TOP > リフォーム事例 > ワンフロアのリフォーム > 築30年の鉄骨住宅。安心して暮らしを楽しむ家に:完成の様子
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■築年数 | 30年 |
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■住宅仕様 | 3階建て重量鉄骨造住宅 |
■広さ | 1階+2階+3階 約34坪(112㎡) |
■リフォーム内容 |
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■地域 | 新宿区 |
1F 自然素材を使った明るいLDKとなり、ご家族団欒が楽しめる空間に!水周り設備も改善され、使いやすさもアップです。
リフォーム前は、ダイニングキッチンと、居間が分かれていました。
一昔前であれば、家事をする場と、家族団らんの場所は分けるという、
このような間取りが一般的でしたが、近年のライフスタイルでは、
キッチンも団欒の場の一部になったオープンなLDKが主流になってきています。
K様も、奥様が以前から、キッチンで作業をていると、居間のお子様の様子がわからないので、
仕切りが無くなれば良いなとお考えになっていました。
今回のリフォームで、思い描いていたオープンな空間が実現です!
リフォームで旧キッチンと和室の間の間仕切りをなくしましたが
そのことで、和室の収納が1箇所無くなることになりました。
それを補いつつ、スペースを有効活用できるように、
キッチンカウンターに合わせる形で天井いっぱいの高さまでの収納を造りつけしました。
幅が90cm、奥行きが35cmと大容量です。
カウンター下の部分にも棚を設けました。
こちら、お子様の本や、学校から配られる資料をファイルにまとめて出し入れがしやすいようにしたい、
とのご要望に合わせて収まるようにお造りしたものです。
隅々まで、デッドスペース無しです!
こちら、カウンターの高さと同じ高さの棚の部分に、
電話を設置されるご予定です。
その為、コンセントとコードを通す為の穴を設けています。
電話の周りはコードでゴチャゴチャしがちですが、そのコード類もスッキリと収まります。
新しいLDKの床に採用したのは、無垢の樺桜フローリングです。
K様との商談中、無垢フローリングを採用したお部屋などをご覧いただき、
その良さに実際に触れていただいて、決定したものです。
こちらのリビング、当初の計画では、大きなLDKにしつつも、
リビング和室のような形で畳の部分を設けるというお話でしたが、無垢フローリングがとっても気に入ったK様。
キッチン、洗面室、トイレの床に採用したのはコルクタイル。
こちらも樫の木から造られた自然素材です。
触り心地は大変快適で、裸足でもヒヤッっとしません。
そして、無垢との大きな違いは、水濡れに強いということです。
コルクといえば、ワインの栓に使われているくらいですものね。
弊社が行うリフォームの水周りでは特によく使用する素材です。
リフォーム前は、お風呂の脱衣場(兼、洗濯機置き場)のスペースとと、
洗面台のあるスペースが仕切られており、それぞれが狭いので、使い勝手の悪さを感じていらっしゃったそうです。
特に洗面台は、朝のご出勤&お子さんの登校の時間に皆さんがお使いになるので
混み混みになってしまって・・・とお悩みでした。
今回のリフォームで間仕切りの壁を撤去し、一つのスペースにすることで、使い勝手が良くなりました!
それぞれの設備も新しくなっています。
間仕切りをなくしたことで、洗面台も以前よりも随分と幅の広いものにすることができました!
床には、階段下のスペースを有効活用することで、広くなったトイレです。
合わせて、リフォーム前にトラブルがあったという水道の配管も新しくしました。
こちらのトイレは、1年ほど前にリフォームされている為、トイレ本体はまだ新しいので、また再利用させていただき、床を水濡れに強いコルクに張替えをいたしました。
スペースが広がったことでタオル掛けも設置することが出来ました。
リフォーム前は開き戸だったトイレの出入り口ですが、廊下と干渉してしまっていましたので、今回、引き戸にいたしました。
2F K様が気に入られている和室の良さを活かしながら自然素材で更に良い雰囲気に&収納力アップ
K様邸の2階廊下は、廊下と言ってもかなりゆったりした広さがあり、 リフォーム前はミニキッチンが置かれていました。 以前のオーナーさんが二世帯仕様にされていたのかもしれません。
しかしK様のライフスタイルだと、2階のミニキッチンは不要なものであり
全く使用されていませんでした。
今回、そのミニキッチンを撤去し、その代わり、窓の下の高さにあわせる形で、
ご主人様の蔵書を収納するための本棚を造り付けました。
かなりの大容量ですよ。
また、リフォーム前に奥に設置されていたセントラルヒーティングも、
K様がお使いになることが全くない為、撤去し、そのスペースにも天井いっぱいまでの収納を造り付けしています。
床は、1階と同じ樺桜のフローリングを張っています。
二つの和室はそのままですが、K様の暮らしに合わせたアレンジを行いました。
まずこちら、現在、二人のお子さんのお部屋としてお使いの6畳和室です。
こちらのお部屋はリフォーム前も収納スペースでした。
今回、内部の大幅なアレンジを行っています。
以前は収納に手前にワンクッション置くように空スペースが設けられていましたが、
その部分も収納の一部にし、奥行きのあるウォークインクローゼットにしてしまいます。
奥には、棚をお作りします。
普段あまり使わないものを、ダンボールに入れたまま収納頂くと便利です。
上部は、ハンガーパイプを取り付け、お洋服を掛けて収納頂けるようにしました。
お子さんがご自分で服をかけたりできるように、通常より低めに設置しています。
手前の仕切りを造らないスペースを広めに設けました。
こちらには、お子さんの普段使いのお洋服を仕舞う収納ケース、そして毎日使うお布団を収納されます。
スペースを100%有効に使うため、そしてお子さんが出入りしやすくするため、
収納の扉は設けず、ロールスクリーンで開閉するようにしました。
男の子のお部屋ということで、爽やかなグリーンをお選びになりました。
K様は和室の雰囲気を気に入っていらっしゃっていますので、
2階の二つの和室はそのまま活かすことになりました。
ただ、和室だとお子さんの学習机を置いていると、椅子を動かす度に畳を傷めてしまいますので、
机を置く位置に無垢のフローリングを張り、「板畳スペース」としました。
無垢材は、1階や2階廊下と同じく樺桜を採用しています。
実際に机&椅子を置いてみると、ピッタリです!
もう一方の和室は、ご両親のお部屋です。
こちらも、和室のスタイルは活かしながら、
K様ご家族に合わせた形にアレンジしています。
こちらのお部屋、以前は床の間がありました。
床の間も和室特有のものなので勿体無くはありましたが、
収納スペースを広げることを優先いたしました。
右側には、バッグを沢山お持ちの奥様がお使いできるスペースとして、
中棚の付いた天井までの収納を設けました。
左側はクローゼットとして使えるように、上にハンガーパイプを設けた仕切りの無いスペースとしています。
こちらも空間を有効活用するために、扉は設けず、ロールスクリーンで開け閉めができるようになっています。
数年後、二人のお子さんに個室が必要になってきた場合には、
こちらもお子さんのお部屋になります。
その際に、こちらのお部屋にも机が置けるように、もう一方のお部屋と同じような
板畳スペースを設けました。
ベランダがあるため、1階と2階に比べると狭い3階ですが、
リフォーム前にあった間仕切りを無くしたことで、開放感のある広い空間に。
色々とフリーにお使いいただけるようになり、完成後は3階で過ごす時間が増えたそうです!
今回のリフォームで、3階は特に断熱環境にポイントを置いた対策を行いました。
性能の高い断熱材を使用するのはもちろん、湿度を調整できる空間にするということにも重点を置きました。
夏の暑い時期は、湿気も高くなりがちです。
人の体は、湿気が高いと、より暑さを感じ、湿度が適度に保たれていると
気温が高くても以外と涼しさを感じます。
逆に冬の寒い時期は、空気が乾燥しているとより寒さを強く感じてしまいます。
湿気をコントロールするという事は、断熱と深い関係があるということなんです。
木質繊維を不燃処理して作られた、綿のようにフワフワな断熱材です。
高い断熱性がありますので、天井の太陽熱をシャットアウトしてくれます。
>>セルローズファイバーについて詳しくはこちら
このユニークな名前のボードは、住宅内装材の下地ボードとして使用する素材です。
ゼオライトという天然の鉱物が含まれており、優れた断熱性と調湿性を発揮します。
>>バウビオについて詳しくはこちら
上記のバウビオを下地に使った場合、上から塩ビのような通気性の無いクロスを使うと
バウビオ特有の性能を発揮してくれなくなってしまいます。
このオガファーザー、紙と木のチップで造られた自然素材クロスなので、通気性があり、
更にオガファーザー自体にも調湿性があるので一石二鳥です。
>>オガファーザーについて詳しくはこちら
床に使用したのは1階2階と同じ、明るい色合いの樺桜フローリングです。
先にご紹介したとおり、天然木の板である無垢は、天然の素材ならではの調湿性に優れます。
つまり、夏の暑くて湿気の多い時期は、多すぎる湿気を吸収し、冬の乾燥している時期には、
吸収していた湿気を放出してくれるのです。
>>オガファーザーについて詳しくはこちら
窓も、暑さ、寒さの影響を多く受けます。
そこで、今回のリフォームでは、内側にもう一つ窓を設置!
これだけでも、断熱性は大きく上がりますよ。
K様は、他の自然素材に合わせて、ナチュラルなお色の枠を選ばれました。相性ピッタリです!
>>内窓について詳しくはこちら
こちら側の壁面は全て収納となっています。
使用している建具、収納内部に使用している木材は「桐」。
桐は木の中でも特に調湿性能、防虫性が高いため、昔からタンスによく使用されています。
収納に最も適した材と言えるでしょう。
桐は大変軽量なため、開け閉めがとってもラクであることも大きなメリットです。
向かって左側の部分は、リフォーム前には小さな流しとトイレがありましたが、
K様ご家族は3階の水周りは全く使用していませんでした。
今回のリフォームで撤去し、その部分に収納を追加されました。
こちらは、建具ではなくロールスクリーンで開け閉めできるようにしました。
頻繁に出し入れするものをこちらに収納されます。
3階はワンフロアですが、階段昇降口との境も無くしてしまうと
冬の時期に寒いので、間仕切りのドアを設置しています。
この小さな階段スペースもおしゃれに演出。
壁に、お部屋と同じピクチャーレールをご用意しました。
こちらには外国のゴルフスコア用エンピツをこんな風に可愛くディスプレイしたものを
飾られました。
これらは、リフォーム中の現地打ち合わせの際に「実はこれ、ずっと飾らずに保管してあったんです」
とご主人様が見せてくださり、それならば、と飾る場所をご提案させていただきました。
3階は、居室部分が他の階より少し狭く、その分広いベランダがあります。
経年のため、水はけが悪くなってきていたので、防水コーティングを行い
雨漏りなどが起こらないような対策をしています。