使用したのは、こちらの床断熱材「フクフォーム」。

床下ってものすごくヒヤッとしているんです。 その為、床に断熱が無いと冬は床からの寒さに悩まされますがもう安心!

リフォーム後は、お母様のお休みスペースが1階になりますが、夏も冬も快適に過ごせる空間になりました。



窓も、古いものは今回全て撤去し、断熱性の高い複層ガラスに変更。
複層ガラスは二枚のガラス間にほんの少しの隙間を開けて合わせたもので、 この隙間が外部の寒さ暑さの影響を軽減してくれるのです。

昔ながらのシングルガラスより厚みがありますので、サッシごと交換する必要があり、外壁と干渉するため、窓だけ交換する場合でも、壁を壊す必要が出てきますが、今回のようなスケルトンリフォームであれば、一緒に全取替えできてしまいます。


ガス管の引き直しで思わぬ所まで改善できました
ガス管も、古くなっていたので引き直しをすることになりましたが、ここで問題発生です。宅内のガス管工事を行う際、何と、宅外、公共道路の下を通る公共のガス管に漏れの恐れがあることが、わかったのです。

地面を掘ってみたところ、ガス漏れにより土が変色していました。 これは非常に危険な状態だったと言えます。何かの拍子で引火してしまったら火事が起こってしまっていたでしょう。

緊急を要しましたので、すぐに東京ガスさんによる改修工事が行われました。 こちらは公共ガスの問題でしたが、今回のような大掛かりな工事をすることでわかった事なので、本当に良かったです。

内部造作・外壁仕上げ・内装...完成に近づいてゆきます!

内部の造作が進みます。こちらはキッチンカウンターの骨組みが造り始められたところ。

そしてキッチンが搬入され、組み立てられます。造りかけのカウンターの周りに置かれているのがキッチンのパーツ。搬入時はこのように、まだバラバラなのです。

完成に近い形になったキッチン。ぐるりと取り囲むように収納も出来ました。


こちらでは、窓枠を造作中。床のフローリングに合わせて明るい色合いの天然木の枠になります。

こちらはお母様のスペースになる箇所です。最も腰をかけやすい高さになるように、実際に座っていただき計っているところです。

「そうねぇ、このくらいが、丁度いいわねぇ~」


こちらは2階。上のロフトが出来上がってきています。

お客様にもご覧頂きました。「広いですね!」とお喜びです♪

一度撤去し、架け替えをした階段。以前よりかなり緩やかな傾斜になり、安心して上り下りできるようになります。


木部のオイル塗装を行っています。天然の木なので反ったり割れたりするのを防ぐ為に、こういった仕上げが必要なのです。

クロス(壁紙)が張られ始めました。E様邸では自然素材である和紙壁紙「玉紙」を採用しました。和紙の壁紙は、季節によって伸縮するという特性があるため、縮む時期にスキマが出来てしまわないような、丁寧な施工が必要になります。

壁紙が入るとパッと印象が明るくなりますね!


E様邸リビングに合わせたサイズのテーブルが造作されました!

こちら、外部の仕上げ工事の様子です。上で紹介したラスカットパネルの上から、モルタルのための下地が塗られたところです。ラスカットだけでも強さとしては充分なのですが、ツルッとした美しい外壁に仕上げる為には、この下地塗りが必要なのです。左官職人さんが丁寧に仕上げた下地が凹凸が無くとっても綺麗です。

モルタルは二度塗りで仕上げます。まず1度目。


2度目が塗り終わったところです。独特の風合いのあるモルタル壁が出来上がりました。

玄関と、エントランスのタイル張り。角のところも丁寧に。このような箇所が丁寧に出来ているかいないかで、印象が随分変わってしまうんです。

そしてついに、外壁を覆っていたシートが取り外されました!もう、お引渡しの日は間近です!





三ヶ月の工事の間、お近くで仮住まいをいただいていたE様。大変ご不便をおかけいたしましたが、ついにお引き渡しとなりました!
48年前にこちらに建築されてから、ご家族、そして移り行く街の歴史を見守ってきた大切なお住まいをお任せいただき、感謝いたします!


完成の様子をこちらで詳しくご紹介させていただいております!



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