TOP > リフォーム事例 > 部分リフォーム > 築35年の木造住宅を耐震補強

築35年の木造住宅を耐震補強

築35年の木造住宅を耐震補強

N様邸 ハウスデータ

築年数35年
構造木造2階建て住宅
広さ66㎡(1階10坪+2階10坪)
内容耐震補強・内装リフォーム
地域東京都墨田区

N様は2011年に発生した東日本大震災を体験し、家が揺れることにとても不安に感じていたそうです。 墨田区の耐震診断を受けた結果も心配だったため、大切なお住まいを耐震補強したいとお問い合わせくださいました。

N様のご希望で、大切なお住まいを大規模に変えてしまうのではなく、そのままの雰囲気を残した耐震補強を行うことになりました。 区の耐震助成金制度も利用した、住みながらの耐震補強リフォームをご紹介します。

N様のご要望

とにかく揺れるのを何とかしたい

2011年3月11日の東日本大震災の際、職場にいらしたN様ですが、東京でもかなりの揺れを感じ、「自宅が倒壊してしまったのでは?」と心配だったそうです。

余震も続く中、毎日不安で、家が揺れるのを何とかしたいとお考えでした。

屋根が瓦なのも気になっていたそう。

耐震診断で心配な結果だったので、改善したい

その後、墨田区の木造住宅無料耐震相談を受けると、心配な結果が出てしまったそうです。 N様は、弱いと診断された部分を少しでも耐震補強したいと、エコリフォームにお問い合わせくださいました。

※N様邸は昭和56年以前の建物なので、区の無料耐震診断を受けることができました(リフォーム時)。詳しくは、墨田区のリフォーム耐震助成金をご覧ください。

今の姿のまま耐震補強がしたい

N様邸は、ご家族とともに歩んできた大切な築35年のお住まいです。 スケルトンリフォームまではしないで、今の姿のままでポイントを押さえた耐震補強をしたいというご要望でした。

インテリアコーディネーター
千葉 容子

N様は耐震補強リフォームをするとお決めになり、はじめは区から派遣された工務店さんに相談されて、「建物全体を耐震補強する必要がある」と言われたそうです。 しかし、今のお住まいをとても大切にしているため、それほど大がかりな工事ではなく、今の雰囲気をそのまま残した耐震補強をしたいとご希望でした。

そこで、それほど大規模な改修をしなくても、しっかり耐震補強を行っているエコリフォームの事例を見つけてくださり、場所も近いということで、お声がけくださいました。ありがとうございます。

現地調査

N様邸は東京都墨田区の下町、昔ながらの風情のあるエリアに建つお住まいです。 エコリフォームの一級建築士・塩谷敏雄がお伺いして、建物の調査を行いました。

実際に見てみると、「かなり揺れる」というN様のお話の通り、いくつか心配な点が見られました。

N様邸の心配な点

  • 室内の壁が少ない
    長方形の建物の、短手方向の壁が極端に少なくなっています。
  • 建物正面に壁がない
    1間の玄関扉+1間の窓なので、壁がまったくない状態です。
  • 瓦屋根になっている
    瓦の屋根で建物の上部が重くなり、揺れが増幅されています。
  • クラックがある
    外壁に数ミリのクラック(ひび)がたくさん見られました。

N様のお住まいは昭和52年築で、建築基準法が変わる前の「旧耐震基準」の建物になります。 新耐震基準の建物に比べると壁が不足していて、その弊害で外壁にクラックが生じているのではないかと思われます。

一方で、安心できる良い点もありました。

N様邸の安心な点

  • 建物の傷みが少ない
    きちんとメンテナンスをして、大切にお住まいでした。
  • シロアリ被害がない
    床下収納から確認したところ、シロアリ被害は無さそうでした。

インテリアコーディネーター
千葉 容子

床下の土が湿気ていると、水分を好むシロアリが集まる元になりますが、N様邸の床下の状態は良好でした。 あまり広範囲にシロアリ被害が見られた場合は、いったん骨組みだけにしてスケルトンリフォームをしないと、十分な耐震補強ができないことがあります。

N様邸ではシロアリ被害もなく、部分的な耐震補強が可能だろうということがわかりました。

現地調査の結果をN様に報告し、耐震補強リフォームをお任せいただくことになりました。ありがとうございます!

耐震診断

N様邸はすでに墨田区の無料耐震診断を受けていましたが、耐震補強計画を立てるためには、さらに詳しい情報が必要です。 エコリフォームの一級建築士・塩谷敏雄が、詳細な耐震診断を行いました。

実際に耐震診断を行っている様子をご紹介します。

屋根裏に筋交いがあるかどうかなどを確認します。

床下も可能な範囲でチェックしました。

コンセントを外して壁の素材や厚みなどを調べます。

壁のクラックも詳しく調査します。

専用のスケールでクラックの大きさを測りました。

機械を使って建物の傾きをチェックします。

耐震補強の経験が豊富な建築士の目で様々なポイントを確認し、撮影も行いました。 調査データを耐震診断の専門ソフトに入力することで、建物の耐震性を示す数値「評点」が算出されます。

その結果は...。

評点 0.23「倒壊する可能性が高い」

評点 0.7未満が「倒壊する可能性が高い」とされるので、かなり危ない状態です。

耐震診断で明確になったN様邸の問題点

1階 補強前

2階 補強前

  • 短手方向は室内扉がほとんどで、壁が極端に少ない
  • 長手方向の壁は多く、地震でねじれが生じる可能性がある
  • 1階正面・裏面とも、窓と出入口のみで壁がない
  • 筋交い、かすがいの使用がみられない

耐震補強計画

耐震診断の結果を受けて、以下のような耐震補強計画を立てました。

1階 補強後

2階 補強後

新規に柱を立て、耐力壁を新設

1階の3箇所・2階の1箇所に新しく柱を立て、構造用合板と筋交いで耐力壁を新設します。 1階の外に面した耐力壁は、地震に強い外壁下地材「ラスカットパネル」でさらに強力に。 短手方向の壁を増やし、壁の量のバランスを適正にします。

既存の壁を補強

1階の2箇所・2階の1箇所は、既存の壁の強度が足りないため、構造用合板で補強します。 こちらも短手方向の壁です。

※詳しくは、構造用合板をご覧ください。

仕口ダンパーの設置

仕口ダンパーは、柱と梁の交点である「仕口」に設置する耐震金物です。 仕口ダンパーはゼリーのような特殊素材でしなやかに揺れを吸収し、壁がない面を耐力壁と同等の強度にすることができます。 1階と2階合わせて12箇所に設置します。

※詳しくは、仕口ダンパーをご覧ください。

GDブレースの設置

内側からの補強が難しい箇所には、外壁にGDブレースを設置します。 GDブレースも、壁がない面を耐力壁と同等の強度にできる耐震金物で、内部を壊さずに外から設置できるのが特徴です。

※詳しくは、GDブレースをご覧ください。

屋根の軽量化

上記の補強に加え、重量のある瓦を軽量なアスファルトシングルに変えることで、耐震性をアップします。

※詳しくは、屋根材をご覧ください。

施工責任者
一級建築士
塩谷 敏雄

N様邸を耐震診断したところ、短手方向に壁が少なすぎるのが大きな弱点だとわかりました。 N様のご希望もあり、全体を壊して補強していくスケルトンリフォームではなく、部分的に壊して補強する計画を立てました。

短手方向に新しい耐力壁を新設したり、耐震金物で補強して耐力壁と同じ強さを確保したりといった補強方法を取ります。 補強に使用するのは、現在の建築基準法に則った金物です。

このように短手方向の壁を増やし、補強することで、全体的にバランスが良くなり、地震の際に倒壊する可能性が低くなります。

墨田区の耐震改修助成制度を利用します

東京都墨田区にお住まいのN様は、区の耐震改修助成制度を利用することになりました。 墨田区では、昭和56年5月31日以前に着工した木造住宅かつ、耐震診断で耐震性が低いと判断されたものが助成の対象になっています。

実際に助成制度を利用するには、耐震診断の書類を作成し、区以外の第三者機関で診断内容の認定を受ける必要があります。 第三者機関の認定が下りるまで1ヶ月近くかかりましたが、その後、無事に書類と耐震計画書を区役所に提出することができました。

※詳しくは、墨田区のリフォーム耐震助成金をご覧ください。

住みながらの耐震補強工事です

N様は仮住まいはされず、住みながらの耐震補強工事をご希望だったため、工事を1階と2階で分けるスケジュールを立てました。

まず、水まわりのある1階の工事から始めます。その間、N様には2階でお暮らしいただき、1階のキッチンやお風呂、洗面は使えるように配慮しながら工事を進めます。 1階の工事が終わったら、N様は2階から1階にお引越しされて、2階の工事に取りかかります。

大きな家具などはそのまま置いてあるので、工事する箇所に合わせて家具を移動させながら補強を進めます。

2階で生活

  • 屋根の葺替え
  • 1階 解体
  • 1階 耐震補強
  • 1階 金物取付け
  • 1階 壁・天井補修
  • 1階 クロスの張替え
  • 1階 仕上げ工事

2階から1階へお引越し

1階で生活

  • 2階 解体
  • 2階 耐震補強
  • 2階 金物取付け
  • 2階 壁・天井補修
  • 2階 クロスの張替え
  • 2階 仕上げ工事

N様が工事中にご不便を感じないよう、通常なら一度に行う工事も、1階と2階で時期を分けて行う予定としました。

耐震補強工事の様子

屋根の葺替え

最初に屋根の葺替え工事を行います。

工事前の瓦屋根です。瓦屋根は耐久性・耐火性に優れますが、欠点は重いことです。 建物の上部を軽くすることで揺れを軽減できるため、耐震性を考えると軽い屋根の方が良いでしょう。

屋根の瓦を下ろし、屋根の下地から新しく造り直しました。 下地の上に防水シートを施工します。

屋根材は、軽量で加工しやすいアスファルトシングルに変えました。 耐震性が高く、風雨からも家をしっかり守ってくれる屋根が完成しました。

1階・建物正面の耐震補強

1階にある家具の一部を2階に移動し、残りはキズがつかないよう丁寧に養生します。 解体しない床や畳もしっかり養生してから着工です。

次に行うのは、建物正面(図の右側)の耐震補強工事です。 耐力壁を新設し、仕口ダンパーを設置して、短手方向の壁が少ないことを補います。

1階 補強後

玄関横に耐力壁を新設

N様邸は右隣の家と隣接していて、向かって右側の壁にはほとんど窓がありません。 その分、採光を確保するためか、玄関横に大きめの窓が設けられていました。 この窓を小さくして、新しく耐力壁を造ります。

Before

既存の壁を解体していきます。

既存の壁を撤去し、新しい柱を設置しました。

柱は耐震金物を使って土台にしっかり固定しました。

室内側に筋交いを設置しました。

筋交いも耐震金物で柱と梁に固定されています。

室内側は構造用合板でふさぎました。

外壁側にはラスカットパネルを施工します。

モルタルで下地を塗ります。

前面道路が狭く、人通りが気になるため、新しい窓には人目を遮る効果がある型ガラスを採用しました。 防犯のための格子も付け、安心できる窓になりました。

白いモルタルで仕上げ塗りをして完成です。

仕口ダンパーの設置

窓の部分は耐力壁を新設しましたが、玄関の部分をふさいで壁にすることはできません。 そこで採用したのが仕口ダンパーです。

玄関上の左右に仕口ダンパーを設置することで、耐力壁があるのと同じくらいの強さになります。 いざという時の避難経路にもなる玄関が倒壊しないよう、仕口ダンパーがしっかり守ってくれます。

玄関上の部分に、2つの仕口ダンパーを設置します。

左右の仕口に仕口ダンパーが設置されました。

柱と梁の交点である仕口部分をしっかり結合しています。

玄関と居室の間に耐力壁を新設

玄関と居室の間は、ガラスの入った建具で間仕切りされていました。 採光や通風には良い建具ですが、地震に耐える力はありません。

そこで、建具の2/5ほどのスペースに、新しく耐力壁を設置することにしました。

Before

右側のスペースに、筋交いの入った新しい耐力壁を設けました。

耐震金物を使って、新しい柱にしっかり固定されています。

構造用合板で閉じました。後でボードとクロスを張ったら完成です。

1階・建物裏面の耐震補強

次は勝手口がある建物裏面(図の左側)の耐震補強工事です。 建物裏面も、キッチンの窓と勝手口、トイレの窓が並んでいて、壁がない状態になっています。

こちら側にも新しい耐力壁を造り、勝手口に仕口ダンパーを設置して補強します。 キッチンの窓は室内側から補強できないため、外側からGDブレースを取り付けることにしました。

住宅が密集している都心部のお住まいなので、勝手口の外はスペースがあまりありません。 限られたスペースで、職人さんたち丁寧にが作業してくれました。

1階 補強後

Before

勝手口横に耐力壁を新設

勝手口の横にあるトイレの窓を小さくして、耐力壁を新設します。

トイレの窓を室内から見たところです。

既存の窓を撤去して、小さめの窓を設置し、新しく壁を造りました。

天井を一部解体して、新しい柱と筋交いを構造部分に接続します。

耐震金物を使ってしっかり固定しました。

構造用合板で壁をふさぎ、石膏ボードを張りました。

クロスを張り直して、きれいにできあがりました。

外側はラスカットパネルを張りました。モルタルを2度塗りして仕上げます。

GDブレースの設置

キッチンの窓の部分も耐力壁にした方が良いのですが、キッチンが移動できないため、室内側からの補強ができません。 GDブレースを使って、外側から補強することになりました。

GDブレースは外側から補強ができる金物なので、内部が壊せない場合や、内装をそのまま残したい場合に有効です。 GDブレースは外壁に直接穴を開けて設置するため、雨漏りなどがないよう慎重に施工する必要があります。

Before

GDブレースは作業スペースがあまり取れない場合も設置が可能です。

X字に設置されているのがGDブレースです。

外壁にしっかり取り付けられて、筋交いと同じように働きます。

仕口ダンパーの設置

勝手口の上部にも、左右に1つずつ仕口ダンパーを設置します。 柱と梁の交点に仕口ダンパーを正しく設置するため、天井を一部解体する必要があります。

仕口ダンパーを設置するため、天井の一部を解体します。

梁と柱の交点である仕口部分に、仕口ダンパーを設置しました。

2階の耐震補強

1階の補強が完了したところで、N様には2階から1階へお引越ししていただき、次は2階の耐震補強工事です。

2階も1階と同様、短手方向の壁が少ないことを補うため、壁を新設・補強して、バランスの良い建物にします。

2階 補強後

間仕切り部分に耐力壁を新設

2階にある2つの和室は建具で仕切られていて、壁はありませんでした。 普段は家具が置かれていて、建具を開けることはないとのことで、間仕切り部分に新しく壁を造ることにしました。

梁も新しく設けて、筋交いの入った耐力壁を新設します。 耐震金物を使ってしっかり固定し、地震の揺れによって壁がバラバラになるのを防ぎます。 これで2階の耐震性が増し、より安心になります。

Before

間仕切り部分の上に新しい梁を架け、既存の柱に固定します。

新しい柱を立て、筋交いを入れます。

柱と筋交いを新しい梁に結合します。

結合部は耐震金物でしっかり固定されています。

構造用合板で壁を閉じていきます。

新しい耐力壁の完成です。後でクロスを張って仕上げます。

建物正面の壁を補強

建物正面側の壁は、仕口ダンパーと構造用合板で補強します。

短手方向の壁でもあり、玄関の上にも当たる大切な箇所です。窓の上に仕口ダンパーを設置し、既存の壁も構造用合板を使って補強します。

Before

天井を一部解体して、仕口ダンパーを設置します。

仕口ダンパーを設置し、構造用合板による補強も行いました。

解体した箇所を元通りふさぎ、クロスを張って仕上げます。

建物裏面に仕口ダンパーを設置

建物裏面の壁も補強していきます。 開口部となっているトイレの窓、押入れの襖部分など、4箇所に仕口ダンパーを設置します。

柱と梁の交点に仕口ダンパーを取り付けます。

仕口ダンパーを2つ設置しました。

仕上げ工事をして完成!

補強のために解体した箇所をきれいに直して、耐震補強工事が完了となります。 合わせて、解体しなかった部分もクロスの張替えを行いました。

耐力壁を新設した間仕切り部分です。きれいにクロスを張って仕上げました。

建物正面も、補強した壁と仕口ダンパーを設置した天井部分に、新しいクロスが張られました。

階段の壁のクロスも張り替えて、明るい印象になりました。


耐震補強によって、評点が0.98まで上がりました

建物の耐震性を示す数値「評点」が、事前の耐震診断では0.23(倒壊する可能性が高い)でしたが、耐震補強工事で0.98(倒壊する可能性がある)まで上昇しました。

評点は1.0以上で「一応倒壊しない」レベルとされています。 築年数が長いお住まいでは、かなり大がかりな工事を行わないと、評点を1.0まで上昇させることは難しくなります。 費用も工期もかかり、現実的ではない耐震計画になってしまいます。

今回、大きく変えずに耐震補強がしたいというご希望と、想定されていた予算から、最善と思われる耐震補強方法を取りました。 評点1.0まではクリアできませんでしたが、評点1.0にできるだけ近づけることができました。 これで建物が倒壊する可能性はぐっと低くなり、いざという時に避難する時間も十分確保できたと思います。

評点評価
1.5以上倒壊しない
1.0以上~1.5未満一応倒壊しない
0.7以上~1.0未満倒壊する可能性がある
0.7未満倒壊する可能性が高い

墨田区の耐震改修助成制度を利用しました

東京都墨田区には、耐震改修助成と簡易耐震改修助成の2つの制度がありますが、今回の耐震補強工事では、簡易耐震改修助成で申請を行いました。 耐震改修の方は、工事後の評点を1.0以上とする規定があったため、規定のない簡易耐震改修を選択しました。

今回の場合、申請を行ってから受理されるまで、約1ヶ月の期間がかかりました。 区役所が申請書をチェックして実際に受理されるまでの期間は、区によっても異なり、明確にはなっていません。 思ったよりも長くかかってしまうこともあります。

助成金制度の利用をご希望の場合は、なるべく早めに計画を立てて、リフォーム業者に相談することをおすすめします。

※上記はリフォーム当時の内容となり、年度ごとに制度の変更がありますのでご注意ください。 詳しくは、墨田区のリフォーム耐震助成金をご覧ください。

施工責任者
一級建築士
塩谷 敏雄

この度はエコリフォームを信頼して工事をお任せいただき、ありがとうございました。

今回の耐震補強の大きな目的は、N様が大切に暮らしてきたお住まいを、今後も不安なく暮らせるようにすることです。 きちんとした大工さんが建てた良い建物を安心な状態にするために、最善を尽くしたつもりです。 お住まいになりながらの工事のため、ご負担やご迷惑をおかけしたことと思いますが、快くご理解、ご協力くださり、ありがとうございました。

首都圏に直下型地震が起こる可能性が高いと言われる中、大きな地震に対しての備えは、いくらしても足りないものです。 エコリフォームでは、不安を安心に変え、安全で安らげる空間を目指しています。 今回、しっかりとした耐震工事を行い、N様が安心して暮らせる建物を実現することができて、誇らしく思います。 どうか、今後ともよろしくお願いいたします。

インテリアコーディネーター
千葉 容子

今回の耐震補強リフォームは、お問い合わせをいただいてから完了まで、約半年かかりました。 助成制度の申請に時間がかかったこともあり、工事をお待ちいただく期間も生じてしまいましたが、N様はずっと私たちを信頼して、丁寧にご対応くださいました。

住みながらのリフォームのため、工事期間中はお住まいが工事現場になっている状態でした。 普段の生活と違ってご不便だったと思いますが、快くご協力くださって、滞りなく工事を終えることができ、感謝しております。

この度は誠にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

リフォーム後のご感想

N様より

以前は、地震があると大きくゆさゆさ揺れていたのに、耐震をしてからは、大きく揺れることが無くなりました。 「今日の地震大きかったね~」という話を聞いても、うちはそれほど揺れなかったな、と感じます。 耐震補強を終えて不安がなくなり、精神的に安心したことが、何より良かったことです。

他の工務店さんに相談をしたら、耐震補強に1000万円以上かかると言われてしまって、現実的な額ではないので困っていました。 そんな時エコさんを見つけて、東京都内で耐震補強した実績もあるし、女性が多いのでお話しやすいかなと思いました。 本当に耐震補強をやって良かったです。

お客様インタビューはこちら