TOP > リフォーム事例 > スケルトンリフォーム > 築30年の住まい、奥様の夢だった「家族が集う家」に



屋内導線がスムーズになり 各スペースがゆったり! 家族団らんが楽しく♪

天然の木を贅沢に使った、心癒される空間の完成

これから先20年30年、 ずっと安心して 住まえるようになりました!

エコリフォームさんは不思議な会社です。 まるで家族の家を作るように、お客の家を作ってくれます。こんなに手間かけて合わないのではと、こちらが心配してしまうほど、打合せに時間をかけて丁寧に希望を聞いてくれます。

家は高い買い物ですし、一生に何回も大がかりなリフォームなどしませんから、不安満載です。その一つ一つを、丁寧に時間をかけていっしょに解決していきました。

リフォームの間、大変だったけど楽しかった。家が出来上がって、ほっとしたと同時に、もう千葉さんや塩谷さんと会えなくなるんだと思うとすごく寂しい気持ちになったのを覚えています。それは、我が家の家族みんなの感想です。

いい家を有難うございました。これからも、家族みんなで大事に使っていきます。お近くに来ることがありましたら、ぜひお寄り下さい。お待ちしています。

ハウスデータ

築年数 30年
住宅仕様 2階建て木造住宅
広さ 1、2階合計 約28坪、約96㎡
リフォーム内容 ・1、2階のスケルトンリフォーム
・外壁工事
地域 東京都荒川区

このページでは、O様邸のリフォームのプランの詳細と、プランが出来るまでの流れを詳しくご紹介いたします!是非ご覧ください。

リフォーム前の様子と、O様のご希望、ご家族のライフスタイルは?

O様邸は、もともとは、ご主人のご両親が30年前に建てたお家で、 そこを15年前にO様ご夫妻が譲り受けられ、住まわれています。

この度、築30年を迎え、ここで一度大きくリフォームを、 と、思われるようになったそうです。

そこで、家全体を構造から見直す「スケルトンリフォーム」が得意な業者さんを インターネットでお探しになり、弊社にお声掛けいただきました。


O様邸の間取りは、建物の中央に階段があるのが特徴でしたが、同時にそれが奥様の長年のお悩みでもありました。

「家族が集う場所であるリビングが、階段がある為に分断されてしまっている・・・」という想いを、入居された15年も前からお持ちであったそうです。

■ ということで、O様のご希望は・・・

  • 中央にある階段を端に移動したい
  • 階段の位置を変えることで、リビングダイニングキッチンを拡張し、家族がゆったりと集える空間にしたい。
  • キッチンはなるべく真ん中に配置し、リビングと繋がりのあるスペースに。
  • 玄関が狭くて、大きな家具などが入らなくて困っているので広くしたい。
  • トイレ、お風呂、キッチンの位置をまとめ、使いやすく、お掃除もしやすく。
  • 2階のベランダが後付けのため段差がある。それを解消したい

■ もちろん安全性も上げたい

  • 間取りを変えても家が弱くなってしまわないように、しっかり耐震
  • 防犯対策をしたい。都心の家なので、空き巣が心配
  • 断熱材を入れ隙間風が入らないようにしたい。夏は暑いのでそれも解消したい

■ O様ご家族構成と、現在のライフスタイル

現在、こちらの建物には、基本的にはO様ご夫妻お二人で暮らされていますが、 お近くにお住まいのお母様と、既に独立されている息子さんが、よく泊まりに来られるのだそうです。

そこで、お二人でありながらも、お母様やお子さんも一緒に団欒することを考えたリビング、そしてそれぞれが泊まることができるスペースも確保したいとお考えです。

■ 仕様の決まったリフォームにはしたくない!というご希望も。

様々な会社さんのリフォームの完成例などを調べる中で、新しくなるのはいいけれど、大手さんのパッケージのように、仕様が決まったリフォームではつまらない、と思ったんです。と、奥様。

素材や仕様を、O様の好みに合わせたオリジナルな住まいである、ということも、大きなご希望です。
そして出来上がったO様邸のプランは以下の通り!

1階は思い切って階段を左端に動かすことで、奥様がお考えだった様々なご希望が一気に叶います!


2階は大きな間取りの変更はないものの、導線が非常にスムーズになり、大型家具の出し入れも可能になります。


大掛かりな間取り変更を行ないながら、耐震性は以前よりもUPです!



階段が真ん中に位置していたO様邸。 この階段は、家事導線を考えると障害になってしましたが、その反面、 建物を支えるという点では、重要な部分でした。

O様が暮らしやすいレイアウトにするたけではなく、階段の位置を変えても、強度が落ちないようにしなければなりません。

計画前に耐震診断を行い、現況の構造をよく把握した上で、こちらのような補強を行うこととしました。

バランス良く耐力壁を配し、耐震金物で補強を掛けてゆきます。 また、屋根も軽い素材で葺き替えを行います。

▼今回の補強で、構造評点は以下のように上がる計画です。▼

リフォーム前

1F X方向 0.69 Y方向 0.68
2F X方向 0.55 Y方向 0.77

リフォーム前

1F X方向 1.73 Y方向 2.16
2F X方向 1.17 Y方向 2.10

快適性も大きく向上させます!

せっかくのリフォームですから、実際にお住まいになった時に、空間が気持が良く、快適に過ごせるようにしたいものです。 それには、間取りの改善、耐震性の向上だけではなく、断熱、防犯、厳選した良素材を使用する・・・といったポイントも重要です。

■ 断熱性UP

冬の隙間風や夏の暑さは、O様もお困りであったそうなので、リフォーム後にはそういったものに悩まされない、しっかりした断熱施工をお望みでした。

この度、壁、天井に高性能で人体に害の無い断熱性を入れ、四季を通して快適に住まえるようになりますよ。

■ 屋根の断熱

耐震補強の一環で、屋根を葺き替えますが、今までの瓦の屋根や、断熱性で言うと良い素材なので、 軽い屋根材に変える事で断熱性能が落ちる可能性があります。

そこで、新しくなる屋根は、普通に葺き替えるのではなく、図のような通気構造を持つものにいたします。 こうすることで、夏の時期、屋根の中に篭ってしまった熱気が、上に設けた空気口から外に抜けるようになり、 暑さを防ぎます。

湿気も篭りづらくなりますので、屋根自体の持ちも良くなりますよ。

■ 防犯性UP

人の行き来がとても多い都心の住宅地なので、防犯もとても気にされていました。

窓やシャッターに防犯性の高いものを使用し、毎日安心してお過ごしいただけるように致します。

■ 快適素材を使う

リフォームの業者を探される中で「既製品のようなリフォームはしたいくない」と思われたという奥様。

私どもが良く使う自然素材であれば、既製品のような印象にはなりませんし、自然素材は、調湿性、触った時の心地よさも素晴らしく、非常に快適な空間を実現してくれますので、非常におすすめなんです。

O様にも、多くのサンプルを見ていただき、ご主人と奥様が気に入られた越後杉の無垢フローリングや和紙といった、快適自然素材を多く採用いたします!

リフォームプラン決定までの流れ

オリジナルのリフォームのために、3ヶ月以上をかけてプランしました!

ここまでのプランをお読みいただくとお分かりいただけるかと思いますが、かなり大きな工事になりますよね!
これだけの計画を最終的に纏めるまでには、やはりある程度の時間がかかります。

特にO様ご夫妻は、ともにお仕事をされており、その合間を縫っていただきながらの計画です。5ヶ月ほどの時間をかけ、焦らず、じっくりとプランを固めてゆきました。

計画の流れを以下にまとめてみました!

■ お問い合わせをいただき、初訪問!

ホームページをご覧になってくださった奥様よりお問い合わせいただき、まずは弊社の資料を送付してご覧いただいた後、約3週間ほど後にお宅へ初訪問させていただきました。

まずは建物を拝見しながら、ご要望とご予算を伺い、その後も、数回の打ち合わせを行いました。

■ 叩き台の計画図面と概算の費用をお伝えする

頂いたご希望と建物の状態を考慮した最初の計画図面と、概算の費用をお伝えしました。

そして、ここまでのご対応と資料を、O様が気に入ってくださいましたので、 そこから先は、詳細なプランを立てるためのプランニング契約(工事費用の3%)を結んでいただきました。

■ O様の為の詳細プランを計画する。構造を把握する為の耐震診断も実施。

頂いた叩き台の図面をご覧いただくと、お客のイメージもグッと広がり「やはりここはこうしてほしい」「ここはどうなるのかな?」等々、より具体的な案や、変更点が出てきます。
そんなお客様のお話を、じっくりヒアリングし、図面に落とし込んでいきます。

更に、建物の状態をよりよく把握する為の耐震診断も行いました。

勿論、建材のサンプルや、各設備も、弊社事務所やショールーム等でよーくご覧いただききます。 実際に見たり、触ったりすることで、本当に「これがいい!」と思えるものをお選びいただけるからです。 このような事が可能な所が、大手さんのパッケージのリフォームと違うところかもしれませんね。

※写真は、素材を見ていただいているところです。奥様「コルクの触り心地って気持がいいのねぇ」

■ 完成したリフォームプランの提出

頂いた詳細なご希望を反映して、

  • 実際に暮らしたらどんな感じになるのか?という事がとっても良くわかる、間取りの計画図
  • 収納の計画
  • 耐震診断に基づく耐震補強工事の説明
  • 提案する素材について
  • 新しい設備について
  • 防犯対策

等々、非常に詳細まで作成した資料と、見積もりも細部まで記載したものを「リフォームプラン」としてお出しいたしました。

大掛かりなリフォームになりますと、プランも厚みのある冊子のような資料になりますが、お客様にとっては一生に1度か二度あるかどうかという大事業です。

詳細な資料とそれに併せた明確な費用の提示で、お客様が今後安心してお任せいただけるように心がけております。

■ そして、最初にO様とお会いしてから約5ヵ月後に、正式なリフォームのご契約となりました。

提出したリフォームプランから、更に調整を行い、最終的なご契約となりました。ありがとうございます。

【奥様より】
打ち合わせでもとてもしっかりしており、話をしていて楽しかったです。安心してまかせられる感じがしました!

工事日程も決まり、お客様は3ヶ月ほど仮住まいへお引越しです

スケルトンリフォームになりますと、住みながらの工事はまず不可能です。 O様ご家族は、工事の間の3ヶ月ほどを、仮のお住まいへ お引越しされることになりました。

江東区内にエコリフォームが所有しているマンションの1室があり、 O様には、そちらをお使いいただくことになりました。

※エコリフォームの仮住まいはご提供を終了しました。

築30年をまるごと!リフォーム!
約2ヶ月半に渡った工事の様子を
時系列でご紹介します!

私どもが考える戸建てのスケルトンリフォームとは、ただ新築そっくりにするのではなく、現在の住宅と比べても遜色ない性能を持った建物になるということです。

O様の大きなご希望であった「ご家族皆さんが楽しく暮らす家」にするため、今回、大きく間取りを変えますが、勿論、それだけではなく、リフォーム前の家の状態をよく観た上で、耐震や断熱性能と温熱環境も改良された家になるよう設計・計画し、その通りに工事が行われました。

また、狭い路地が多い都心の建物にはよくあることですが、O様邸も接道条件が悪いため、施工方法にも色々と模索しながら行なった工事でもありました。

完成にたどり着くまでには、多くの職人さんが力を合わせ、様々な工程を経て造り上げるのです。そんな工事の様子も是非ご覧いただきたく、こちらでご紹介させていただきます!

着工直前~解体の様子

O様邸リフォーム、いよいよ着工となります。1階、2階ともにまるごと全てが変わるスケルトンリフォームですから、勿論住みながらの工事はできません。
既に、お客様は仮の住まいへお引越し済みです。 屋内をとても綺麗に片付けてくださっていました。ありがとうございました。

ご家族の楽しい思い出、お子さんのご成長の記憶が沢山詰まったお住まいで、今後もO様ご家族が長く安心してお暮らしいただけますよう、大切に工事させていただきます!

本格的な解体を前に、電気、水道設備の職人さんが入り、家電や水周りの設備が取り外されました。
リフォーム後に再設置して使用される設備もありますので、間違いのないように仕分け、一旦お預かりとなります。

いよいよ解体が始まりました。既存の壁、天井が手早く剥がされます。

解体した材料が搬出されます。
ご覧の通り、建物前の道路がちょっと狭いので、出来るだけ素早く搬出し、ご近隣の方の通行の妨げにならないようにしなければなりません。

O様邸規模の工事になりますと、外部に「足場」が必要になります。足場を設置する荷にベランダは障害になりますので、こちらも早々に撤去されました。

そして、足場の設置が行われました。
お隣の方に快くご了承を頂き、工事の間お隣に足場を立たせて頂く事になりました。 ご協力に感謝です。

足場と、シートで囲われたO様邸です。 これで解体時や瓦をおろす際などに舞う埃などが軽減されます。

足場設置と前後して、屋根職人さんが屋根の様子を確認しに来ました。
実際の葺き替え工事に備え、瓦を1枚剥がして下地の様子をチェックしているところです。

内部は更に解体が進み、家の骨組みである柱や梁が見えるところまで解体してしまいます。こういった状態を「スケルトン」と呼び、ここまでして改修する工事をスケルトンリフォームと呼ぶのです。この状態をお客様にも確認いただきました。

1階は床下がすっかり見えるようになりました。この状態になると、お風呂やキッチンの水周りの床下のシロアリ被害チェックもしっかりと出来ます。
O様邸は、お風呂の下に若干のシロアリ被害がありましたが、それほどの状態ではなく、 この部分を交換すれば大丈夫そうです。お客様もホッとされていました。

こちら、奥様が玄関先で大事に育てられている植木です。リフォーム中はO様が仮住まいへお引越しされているので、スタッフが責任持って面倒を見ております!

ここまでで着工約3週間ほど。期間中、お盆休みを挟みましたので、解体にかかる日数が少し長くなりました。
ここからいよいよ、補強工事に入ってゆきます。

基礎工事の様子

基礎工事の段取りが始まりました。
こちらの写真は、転圧をかけている様子です。 地盤を固めて耐圧盤のコンクリートを打つ為の準備です。

転圧された地盤の上に防湿シートを敷き、 基礎工事に必ず必要な配筋を行いました。
完成するとコンクリートの板のようになる基礎には内部にこのような配筋がしっかりとされています。これが無いと基礎の意味がありません。

必要な鉄筋の太さや間隔は、建築基準法(建設省告示第1347号)で定められています。

鉄筋の太さは10mmとされていますが、O様邸ではそれよりも太く強力な13mmを使用しています。

そして、耐圧盤のコンクリートの流し込みが行われます!
こちらO様邸の前の道路にホースを繋がせていただいているところです。 道路幅が狭いので、コンクリを運んでくるポンプ車が入って来れませんので、広い道路にポンプ車とホース車を止めさせてもらい、そこからホースを長く伸ばし、コンクリートを送り込みます。

一気にコンクリートを流し込みます。

流し込んだら、固まらないうちに、表面をつるつるにならしていきます。

ならした状態がこちら。表面がツルリと平らになり、ピカピカです。
この状態で乾燥期間を取ります。

屋根工事の様子
上で工事の様子を紹介いたしました「基礎」が固まるまでは、家の中の作業ができませんので、その間は屋根の工事に取り掛かります。

O様邸では、瓦屋根から軽量のシングルルーフへの屋根の葺き替えを行いますが、その際、断熱効果を高めるために「二重屋根構造」にいたします。
瓦屋根は重さがあるので、近年では、耐震を考えると軽量の屋根に葺き替えた方が良いと言われておりますが。断熱という点では非常に優れた効果のある素材なんです。

その為、普通に瓦から軽量の例えばアスファルトシングルのような屋根材に葺き替えただけでは、耐震性は上がっても、夏の暑さは増してしまう、という事が起こりかねません。

そこで、O様邸では二重屋根構造を採用し、軽量の屋根でも優れた断熱・遮熱効果を発揮できるようにしたのです。

図のように、素材を重ねて構成する二重屋根は、中に空気層を持ち、夏の時期、屋根の中に篭ってしまった熱気が、上に設けた空気口から外に抜けるようになっています。湿気も篭りづらくなりますので、屋根自体の持ちも良くなります。

空気が抜けるといっても防水はしっかりしていますので、勿論、雨漏りなどが起こる事はありません。

ということで、O様邸の二重通気の屋根、施工の様子です。
まずは元の瓦をおろします。
とても良い瓦なので勿体無いですが、耐震の為に今回のリフォームで軽い屋根に取り替えます。

瓦を下ろした後、遮熱シート(エコルーフ)を敷いたところです。

その上に更に空気層を作ります。隙間が出来ているのがおわかりいただけるでしょうか? この空気層を通って、屋根の中に溜まる暑い空気や湿気を外に出します。

仕上げ工事の様子。 シングルルーフを順々に貼って行きます。

完成した様子です。 中央上部に、屋根の中にこもった湿気や熱気が抜ける空気口が設けられています。熱気だけではなく、湿気も逃がしてくれるので、屋根の下地を痛めません。

補強工事の様子(1階)

着工から約1ヶ月が経過し、構造補強工事が始まりました。こちらの耐震補強計画に乗っ取った工事が進められます。

基礎のコンクリートが乾いた内部では、補強工事がどんどん進みます。写真は、ベタ基礎の上に土台を乗せる準備の様子です。通気を取るための「基礎パッキン」を敷いています。

新しい土台が設置されました。基礎から繋がるアンカーボルトに固定してしっかり施工されます。

最初の写真で敷いていた、通気を良くする為の基礎パッキンが、土台と基礎の間に挟まっています。

梁補強の様子です。
大きな梁なので、3人がかりでの作業です。

この梁、今回のリフォームで階段を移動するために、一部、1階の柱を抜いた箇所があるので、そこを支える為のものなんです。その為、かなり大きな梁になっているのです。

柱を欠き込んだ部分に梁が乗せられています。これでぴったりはまっているのでびくともしませんが、 金物で更に固定します。

新しい柱も入ります。梁と柱の交点には、耐震金物を取り付けて固定されています。

足元は、土台としっかりと結合されています。

こちら、柱の交換の様子。
このように、隣にパイプサポートを添わして支えとし、柱を一本一本交換していきます。

こちらは、筋交いと柱の交点にしっかりと設置された耐震金物です。

シロアリ被害を防ぐ為、構造材の下部に防蟻材を塗っています。
※人体に害が無い素材を使用しています。

建築基準法では、地面から1mまでの構造部分にはシロアリ対策をするようにと定められています。O様邸も、柱の下1mまで、防蟻材が塗られました。

こちら窓サイズ変更のため、外壁を壊した箇所。
窓の取り付けは補強工事と同時進行です。新しい窓設置の為の枠を大工さんが造っています。

枠ピッタリに新しい窓サッシが入りました。

外壁を壊した箇所には、新い壁の為の下地材が張られます。 こちら地震に強く耐火性がある「ラスカット」というパネルです。
非常に丈夫で、構造用合板と同じ効果を発揮する為、外壁側で耐力壁になる箇所にはこのラスカットが張られます。

新しくなった梁と柱に支えられ、安定感が出てきました。

更に、耐力壁とする箇所に「構造用合板」を取り付け、建物を「面」で支える壁を造ります。
耐力壁は、バランス良く配さなければ、かえってガチガチになって逆効果を招きます。
耐震診断を受けて計画した、図面のO様邸の補強計画に乗っ取って施工されます。

構造用合板は、単なる合板と違い、耐力のある壁となりますので、 定められたJASで基準をクリアしたものでなければ、構造用合板とは認められません。
>>構造用合板について詳しくはこちら

構造補強工事と並行して、ユニットバスの為の工事も行われます。 ユニットバスはかなり大きな設備なので、早い段階で搬入してしまうのです。
補強工事もユニット回りは早く行ってしまい、排水、給水、ガスの工事も先行して行われました。

断熱材も、ユニット回りは先行して入れてしまいます。

そして、ユニットバス搬入です。搬入された時はバラバラのパーツなのですが、素早く組み立てられ、お馴染みのユニットが出来上がりました。

補強工事の様子(2階)

こちらは、2階の様子です。 2階も1階と同じく一旦壁や天井が解体されてスケルトン状態となり...

必要な箇所に補強がされました。

2階も、階段の位置が変わることで、柱を抜いた部分があるので、そこには太梁を掛けて補強いたしました。

もちろん、2階も窓は全て交換です!

ご主人に、新しい窓をご確認いただいてるところです。 新しい窓は全てペアガラス!今年の冬は暖かく過ごしていただけると思います。

床下地工事&床断熱(1階)

着工から約1ヶ月半が過ぎました。

床下地の骨組みになります、大引と根太が組まれ始めました。

出来上がりました!

引き続き、床断熱材が入っています。戸建て住宅の1階は、冬の地面の冷気の影響を受けやすいので、床断熱材は必須です!

O様邸の、床断熱に使用している白いボードは「バウビオ」という断熱ボードです。 屋根断熱などにも使用される優れた材料で、エコリフォームでは既にお馴染みの材料です。
このバウビオ、O様邸で床に採用する杉の無垢フローリングと、とても相性が良い素材なので、今回は床断熱にも使用することになりました。
>>バウビオについて詳しくはこちら

こちらは玄関になる箇所です。上がり框の形に添って、ピッタリと断熱ボードが入っていますね!

根太&断熱の上から、下地合板が張られます。 もうちょっと後に、この上から仕上げのフローリングが張られることになります。

同時に外部の工事も進んでいます

内部の工事と同時に外部も平行して進んでいます。
外壁の窓のサイズや位置を変更した箇所には、新しい外壁下地であるラスカットパネルが貼られていますが、その上からいきなり塗装してしまうと 仕上がりに段差が出来てしますので、左官でならしてから塗装となります。

一度左官でならした後、黄色の割れ防止ネットを貼ります。 この写真の黄色に見えるのが割れ防止のネットです。

そのネットの上に2度目を塗っていきます。
左官職人さん、見ていると簡単そうに平らに塗っているのですが、実はこれがむずかしく、熟練の技なんです。

乾くとマットでツルツルの下地になりました。お見事です。

既存の壁面との継ぎ目も、全く凹凸無くマットに仕上がっています。これなら、この上に塗る仕上げの白いモルタルがかなり綺麗に乗ります。下地ってかなり大事なんです。

壁、天井の断熱

着工して、2ヶ月が経過しました。

構造補強工事はほぼ終了し、天井の下地も出来てきました。

断熱材の施工が始まります。
こちら、外に面した壁と、天井に入れる断熱材「パーフェクトバリア」です。 山積みですが、これが全部入るんです。

パーフェクトバリアはこのような、綿のような素材です。ペットボトルの再生で作られたもので、赤ちゃんが触っても大丈夫!というほどに、フワフワしていて体に害の無いのが良いところ。更に、断熱材によくある経年による「へたり」も無く、長持ちしますよ。費用で言うと少しお高くなりますが、おすすめです。
>>パーフェクトバリアについて詳しくはこちら

隙間無く丁寧に施工されました! 布団にくるまれているようなイメージでしょうか!

こちら、1階の天井です。1階と2階の間は断熱材としてはあまり意味が無いので、入れない業者さんも多いのですが、実は吸音・遮音の効果が発揮され、居住性が高まります。エコリフォームでは、出来るだけ入れるようにしております。

断熱材が入ったタイミングで電気屋さんも登場。新しくなる間取りに合わせた、配線の工事が行われます。

内部造作・仕上げ

およそ2ヶ月半の工期の後半1ヶ月で、内部造作と仕上げが素早いスピードで進み、どんどん完成形に近づいてゆきます!

断熱材施工と前後して、早くも大工さんが、造作に取り掛かっています。

こちら、キッチンカウンターです。奥様がお決めになった高さに合わせ、ニッチ棚も備えたオリジナルなカウンターが大工さんの手で出来上がってゆきます!

そしてキッチン登場!現場で丁寧に組み立てられます。
組みあがったら、工事自体はまだ続きますので、上からシートで覆って汚れやキズがつかないようにします。

断熱材がむき出しだった壁に、内装下地のボードが張られます。ここまで出来てくると、完成に近づいてきたという感じがします!

O様ご家族でお越しいただいての打ち合わせの様子です。

工事も後半に入り、これから、収納スペースの細かい造作に入りますので、棚の高さや、ハンガーパイプの位置等々、設置箇所に実際に立っていただきながらあれこれと決定いたしました。

越後杉の無垢フローリングが張られました。
張った後はキズがつかないように直ぐに養生シートで覆ってしまいます。 杉は柔らかい材ですから、慎重に慎重に・・・・

こちらでは、大工さんが丁寧に寸法を測りながら、四角い枠を取り付けています。

この枠は、建具が嵌る箇所でした!
こちらの建具、栂(ツガ)材を使ったものなので、雰囲気が、床に使用された杉と相性の良い材です。床は養生されていて今は見えませんが、最後に外れるのが楽しみです。

ベテランの大工さんが何やら立派な板を刻んでいます。これは何でしょう?

そして、この凹凸のある板は??

階段でした!今回は、エコリフォームのオリジナル階段となりました。

造り付けの収納棚を造作中です。

できた収納、ピッタリ嵌っています。ここから更に棚板なども付けられますよ。

こちらでも収納の造作中。ちょっと斜めになった天井の形にピッタリ合わせた収納スペースになります。

2階のお部屋と水周りの床内装材になります、コルクタイルが張られ始めました。
無垢フローリングは大工さんですが、コルク施工は内装職人さんの仕事になります。

職人さんが手に持っているコルクの角が変わった形にカットされておりますが、 これは扉の枠に合わせて微調整をしているところです。
腕の良い職人さんの手にかかると、本当に隙間無くピッタリとはまります。

木を使った階段と化粧柱に仕上げのオイル塗装を行っています。 この仕上げを行う事で木が沿ったり割れたりするのを防ぐだけではなく、実際に手で触ったときの感触も滑らかになります。

O様邸リフォーム工事もいよいよ終盤!内装の壁紙が張られます。 まずは下地ボードの継ぎ目をこのようにパテで埋めます。 これをやらないと、完成した際に、壁紙の表面に凸凹が出来てしまうのです。

貼る箇所のサイズにカットされた壁紙が素早く張られてゆきます。

張られた壁紙の拡大写真です。継ぎ目が重ね貼りされているのがおわかりいただけるでしょうか。O様邸で採用したのは和紙壁紙。和紙は伸縮をするという特性があるため、ピッタリに貼ると、後から隙間が開いてしまうことがあります。その為、このような貼り方をする必要があるのです。

こちら、今回、造作いたしましたご主人の書斎デスク。こちらもこれからオイル塗装をするのですがその前にヤスリかけを行っています。この工程を行う事でより綺麗な仕上がりになります。

そして外では、外壁を覆っていた足場とシートが取り外されました。
仕上げの塗装も終わり、明るくなった外観がお目見えです。

更に新しいベランダが設置されました!

着工から2ヵ月半が経過し、いよいよ、最終チェックとお引渡しです!

工事後のクリーニングも終わったO様邸。ついにお引渡し間近!

その前に、スタッフによる細かいチェックが行われます。

キズや汚れがあれば一つ一つ解消し、お引渡しに備えます。

いよいよお引き渡しの当日となりました!
前述の通りスタッフの目でも細かくチェックしておりますが、お客様ご自身の目でも、時間をかけてチェックをしていただきます。

書類にサインをいただき、お引渡しです!ありがとうございました!

O様邸のリフォーム完成の様子をご紹介します

O様邸完成の様子をこちらのページでご紹介いたします。

この先、この建物でお暮らしになるのは、O様ご夫妻。
そして、お近くにお住まいのお母様と、既に独立されている息子さんが、よく泊まりに来られるのだそうです。

という、現在のご家族のライフスタイル、O様のご希望、私どもの提案を盛り込んで このようなリフォーム計画を立ました。
そして、工事着工から3ヵ月後、計画通りに出来上がりました!

奥様の念願だった「家族が集えるお住まい」が実現♪

明るいリビングダイニングキッチンをメインとした、繋がりのある空間。
昔からの奥様の念願だった、「家族が集えるお住まい」が実現しました!

リフォーム前の様子と間取り図

以前のO様邸は、階段が家の真ん中に位置しており、食事をされるダイニングキッチンが奥側、テレビなどをご覧になる居間が手前にあって、別々のスペースになっていました。

この間取りが、奥様にとって「家族が集う場所であるリビングが、階段がある為に分断されてしまっている」という長年のお悩みでした。

家事をする立場から考えても、真ん中に階段があるというのは屋内を行き来しずらく、使い勝手の面でも、この階段はちょっと困りものであったようです。

リフォーム後は大きく変わりました!



完成後はこのような間取りです!上のリフォーム前の図面と比べてみてください。

お悩みの種であった階段を左端に移動することで、ご家族がゆったり団欒できるLDKスペースが実現することが出来だだけでなく、玄関や水周りのスペースも今までより使いやすく改善することができたのがお分かりいただけるかと思います。

奥には、以前からO様ご夫妻が用意したいとお考えであった、ご高齢のお母様の為のお部屋も確保いたしました。このお部屋は、トイレやお風呂から近く、階段の上り下りの必要も無い、体の負担がかからない配置になっています。
それでは、広々になったリビングダイニングキッチンから詳しくご紹介!

リフォーム前のダイニングキッチンは北側に位置しており、真ん中に階段があるためスペースもあまり広く取れず、お食事は北側で、普段過ごすのは南側にあった和室で、と、用途が別れてしまっていました。

この度、階段を移動したことで、ダイニングキッチン+リビングを南側の日当たりの良い位置に配置することが出来て、ゆったりしたスペースになりました。まさに「団欒」の為のスペースです。

和風だったインテリアは、無垢のフローリングを貼った、ナチュラルで明るい洋間に様変わりです。

★奥様待望の対面キッチンが実現

階段が移動したことで、奥様のご希望通りキッチンが中心になり、対面キッチンスタイルになりました。
▼下でキッチンの詳しい紹介を掲載していますので併せてご覧ください

★構造補強とプライバシーのために窓を縮小・・・でも明るい空間です!

今回のリフォームは、耐震補強が大きな目的の一つであった為、表に面した窓を少し狭めて、耐力壁を立てています。

向かって左側の窓も、位置が高くなりタテ幅が細くなっています。
以前は、かなり大きな窓ではあったのですが、開けていると玄関を訪ねてきた人から丸見えになってしまうので、結局あまり開けるができなかったそうです。

そこで、リフォーム後は窓の位置を外からは見えない高い位置に変更しています。

構造的な安全、プライバシーの確保、どちらも、快適に過ごす為には必要な要素ですよね。
結果的に二箇所の窓を縮小してはいるのですが、ナチュラルで明るい自然素材の内装にしていますので、結果的に完成後の方が明るく見える空間に仕上がりました。

★女性は嬉しいニッチ(飾り棚)が空間のおしゃれなアクセントに♪

壁の厚みや、角の部分を利用して、ちょっとした小物が置けるニッチ(飾り棚)を3箇所、設けました。

写真のように、植物を飾っても素敵ですし、玄関に近いニッチには毎日使うカギなどを置いても便利ですよ。

ニッチは今までのリフォーム工事でもよく設置させていただいているのですが、毎回、女性のお客様に大好評です!

★ ムービー紹介 ★

O様邸で印象的な幅広のフローリングは、新潟産の「越後杉」です!

O様邸で採用した、ダイナミックな木目が印象的な幅広のフローリングは、新潟産の越後杉です。

O様はご主人が、弓道をされているのですが、道場で使われている床材の印象に近いということで、大変気に入られたのが、こちらの越後杉でした。

このように木目がはっきりした材は好みが分かれるところですが、木の温かみや、自然のものならではの良さというのは、より強く感じることができるように思います。

O様邸も、都心にあるお家でありながら、大自然に癒されているような雰囲気となりました。

こちらのリビングダイニングは、夜の印象もまた素敵なんです!

昼間は、おひさまの光がいっぱいに入って明るく開放的な印象のリビングですが、日が暮れてからの夜の表情もまた素敵なんです。

O様邸では、天井から煌々と照らす照明器具と、くつろぐ為の照明をわけています。

くつろぐ時は、ライティングレールから吊り下げる、優しい光のペンダント照明をメインに、埋め込みのダウンライトや、壁面に取り付けた関節照明で、柔らかく空間を照らしてくれます。

この光の中では、越後杉の木目もより味わい深く見えますね。

★柔らかい明かりで安らぐ♪ご主人のリラックススペース

夜のゆったりした照明を最も楽しめるのは、ご主人かもしれません。

階段下のこのスペースは、ご主人が、愛用のマッサージチェアを置く予定なんです。

リラックススペースにしたい!とのご希望を受けて、階段下の一番奥に、温かみのあるオレンジ色の間接照明を埋め込みました。

上からの明かりを落として、こちらの照明のみでマッサージを使ったら、かなりリラックスできそうですね。

この階段下の照明は、格子の間からリビング側にも漏れて、味わい深い光となってくれます。

こちらのような「低い位置から照らすオレンジの照明」が心を癒す理由は?

夕方から夜にかけては下から照らす事によって 癒しの効果があるといわれています。

なぜならば、人は日の出とともに起きて、日が沈むと寝るという 生活を続けてきました。

低い位置の、そしてオレンジ色の光は 夕日を連想させるので、日が落ちた夜は低い場所に照明をおくと良いとされているのです。
奥様の希望が叶ったキッチンスペース!

リフォーム前のキッチンは、北側の端に位置しており、ご家族が居間に行ってしまうと、キッチンに立つ奥様が孤立してしまっていました。

その為、奥様は「キッチンはなるべく真ん中に配置し、リビングと繋がりのあるスペースにしたい」という強いご希望をお持ちでした。

この度のリフォームでは奥様の希望がついに叶い、リビングと向かい合う対面キッチンとなりました!
炊事をされながらも、ご家族との団欒ができ、配膳や片付けも随分ラクラクになりました。

★ ムービー紹介 ★

★タカラスタンダードのホーローキッチン

私達エコリフォームがいつも是非にとお客様におすすめしております、タカラスタンダードさんのホーローキッチンをO様邸でも採用いたしました。ホーローはお掃除がラクラク!右写真のように汚れが飛んでしまってもサッと拭くだけで綺麗になります。

キッチン周りの壁面も、このホーローを使ったパネルを貼っておりますので、調理の際に水や油がはねても安心です。

★キッチン周りなので、床には水濡れに強い自然素材のコルクタイルを採用しました

キッチン周りは、水濡れしやすい箇所ですから、床には無垢フローリングではなく、コルクタイルを張っています。

コルクは水濡れに強く、お掃除もササッとで出来ますので、水周りの床には最適なんですよ。

★調理スペースの便利なニッチ収納

奥の壁の厚みを利用して、ニッチ収納もご用意しました。

調味料、キッチン周りで使う器具、キッチンペーパー、ふきんなど、 調理の際に手に取りたいものをあれこれと置けば、非常に便利にお使いいただけるのではないでしょうか。

背面には造りつけの収納と、以前からお使いのキッチン収納が設置できるスペースを設けました。

無垢パイン(松)の集成材を使って造作したキッチンカウンターです。二段になっており、上は、キッチンで出来た物を配膳する為のスペース、下には、テーブル周りのこまごましたものを置けるように考えられております。
移動した階段は、インテリアとしてもとっても素敵に仕上がりました。

★ ムービー紹介 ★

★ 抜けない柱を利用した和モダン格子

階段とリビングを仕切るこの部分、端の太い部分は、構造上抜いてはいけない柱なんです。
この柱を上手く目立たなくするために、木の格子を造作しました。壁を立ててしまうよりも、階段とリビングに繋がりを感じますし、インテリアとしても格好いいアクセントになりました。

★ 味わいのある素材を使う

リビングの越後杉に合わせて、階段の段板には杉の集成材、滑り止めの部分にはチーク材を使い、味わいのある印象に仕上げました。

★ リビングと階段がオープンになっていても寒さはありません!

リビング内に階段があるお宅でよく聞く「困りごと」は、オープンな為に、冬に寒くなってしまうということなんです。

でもO様邸は、この度のリフォームでしっかりと住まい全体を断熱していますので、リビング内階段でも問題なく、冬も暖かく過ごせます!

★ 位置が変わっただけでなく、傾斜もかなりゆるやかになり安全になりました。


階段自体が占める面積も以前よりゆったりと取る事ができ、傾斜はゆるやか、踏面(上り下りの際に足を置く面)も広めに取られ、上り下りがしやすくなっています。

勿論、手すりも設置されています!

玄関は、ゆったりスタイリッシュ!

★ ムービー紹介 ★

玄関も、大きく生まれ変わりました。
リフォーム前、玄関と近接していたトイレの位置を移動したので、その分玄関スペースに奥行きが取れるようになったのです。 その奥行きを生かして、大容量のクローゼットを設置いたしました!

内装にはリビングと同じく、無垢のフローリングや、無垢の建具を使って、ナチュラルな雰囲気です。家に帰って玄関扉を開けた時に「ほっ」とでき、疲れを癒してくれます。

玄関は大きな動作を行う箇所ですから、手すりも設置されました。
収納スペースは二箇所。入って左手には普段使いの履物を仕舞う棚、奥に、季節の履物や玄関周りのものがゆったりと仕舞えるクローゼットスペースが設けられました。

★奥のクローゼットは大容量!

奥の引き戸の向こうは、広々としたクロークになっています。

横幅は120センチ。奥行きは65センチ(うち棚板25センチ)あって、写真のように人が中に入って物を出し入れしやすいゆったりサイズです。

夏のミュールや冬にブーツといった季節の履物はもちろん、コートやストック品、家の中で使うお掃除用具等々、様々なものがこちらに収納可能です。

★土間には毎日の靴の出し入れがしやすいオープン収納を

入ってすぐ左手にある、普段使いの履物を仕舞う収納。 こちら、出し入れのしやすさを重視し、あえてオープンなスタイルにされました。

玄関周りは雑多なものを置いたりする為、オープンではない収納が主流ですが、 O様邸では奥に広い収納を設けましたので、こちらには必要最小限のものを仕舞って スッキリとオープンにお使いできます。

逆側には、スリッパフォルダーも取り付けられています。収納にくっついて設置すれば 別にスリッパフォルダーを用意しなくても良いので、玄関がより広く使えますよね。

★コートもかけられます

こちら、折りたたみタイプのフックです。
こちらを使って、毎日着る上着やコートなどを掛けておけばとても便利です。慌しい朝の時間の短縮にもなりますよね。

★玄関クローゼットは、照明にも注目なんです!


こちらの玄関クローゼットは、照明がちょっとおしゃれなんです。
天井から照らす通常の照明ではなく、壁面にリボンのように設置している間接照明です。

この照明、クローゼット内の照明という役割だけでなく、点灯したまま引き戸を閉めると上の写真のように、 玄関側もゆるく照らしてくれるようになっているのがポイント!

ここは、玄関とクロークの間の壁の上に少し隙間を開け、あえてこのような演出をしました。

夜の遅い時間など、玄関であまり煌々とした光を使いたくない時に、この照明をとても有効に使っていただけるのではないかと思います。
1階奥の静かなスペースには、お母様がゆったり過ごせるお部屋を
お母様がいらっしゃった際に泊まっていただくためのお部屋を1階に設けました。
大きな窓の外のお庭が眺められる、落ち着いた個室です。

また、このお部屋からはトイレが近く、身体の負担が無いのもポイントです。
無駄スペースが無くなり使いやすくなった洗面脱衣室
洗面脱衣室では、脱衣、歯磨き、洗顔、洗濯と、沢山のことが行われるスペースなのですが、リフォーム前の洗面脱衣室は、形状が細長かったため、導線があまり良くなく、無駄なスペースも生じてしまっていました。

スペースの形状を変え、洗面台や洗濯機置き場も効率よく使える配置にすることで、以前よりもずっと使いやすいスペースとなりました。

★幅がゆったりし、床は水に強いコルクに


リフォーム前に比べると、幅が広がったのがおわかりいただけますでしょうか。以前よりもとてもゆったりと使えるようになりました。

床は、水に濡れても傷みにくい自然素材のコルクタイルです。更にソフトな足ざわりで、洗面台には最適。おすすめですよ。

★洗面台もタカラ!


新しい洗面台、こちらもタカラスタンダードさんのホーロー製品を採用しました。汚れがちな洗面ボウルも、ホーローならお掃除ラクラクです。
洗面台周りの細かいものをスッキリ仕舞えるスライドポケットも付いてます。
温かく、通風も良くなったお風呂。
お風呂も、20年使用してきたものから、新しいユニットに交換です。
新しいお風呂には、断熱性能に優れたタカラスタンダードさんのお風呂を設置。

同時に、今までは無かった窓も設置して、風通しも良くなりました。
トイレの位置は大きく変わり、水周りが1つにまとまりました。

リフォーム前のトイレは、他の水周りスペースから離れた箇所にありましたが、今回、1箇所にまとめ、行き来しやすく、お掃除もしやすくなりました。

また、以前はトイレが玄関側にあった為に、玄関スペースが少し変わった形になってしまっていたのですが、この度の移設で、玄関も大きく改善することができ、こちらも大きなメリットになりました。
1階に続き、2階の完成の様子も紹介いたします!
1階に続き、2階の完成の様子も拝見させていただきます!
導線が良くなり、床や壁の素材はオール自然素材!ナチュラルなインテリアイメージの空間です!

2階リフォーム前の間取り

リフォーム前の2階フロアです。やはり真ん中に階段があった関係で、導線が遮られていました。
3つのスペースの行き来をするのには、大回りをしなければならずお掃除の際はちょっと大変でした。

また、踊り場が小さく、大型家具の出し入れも できなかったそうです。

2階リフォーム後の間取り

大きな間取りの変更はないものの、階段の位置が真ん中から角に移ることで、3つのお部屋の行き来がスムーズになってお掃除の効率アップ!
更に、踊り場スペースにゆとりが出来、長年のお悩みだった2階の大型家具の出し入れも可能になりました。
寝室は、ナチュラルな快適素材に囲まれた洋室に


リフォーム前に比べて、とても明るくナチュラルな印象になった主寝室です。

床には1階と同じく、幅広の越後杉無垢フローリングを張り、天然オイルで仕上げました。
自然の木目の温かい風合いは、心を落ち着けてくれますし、木には調湿の作用もありますので、お部屋の空気を快適に保ちます。

更に!壁にも、調湿、撥水の機能を持たせた和紙の壁紙クロス「玉紙」を使用し、調湿性が更にUPです。
寝室としては、最適の環境になりました。

>>無垢材の良さについて詳しくはこちら
>>玉紙について詳しくはこちら


無垢の調湿作用を求める方にはオイル仕上げが断然オススメ!

無垢のような天然の木が持つ調湿の性能を、充分に発揮してもらいたい場合、仕上げには天然のオイルを使わなくてはなりません。

★無垢の「仕上げ」とは?

無垢の木材を使った場合、後から木が反ったり割れたりするのを防ぐために、表面を塗装で仕上げる必要があり、その方法には大きく分けて、オイル仕上げとウレタン仕上げの二種類があります。

表面に撥水性を持たせるには、ウレタン塗装仕上げの方が良いのですが、 ウレタンだと木の表面がコーティングされてしまうため、調湿しにくくなってしまうのです。
木は、フローリングとして加工された後でも、梅雨や夏の季節は湿気を内部に吸い込み、逆に冬の乾燥している季節は湿気を吐き出してくれるという性能を持ちます。

つまりそれが「調湿」なのですが、表面がコーティングで覆われてしまうと、その機能が損なわれてしまうという訳なのです。

天然のオイルだと、木の反りを防いでくれながらも表面がコーティングされませんので、調湿性能を重視される方、木の触り心地を楽しみたい方には、オススメです。

ただ、撥水性という点ではウレタンに劣りますので、その方の暮らし方やお部屋の用途によって、仕上げを選ばれると良いのではないかと思います。

O様邸では、せっかくの越後杉の良さを存分に生かすために、オイル仕上げといたしました。特に寝室では、その優れた機能を発揮し快適にお過ごしいただけることと思います。

★オリジナルテレビボード!ベッドに転がってテレビや映画鑑賞♪

こちらには、幅と奥行きがスペースぴったりのテレビボードを造作しました。
一日の終わり、ベッドに寝転がってテレビを見るリラックスタイム、羨ましいですね。

レコードセットもこちらに置かれるということで、高さはお持ちのLPレコードのサイズに合わせてあります。

★窓の外のベランダへの出入りがしやすくなりました

こちらの寝室は、洗濯物やお布団を干す為のベランダへの出入り口でもあります。

リフォーム前は、お部屋とベランダの間に大きな段差(またぎ)がありましたが、リフォーム後は、段差をかなり小さくすることができました。

★とっても便利な「ホスクリーン」を設置

ホスクリーンとは、写真のように物干しを引っ掛ける事ができる器具のことで、乾ききらなかった時や室内干しをしたい時にとても便利なアイテムです。

O様邸では、ベランダに出る窓の近くに設置し、便利に使えるようにいたしました。

※ホスクリーンは、戸建ての場合は天井の下地がある箇所に取り付ける必要があります。洗濯物は重量がある為、支えがある場所に取り付けないと抜けてしまうのです。
その為、どこにでも付けられる訳ではありません。設置希望の際はご注意を!
収納充実!出入りもラクになったご主人様の書斎


ご主人は読書をされたり、書き物をされる書斎です。

この書斎、以前は、寝室からしか入室できませんでしたが、この度のリフォームで階段が移動できた為、踊り場側にも出入り口を設ける事ができました。

お掃除をする時や、物を運び入れる時など、随分とラクになりましたよ。

内装は他のお部屋と同じく、床には越後杉、壁には和紙、無垢の建具を使用し、ほっとする雰囲気に仕上がりました。

★収納を造り付けることでウォークインクローゼットとしての機能も付加


以前は、収納スペースが無いお部屋でした。

リフォーム後は天井まであって幅も広い本棚は勿論、洋服をかけられる収納もたっぷりと設け、書斎だけではなくウォークインクローゼットとしての機能も持つスペースとなりました。

★床にあわせて杉材で造作したオリジナルデスク!

こちらのデスクは、国産杉材のJパネルで造作したものです。

Jパネルは、木を育てる上で必要な「間伐」で出た木材を貼り合わせて造作したパネルで、非常に丈夫で品質も確かな事から、私達は10年以上前から使っています。家具の造作にも適しており、O様邸ではこちらのデスクや、階段の段板に使用しました。

>>Jパネルについて詳しくはこちら

ダイナミックな木目は床の越後杉とピッタリ合っていて、とっても素敵ですし、床と同じくオイル塗装仕上げなので、机の上に手を置いた時の感触がとても気持ち良く、毎日快適にお使いいただけそうですよ。
ゆとりが出来た2階踊り場とトイレ

階段を移動したことで、2階の踊り場も以前よりゆったり取ることができるようになりました。
以前は、大型の家具を搬入するのには、狭いスペースの中で180度回転させて搬入しなければならず、とても大変で、物によっては入らないものもあったそうですが、今後は出し入れがしやすくなると思います。

トイレも少しスペースを広げ、手すりも設置できて使いやすくなりました!
息子さんのお部屋

以前からお子さん方のお部屋として使われていたこちらのお部屋。
既にお子さん方は独立されてはいますが、帰省された時の為に快適に使えるようにと、 綺麗にされました。


こちらは、主寝室とはちょっとイメージを変えて、床をコルクタイルにしました。
コルクは、水濡れに強いために水周りによく使われますが、足触りがソフトで柔らかいので居室に使ってもとても快適な素材なんです。
収納もリニューアル。
左側にはクローゼット丈の長いコートやスラックスなどもかけられるようになっており、 右側は押入れ仕様になっています。
最後に外部の様子を!

この度のリフォームでは、耐震補強のために外壁にも大きく手を入れましたので、 必然的に、化粧である塗装をやり直しすることになりました。
全体的にワントーン明るくなり、清潔な印象になりました!

また、よく比べていただくと、窓周りが随分スッキリしたのがおわかりになるかと思います。

以前は各窓に雨戸の戸袋が付いていました。今回のリフォームでシャッタータイプ雨戸にした他、断熱と防犯性の高い窓を採用して、2階側面の小さい窓の雨戸を省いたので、とてもすっきりしたんです。


エコリフォームさんは不思議な会社です。 まるで家族の家を作るように、お客の家を作ってくれます。

リフォームの間、大変だったけど楽しかった。家が出来上がって、ほっとしたと同時に、もう千葉さんや塩谷さんと会えなくなるんだと思うとすごく寂しい気持ちになったのを覚えています。それは、我が家の家族みんなの感想です。

いい家を有難うございました。これからも、家族みんなで大事に使っていきます。お近くに来ることがありましたら、ぜひお寄り下さい。お待ちしています。

【ありがとうございました!/リフォームアドバイザー 塩谷理枝より】

私が申すのもなんですが、とても素敵で心地よい空間が完成いたしました。

ご夫妻には、お打ち合わせのお時間をたくさんいただきました。 そして、奥様には、リフォームの事だけではなく、たくさんのお話しを伺いました。 ご夫婦の事、子育て中のこと、お姑さんへのお心遣いなど、どれも勉強になることばかりでした。 そして、なによりこちらのご家族とお話しをしていると楽しくて、元気になったことを思い出します。

お打合せから工事中と、いつも私どもへお心遣いをいただきありがとうございました。

今回の大規模なリフォームは、ご家族の今のご生活、そして将来をお客様自信が十分に お考えになった上でのご計画だったように思います。 色々な場面で、見習わせていただきたいことがたくさんございました。

私どもをご信頼いただき、大きなリフォームをお任せくださったことに心から感謝いたします。
これからも末永くよろしくお願いいたします、また、元気をいただきにお邪魔させてください!

【ありがとうございました!/インテリアコーディネーター 千葉容子より】

O様からお問合せを頂き、初めてお会いしてから、完成までは約1年の お付き合いを頂き、お家のご要望やご家族の事など 沢山お話をさせて頂きました。

リフォーム中は、私共がご提供してる仮住いに 一時お引越しされ、事務所から近くということもあり、 毎日のようにお会いしたりお電話させて頂いたような 気がします。終わってしまって少し寂しい気持ちです。

とっても仲の良いご家族で、お互いを思いやりながら 家を造っていくとこんなにも温かい空間になるのだな~ と感じました。

リフォーム後にお邪魔すると季節ごとに飾る小物が 変わっていたり、自然素材をメリットデメリットを よくご理解頂いて、丁寧に手を入れながら楽しく 暮している様子を拝見してとても嬉しくなります。

O様ご家族が快適に楽しく過ごせる空間作りのお手伝い をさせていただきました事に心から感謝致します。 今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

【ありがとうございました!/施工責任者 塩谷敏雄より】

O様邸のリフォームでは、屋根のエコリフォーム式の遮熱仕様や、床断熱として使用したバウビオ(O様が採用された床材の杉ととても相性が良い素材なのです!)、昼夜それぞれの空間の使い方を考えた照明計画など、私どもとしても様々な試みを行なわせていただき、とても印象深い工事となりました。

O様は、とても仲の良いご家族で、打ち合わせでお会いすると、いつも明るい「気」をいただけたような気がしております。 そんな明るいO様ご一家がいつまでも、健やかに暮らしていただければと思います。

今後も何かありましたらいつでもお申し付けください。この度はありがとうございました。