TOP > リフォーム事例 > スケルトンリフォーム > 築30年の住まい、奥様の夢だった「家族が集う家」に
エコリフォームさんは不思議な会社です。
まるで家族の家を作るように、お客の家を作ってくれます。こんなに手間かけて合わないのではと、こちらが心配してしまうほど、打合せに時間をかけて丁寧に希望を聞いてくれます。
家は高い買い物ですし、一生に何回も大がかりなリフォームなどしませんから、不安満載です。その一つ一つを、丁寧に時間をかけていっしょに解決していきました。
リフォームの間、大変だったけど楽しかった。家が出来上がって、ほっとしたと同時に、もう千葉さんや塩谷さんと会えなくなるんだと思うとすごく寂しい気持ちになったのを覚えています。それは、我が家の家族みんなの感想です。
いい家を有難うございました。これからも、家族みんなで大事に使っていきます。お近くに来ることがありましたら、ぜひお寄り下さい。お待ちしています。
築年数 | 30年 |
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住宅仕様 | 2階建て木造住宅 |
広さ | 1、2階合計 約28坪、約96㎡ |
リフォーム内容 | ・1、2階のスケルトンリフォーム ・外壁工事 |
地域 | 東京都荒川区 |
このページでは、O様邸のリフォームのプランの詳細と、プランが出来るまでの流れを詳しくご紹介いたします!是非ご覧ください。
O様邸は、もともとは、ご主人のご両親が30年前に建てたお家で、
そこを15年前にO様ご夫妻が譲り受けられ、住まわれています。
この度、築30年を迎え、ここで一度大きくリフォームを、
と、思われるようになったそうです。
そこで、家全体を構造から見直す「スケルトンリフォーム」が得意な業者さんを
インターネットでお探しになり、弊社にお声掛けいただきました。
■ ということで、O様のご希望は・・・
■ もちろん安全性も上げたい
■ O様ご家族構成と、現在のライフスタイル
■ 仕様の決まったリフォームにはしたくない!というご希望も。
1階は思い切って階段を左端に動かすことで、奥様がお考えだった様々なご希望が一気に叶います!
2階は大きな間取りの変更はないものの、導線が非常にスムーズになり、大型家具の出し入れも可能になります。
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大掛かりな間取り変更を行ないながら、耐震性は以前よりもUPです! |
▼今回の補強で、構造評点は以下のように上がる計画です。▼
リフォーム前
1F | X方向 0.69 | Y方向 0.68 |
2F | X方向 0.55 | Y方向 0.77 |
リフォーム前
1F | X方向 1.73 | Y方向 2.16 |
2F | X方向 1.17 | Y方向 2.10 |
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快適性も大きく向上させます! |
■ 断熱性UP
冬の隙間風や夏の暑さは、O様もお困りであったそうなので、リフォーム後にはそういったものに悩まされない、しっかりした断熱施工をお望みでした。■ 屋根の断熱
耐震補強の一環で、屋根を葺き替えますが、今までの瓦の屋根や、断熱性で言うと良い素材なので、 軽い屋根材に変える事で断熱性能が落ちる可能性があります。■ 防犯性UP
人の行き来がとても多い都心の住宅地なので、防犯もとても気にされていました。■ 快適素材を使う
リフォームの業者を探される中で「既製品のようなリフォームはしたいくない」と思われたという奥様。
リフォームプラン決定までの流れ
オリジナルのリフォームのために、3ヶ月以上をかけてプランしました!
ここまでのプランをお読みいただくとお分かりいただけるかと思いますが、かなり大きな工事になりますよね!
これだけの計画を最終的に纏めるまでには、やはりある程度の時間がかかります。
特にO様ご夫妻は、ともにお仕事をされており、その合間を縫っていただきながらの計画です。5ヶ月ほどの時間をかけ、焦らず、じっくりとプランを固めてゆきました。
計画の流れを以下にまとめてみました!
■ お問い合わせをいただき、初訪問!
ホームページをご覧になってくださった奥様よりお問い合わせいただき、まずは弊社の資料を送付してご覧いただいた後、約3週間ほど後にお宅へ初訪問させていただきました。
まずは建物を拝見しながら、ご要望とご予算を伺い、その後も、数回の打ち合わせを行いました。
■ 叩き台の計画図面と概算の費用をお伝えする
頂いたご希望と建物の状態を考慮した最初の計画図面と、概算の費用をお伝えしました。
そして、ここまでのご対応と資料を、O様が気に入ってくださいましたので、
そこから先は、詳細なプランを立てるためのプランニング契約(工事費用の3%)を結んでいただきました。
■ O様の為の詳細プランを計画する。構造を把握する為の耐震診断も実施。
頂いた叩き台の図面をご覧いただくと、お客のイメージもグッと広がり「やはりここはこうしてほしい」「ここはどうなるのかな?」等々、より具体的な案や、変更点が出てきます。
そんなお客様のお話を、じっくりヒアリングし、図面に落とし込んでいきます。
更に、建物の状態をよりよく把握する為の耐震診断も行いました。
勿論、建材のサンプルや、各設備も、弊社事務所やショールーム等でよーくご覧いただききます。
実際に見たり、触ったりすることで、本当に「これがいい!」と思えるものをお選びいただけるからです。
このような事が可能な所が、大手さんのパッケージのリフォームと違うところかもしれませんね。
※写真は、素材を見ていただいているところです。奥様「コルクの触り心地って気持がいいのねぇ」
■ 完成したリフォームプランの提出
頂いた詳細なご希望を反映して、
等々、非常に詳細まで作成した資料と、見積もりも細部まで記載したものを「リフォームプラン」としてお出しいたしました。
大掛かりなリフォームになりますと、プランも厚みのある冊子のような資料になりますが、お客様にとっては一生に1度か二度あるかどうかという大事業です。
詳細な資料とそれに併せた明確な費用の提示で、お客様が今後安心してお任せいただけるように心がけております。
■ そして、最初にO様とお会いしてから約5ヵ月後に、正式なリフォームのご契約となりました。
提出したリフォームプランから、更に調整を行い、最終的なご契約となりました。ありがとうございます。
【奥様より】
打ち合わせでもとてもしっかりしており、話をしていて楽しかったです。安心してまかせられる感じがしました!
※エコリフォームの仮住まいはご提供を終了しました。
私どもが考える戸建てのスケルトンリフォームとは、ただ新築そっくりにするのではなく、現在の住宅と比べても遜色ない性能を持った建物になるということです。
O様の大きなご希望であった「ご家族皆さんが楽しく暮らす家」にするため、今回、大きく間取りを変えますが、勿論、それだけではなく、リフォーム前の家の状態をよく観た上で、耐震や断熱性能と温熱環境も改良された家になるよう設計・計画し、その通りに工事が行われました。
また、狭い路地が多い都心の建物にはよくあることですが、O様邸も接道条件が悪いため、施工方法にも色々と模索しながら行なった工事でもありました。
完成にたどり着くまでには、多くの職人さんが力を合わせ、様々な工程を経て造り上げるのです。そんな工事の様子も是非ご覧いただきたく、こちらでご紹介させていただきます!
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着工直前~解体の様子 |
O様邸リフォーム、いよいよ着工となります。1階、2階ともにまるごと全てが変わるスケルトンリフォームですから、勿論住みながらの工事はできません。
既に、お客様は仮の住まいへお引越し済みです。
屋内をとても綺麗に片付けてくださっていました。ありがとうございました。
ご家族の楽しい思い出、お子さんのご成長の記憶が沢山詰まったお住まいで、今後もO様ご家族が長く安心してお暮らしいただけますよう、大切に工事させていただきます!
本格的な解体を前に、電気、水道設備の職人さんが入り、家電や水周りの設備が取り外されました。
リフォーム後に再設置して使用される設備もありますので、間違いのないように仕分け、一旦お預かりとなります。
いよいよ解体が始まりました。既存の壁、天井が手早く剥がされます。
解体した材料が搬出されます。
ご覧の通り、建物前の道路がちょっと狭いので、出来るだけ素早く搬出し、ご近隣の方の通行の妨げにならないようにしなければなりません。
O様邸規模の工事になりますと、外部に「足場」が必要になります。足場を設置する荷にベランダは障害になりますので、こちらも早々に撤去されました。
そして、足場の設置が行われました。
お隣の方に快くご了承を頂き、工事の間お隣に足場を立たせて頂く事になりました。
ご協力に感謝です。
足場と、シートで囲われたO様邸です。 これで解体時や瓦をおろす際などに舞う埃などが軽減されます。
足場設置と前後して、屋根職人さんが屋根の様子を確認しに来ました。
実際の葺き替え工事に備え、瓦を1枚剥がして下地の様子をチェックしているところです。
内部は更に解体が進み、家の骨組みである柱や梁が見えるところまで解体してしまいます。こういった状態を「スケルトン」と呼び、ここまでして改修する工事をスケルトンリフォームと呼ぶのです。この状態をお客様にも確認いただきました。
1階は床下がすっかり見えるようになりました。この状態になると、お風呂やキッチンの水周りの床下のシロアリ被害チェックもしっかりと出来ます。
O様邸は、お風呂の下に若干のシロアリ被害がありましたが、それほどの状態ではなく、
この部分を交換すれば大丈夫そうです。お客様もホッとされていました。
こちら、奥様が玄関先で大事に育てられている植木です。リフォーム中はO様が仮住まいへお引越しされているので、スタッフが責任持って面倒を見ております!
ここまでで着工約3週間ほど。期間中、お盆休みを挟みましたので、解体にかかる日数が少し長くなりました。
ここからいよいよ、補強工事に入ってゆきます。
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基礎工事の様子 |
基礎工事の段取りが始まりました。
こちらの写真は、転圧をかけている様子です。
地盤を固めて耐圧盤のコンクリートを打つ為の準備です。
転圧された地盤の上に防湿シートを敷き、
基礎工事に必ず必要な配筋を行いました。
完成するとコンクリートの板のようになる基礎には内部にこのような配筋がしっかりとされています。これが無いと基礎の意味がありません。
必要な鉄筋の太さや間隔は、建築基準法(建設省告示第1347号)で定められています。
鉄筋の太さは10mmとされていますが、O様邸ではそれよりも太く強力な13mmを使用しています。
そして、耐圧盤のコンクリートの流し込みが行われます!
こちらO様邸の前の道路にホースを繋がせていただいているところです。
道路幅が狭いので、コンクリを運んでくるポンプ車が入って来れませんので、広い道路にポンプ車とホース車を止めさせてもらい、そこからホースを長く伸ばし、コンクリートを送り込みます。
一気にコンクリートを流し込みます。
流し込んだら、固まらないうちに、表面をつるつるにならしていきます。
ならした状態がこちら。表面がツルリと平らになり、ピカピカです。
この状態で乾燥期間を取ります。
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屋根工事の様子 |
ということで、O様邸の二重通気の屋根、施工の様子です。
まずは元の瓦をおろします。
とても良い瓦なので勿体無いですが、耐震の為に今回のリフォームで軽い屋根に取り替えます。
瓦を下ろした後、遮熱シート(エコルーフ)を敷いたところです。
その上に更に空気層を作ります。隙間が出来ているのがおわかりいただけるでしょうか? この空気層を通って、屋根の中に溜まる暑い空気や湿気を外に出します。
仕上げ工事の様子。 シングルルーフを順々に貼って行きます。
完成した様子です。 中央上部に、屋根の中にこもった湿気や熱気が抜ける空気口が設けられています。熱気だけではなく、湿気も逃がしてくれるので、屋根の下地を痛めません。
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補強工事の様子(1階) |
着工から約1ヶ月が経過し、構造補強工事が始まりました。こちらの耐震補強計画に乗っ取った工事が進められます。
基礎のコンクリートが乾いた内部では、補強工事がどんどん進みます。写真は、ベタ基礎の上に土台を乗せる準備の様子です。通気を取るための「基礎パッキン」を敷いています。
新しい土台が設置されました。基礎から繋がるアンカーボルトに固定してしっかり施工されます。
最初の写真で敷いていた、通気を良くする為の基礎パッキンが、土台と基礎の間に挟まっています。
梁補強の様子です。
大きな梁なので、3人がかりでの作業です。
この梁、今回のリフォームで階段を移動するために、一部、1階の柱を抜いた箇所があるので、そこを支える為のものなんです。その為、かなり大きな梁になっているのです。
柱を欠き込んだ部分に梁が乗せられています。これでぴったりはまっているのでびくともしませんが、 金物で更に固定します。
新しい柱も入ります。梁と柱の交点には、耐震金物を取り付けて固定されています。
足元は、土台としっかりと結合されています。
こちら、柱の交換の様子。
このように、隣にパイプサポートを添わして支えとし、柱を一本一本交換していきます。
こちらは、筋交いと柱の交点にしっかりと設置された耐震金物です。
シロアリ被害を防ぐ為、構造材の下部に防蟻材を塗っています。
※人体に害が無い素材を使用しています。
建築基準法では、地面から1mまでの構造部分にはシロアリ対策をするようにと定められています。O様邸も、柱の下1mまで、防蟻材が塗られました。
こちら窓サイズ変更のため、外壁を壊した箇所。
窓の取り付けは補強工事と同時進行です。新しい窓設置の為の枠を大工さんが造っています。
枠ピッタリに新しい窓サッシが入りました。
外壁を壊した箇所には、新い壁の為の下地材が張られます。
こちら地震に強く耐火性がある「ラスカット」というパネルです。
非常に丈夫で、構造用合板と同じ効果を発揮する為、外壁側で耐力壁になる箇所にはこのラスカットが張られます。
新しくなった梁と柱に支えられ、安定感が出てきました。
更に、耐力壁とする箇所に「構造用合板」を取り付け、建物を「面」で支える壁を造ります。
耐力壁は、バランス良く配さなければ、かえってガチガチになって逆効果を招きます。
耐震診断を受けて計画した、図面のO様邸の補強計画に乗っ取って施工されます。
構造用合板は、単なる合板と違い、耐力のある壁となりますので、 定められたJASで基準をクリアしたものでなければ、構造用合板とは認められません。
>>構造用合板について詳しくはこちら
構造補強工事と並行して、ユニットバスの為の工事も行われます。
ユニットバスはかなり大きな設備なので、早い段階で搬入してしまうのです。
補強工事もユニット回りは早く行ってしまい、排水、給水、ガスの工事も先行して行われました。
断熱材も、ユニット回りは先行して入れてしまいます。
そして、ユニットバス搬入です。搬入された時はバラバラのパーツなのですが、素早く組み立てられ、お馴染みのユニットが出来上がりました。
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補強工事の様子(2階) |
こちらは、2階の様子です。 2階も1階と同じく一旦壁や天井が解体されてスケルトン状態となり...
必要な箇所に補強がされました。
2階も、階段の位置が変わることで、柱を抜いた部分があるので、そこには太梁を掛けて補強いたしました。
もちろん、2階も窓は全て交換です!
ご主人に、新しい窓をご確認いただいてるところです。 新しい窓は全てペアガラス!今年の冬は暖かく過ごしていただけると思います。
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床下地工事&床断熱(1階) |
着工から約1ヶ月半が過ぎました。
床下地の骨組みになります、大引と根太が組まれ始めました。
出来上がりました!
引き続き、床断熱材が入っています。戸建て住宅の1階は、冬の地面の冷気の影響を受けやすいので、床断熱材は必須です!
O様邸の、床断熱に使用している白いボードは「バウビオ」という断熱ボードです。
屋根断熱などにも使用される優れた材料で、エコリフォームでは既にお馴染みの材料です。
このバウビオ、O様邸で床に採用する杉の無垢フローリングと、とても相性が良い素材なので、今回は床断熱にも使用することになりました。
>>バウビオについて詳しくはこちら
こちらは玄関になる箇所です。上がり框の形に添って、ピッタリと断熱ボードが入っていますね!
根太&断熱の上から、下地合板が張られます。 もうちょっと後に、この上から仕上げのフローリングが張られることになります。
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同時に外部の工事も進んでいます |
内部の工事と同時に外部も平行して進んでいます。
外壁の窓のサイズや位置を変更した箇所には、新しい外壁下地であるラスカットパネルが貼られていますが、その上からいきなり塗装してしまうと
仕上がりに段差が出来てしますので、左官でならしてから塗装となります。
一度左官でならした後、黄色の割れ防止ネットを貼ります。 この写真の黄色に見えるのが割れ防止のネットです。
そのネットの上に2度目を塗っていきます。
左官職人さん、見ていると簡単そうに平らに塗っているのですが、実はこれがむずかしく、熟練の技なんです。
乾くとマットでツルツルの下地になりました。お見事です。
既存の壁面との継ぎ目も、全く凹凸無くマットに仕上がっています。これなら、この上に塗る仕上げの白いモルタルがかなり綺麗に乗ります。下地ってかなり大事なんです。
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壁、天井の断熱 |
着工して、2ヶ月が経過しました。
構造補強工事はほぼ終了し、天井の下地も出来てきました。
断熱材の施工が始まります。
こちら、外に面した壁と、天井に入れる断熱材「パーフェクトバリア」です。
山積みですが、これが全部入るんです。
パーフェクトバリアはこのような、綿のような素材です。ペットボトルの再生で作られたもので、赤ちゃんが触っても大丈夫!というほどに、フワフワしていて体に害の無いのが良いところ。更に、断熱材によくある経年による「へたり」も無く、長持ちしますよ。費用で言うと少しお高くなりますが、おすすめです。
>>パーフェクトバリアについて詳しくはこちら
隙間無く丁寧に施工されました! 布団にくるまれているようなイメージでしょうか!
こちら、1階の天井です。1階と2階の間は断熱材としてはあまり意味が無いので、入れない業者さんも多いのですが、実は吸音・遮音の効果が発揮され、居住性が高まります。エコリフォームでは、出来るだけ入れるようにしております。
断熱材が入ったタイミングで電気屋さんも登場。新しくなる間取りに合わせた、配線の工事が行われます。
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内部造作・仕上げ |
およそ2ヶ月半の工期の後半1ヶ月で、内部造作と仕上げが素早いスピードで進み、どんどん完成形に近づいてゆきます!
断熱材施工と前後して、早くも大工さんが、造作に取り掛かっています。
こちら、キッチンカウンターです。奥様がお決めになった高さに合わせ、ニッチ棚も備えたオリジナルなカウンターが大工さんの手で出来上がってゆきます!
そしてキッチン登場!現場で丁寧に組み立てられます。
組みあがったら、工事自体はまだ続きますので、上からシートで覆って汚れやキズがつかないようにします。
断熱材がむき出しだった壁に、内装下地のボードが張られます。ここまで出来てくると、完成に近づいてきたという感じがします!
O様ご家族でお越しいただいての打ち合わせの様子です。
工事も後半に入り、これから、収納スペースの細かい造作に入りますので、棚の高さや、ハンガーパイプの位置等々、設置箇所に実際に立っていただきながらあれこれと決定いたしました。
越後杉の無垢フローリングが張られました。
張った後はキズがつかないように直ぐに養生シートで覆ってしまいます。
杉は柔らかい材ですから、慎重に慎重に・・・・
こちらでは、大工さんが丁寧に寸法を測りながら、四角い枠を取り付けています。
この枠は、建具が嵌る箇所でした!
こちらの建具、栂(ツガ)材を使ったものなので、雰囲気が、床に使用された杉と相性の良い材です。床は養生されていて今は見えませんが、最後に外れるのが楽しみです。
ベテランの大工さんが何やら立派な板を刻んでいます。これは何でしょう?
そして、この凹凸のある板は??
階段でした!今回は、エコリフォームのオリジナル階段となりました。
造り付けの収納棚を造作中です。
できた収納、ピッタリ嵌っています。ここから更に棚板なども付けられますよ。
こちらでも収納の造作中。ちょっと斜めになった天井の形にピッタリ合わせた収納スペースになります。
2階のお部屋と水周りの床内装材になります、コルクタイルが張られ始めました。
無垢フローリングは大工さんですが、コルク施工は内装職人さんの仕事になります。
職人さんが手に持っているコルクの角が変わった形にカットされておりますが、
これは扉の枠に合わせて微調整をしているところです。
腕の良い職人さんの手にかかると、本当に隙間無くピッタリとはまります。
木を使った階段と化粧柱に仕上げのオイル塗装を行っています。 この仕上げを行う事で木が沿ったり割れたりするのを防ぐだけではなく、実際に手で触ったときの感触も滑らかになります。
O様邸リフォーム工事もいよいよ終盤!内装の壁紙が張られます。 まずは下地ボードの継ぎ目をこのようにパテで埋めます。 これをやらないと、完成した際に、壁紙の表面に凸凹が出来てしまうのです。
貼る箇所のサイズにカットされた壁紙が素早く張られてゆきます。
張られた壁紙の拡大写真です。継ぎ目が重ね貼りされているのがおわかりいただけるでしょうか。O様邸で採用したのは和紙壁紙。和紙は伸縮をするという特性があるため、ピッタリに貼ると、後から隙間が開いてしまうことがあります。その為、このような貼り方をする必要があるのです。
こちら、今回、造作いたしましたご主人の書斎デスク。こちらもこれからオイル塗装をするのですがその前にヤスリかけを行っています。この工程を行う事でより綺麗な仕上がりになります。
そして外では、外壁を覆っていた足場とシートが取り外されました。
仕上げの塗装も終わり、明るくなった外観がお目見えです。
更に新しいベランダが設置されました!
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着工から2ヵ月半が経過し、いよいよ、最終チェックとお引渡しです! |
工事後のクリーニングも終わったO様邸。ついにお引渡し間近!
その前に、スタッフによる細かいチェックが行われます。
キズや汚れがあれば一つ一つ解消し、お引渡しに備えます。
いよいよお引き渡しの当日となりました!
前述の通りスタッフの目でも細かくチェックしておりますが、お客様ご自身の目でも、時間をかけてチェックをしていただきます。
書類にサインをいただき、お引渡しです!ありがとうございました!
O様邸完成の様子をこちらのページでご紹介いたします。
この先、この建物でお暮らしになるのは、O様ご夫妻。
そして、お近くにお住まいのお母様と、既に独立されている息子さんが、よく泊まりに来られるのだそうです。
という、現在のご家族のライフスタイル、O様のご希望、私どもの提案を盛り込んで
このようなリフォーム計画を立ました。
そして、工事着工から3ヵ月後、計画通りに出来上がりました!
奥様の念願だった「家族が集えるお住まい」が実現♪
明るいリビングダイニングキッチンをメインとした、繋がりのある空間。
昔からの奥様の念願だった、「家族が集えるお住まい」が実現しました!
リフォーム前の様子と間取り図
以前のO様邸は、階段が家の真ん中に位置しており、食事をされるダイニングキッチンが奥側、テレビなどをご覧になる居間が手前にあって、別々のスペースになっていました。
この間取りが、奥様にとって「家族が集う場所であるリビングが、階段がある為に分断されてしまっている」という長年のお悩みでした。
家事をする立場から考えても、真ん中に階段があるというのは屋内を行き来しずらく、使い勝手の面でも、この階段はちょっと困りものであったようです。
リフォーム後は大きく変わりました!
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それでは、広々になったリビングダイニングキッチンから詳しくご紹介! |
★構造補強とプライバシーのために窓を縮小・・・でも明るい空間です!
★女性は嬉しいニッチ(飾り棚)が空間のおしゃれなアクセントに♪
★ ムービー紹介 ★
O様邸で印象的な幅広のフローリングは、新潟産の「越後杉」です!
O様邸で採用した、ダイナミックな木目が印象的な幅広のフローリングは、新潟産の越後杉です。
O様はご主人が、弓道をされているのですが、道場で使われている床材の印象に近いということで、大変気に入られたのが、こちらの越後杉でした。
このように木目がはっきりした材は好みが分かれるところですが、木の温かみや、自然のものならではの良さというのは、より強く感じることができるように思います。
O様邸も、都心にあるお家でありながら、大自然に癒されているような雰囲気となりました。
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こちらのリビングダイニングは、夜の印象もまた素敵なんです! |
昼間は、おひさまの光がいっぱいに入って明るく開放的な印象のリビングですが、日が暮れてからの夜の表情もまた素敵なんです。
O様邸では、天井から煌々と照らす照明器具と、くつろぐ為の照明をわけています。
くつろぐ時は、ライティングレールから吊り下げる、優しい光のペンダント照明をメインに、埋め込みのダウンライトや、壁面に取り付けた関節照明で、柔らかく空間を照らしてくれます。
この光の中では、越後杉の木目もより味わい深く見えますね。
★柔らかい明かりで安らぐ♪ご主人のリラックススペース
夜のゆったりした照明を最も楽しめるのは、ご主人かもしれません。
階段下のこのスペースは、ご主人が、愛用のマッサージチェアを置く予定なんです。
リラックススペースにしたい!とのご希望を受けて、階段下の一番奥に、温かみのあるオレンジ色の間接照明を埋め込みました。
上からの明かりを落として、こちらの照明のみでマッサージを使ったら、かなりリラックスできそうですね。
この階段下の照明は、格子の間からリビング側にも漏れて、味わい深い光となってくれます。
こちらのような「低い位置から照らすオレンジの照明」が心を癒す理由は?
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奥様の希望が叶ったキッチンスペース! |
リフォーム前のキッチンは、北側の端に位置しており、ご家族が居間に行ってしまうと、キッチンに立つ奥様が孤立してしまっていました。
その為、奥様は「キッチンはなるべく真ん中に配置し、リビングと繋がりのあるスペースにしたい」という強いご希望をお持ちでした。
この度のリフォームでは奥様の希望がついに叶い、リビングと向かい合う対面キッチンとなりました!
炊事をされながらも、ご家族との団欒ができ、配膳や片付けも随分ラクラクになりました。
★ ムービー紹介 ★
★タカラスタンダードのホーローキッチン
私達エコリフォームがいつも是非にとお客様におすすめしております、タカラスタンダードさんのホーローキッチンをO様邸でも採用いたしました。ホーローはお掃除がラクラク!右写真のように汚れが飛んでしまってもサッと拭くだけで綺麗になります。
キッチン周りの壁面も、このホーローを使ったパネルを貼っておりますので、調理の際に水や油がはねても安心です。
★キッチン周りなので、床には水濡れに強い自然素材のコルクタイルを採用しました
★調理スペースの便利なニッチ収納
背面には造りつけの収納と、以前からお使いのキッチン収納が設置できるスペースを設けました。
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移動した階段は、インテリアとしてもとっても素敵に仕上がりました。 |
★ ムービー紹介 ★
★ 抜けない柱を利用した和モダン格子
階段とリビングを仕切るこの部分、端の太い部分は、構造上抜いてはいけない柱なんです。
この柱を上手く目立たなくするために、木の格子を造作しました。壁を立ててしまうよりも、階段とリビングに繋がりを感じますし、インテリアとしても格好いいアクセントになりました。
★ 味わいのある素材を使う
リビングの越後杉に合わせて、階段の段板には杉の集成材、滑り止めの部分にはチーク材を使い、味わいのある印象に仕上げました。
★ リビングと階段がオープンになっていても寒さはありません!
リビング内に階段があるお宅でよく聞く「困りごと」は、オープンな為に、冬に寒くなってしまうということなんです。
でもO様邸は、この度のリフォームでしっかりと住まい全体を断熱していますので、リビング内階段でも問題なく、冬も暖かく過ごせます!
★ 位置が変わっただけでなく、傾斜もかなりゆるやかになり安全になりました。
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玄関は、ゆったりスタイリッシュ! |
★ ムービー紹介 ★
★奥のクローゼットは大容量!
★土間には毎日の靴の出し入れがしやすいオープン収納を
入ってすぐ左手にある、普段使いの履物を仕舞う収納。
こちら、出し入れのしやすさを重視し、あえてオープンなスタイルにされました。
玄関周りは雑多なものを置いたりする為、オープンではない収納が主流ですが、
O様邸では奥に広い収納を設けましたので、こちらには必要最小限のものを仕舞って
スッキリとオープンにお使いできます。
逆側には、スリッパフォルダーも取り付けられています。収納にくっついて設置すれば
別にスリッパフォルダーを用意しなくても良いので、玄関がより広く使えますよね。
★コートもかけられます
こちら、折りたたみタイプのフックです。
こちらを使って、毎日着る上着やコートなどを掛けておけばとても便利です。慌しい朝の時間の短縮にもなりますよね。
★玄関クローゼットは、照明にも注目なんです!
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1階奥の静かなスペースには、お母様がゆったり過ごせるお部屋を |
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無駄スペースが無くなり使いやすくなった洗面脱衣室 |
★幅がゆったりし、床は水に強いコルクに
★洗面台もタカラ!
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温かく、通風も良くなったお風呂。 |
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トイレの位置は大きく変わり、水周りが1つにまとまりました。 |
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1階に続き、2階の完成の様子も紹介いたします! |
2階リフォーム前の間取り
2階リフォーム後の間取り
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寝室は、ナチュラルな快適素材に囲まれた洋室に |
無垢の調湿作用を求める方にはオイル仕上げが断然オススメ!
★無垢の「仕上げ」とは?
無垢の木材を使った場合、後から木が反ったり割れたりするのを防ぐために、表面を塗装で仕上げる必要があり、その方法には大きく分けて、オイル仕上げとウレタン仕上げの二種類があります。★オリジナルテレビボード!ベッドに転がってテレビや映画鑑賞♪
★窓の外のベランダへの出入りがしやすくなりました
★とっても便利な「ホスクリーン」を設置
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収納充実!出入りもラクになったご主人様の書斎 |
ご主人は読書をされたり、書き物をされる書斎です。
この書斎、以前は、寝室からしか入室できませんでしたが、この度のリフォームで階段が移動できた為、踊り場側にも出入り口を設ける事ができました。
お掃除をする時や、物を運び入れる時など、随分とラクになりましたよ。
内装は他のお部屋と同じく、床には越後杉、壁には和紙、無垢の建具を使用し、ほっとする雰囲気に仕上がりました。
★収納を造り付けることでウォークインクローゼットとしての機能も付加
★床にあわせて杉材で造作したオリジナルデスク!
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ゆとりが出来た2階踊り場とトイレ |
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息子さんのお部屋 |
以前からお子さん方のお部屋として使われていたこちらのお部屋。
既にお子さん方は独立されてはいますが、帰省された時の為に快適に使えるようにと、
綺麗にされました。
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最後に外部の様子を! |
エコリフォームさんは不思議な会社です。
まるで家族の家を作るように、お客の家を作ってくれます。
リフォームの間、大変だったけど楽しかった。家が出来上がって、ほっとしたと同時に、もう千葉さんや塩谷さんと会えなくなるんだと思うとすごく寂しい気持ちになったのを覚えています。それは、我が家の家族みんなの感想です。
いい家を有難うございました。これからも、家族みんなで大事に使っていきます。お近くに来ることがありましたら、ぜひお寄り下さい。お待ちしています。
【ありがとうございました!/リフォームアドバイザー 塩谷理枝より】
私が申すのもなんですが、とても素敵で心地よい空間が完成いたしました。
ご夫妻には、お打ち合わせのお時間をたくさんいただきました。
そして、奥様には、リフォームの事だけではなく、たくさんのお話しを伺いました。
ご夫婦の事、子育て中のこと、お姑さんへのお心遣いなど、どれも勉強になることばかりでした。
そして、なによりこちらのご家族とお話しをしていると楽しくて、元気になったことを思い出します。
お打合せから工事中と、いつも私どもへお心遣いをいただきありがとうございました。
今回の大規模なリフォームは、ご家族の今のご生活、そして将来をお客様自信が十分に
お考えになった上でのご計画だったように思います。
色々な場面で、見習わせていただきたいことがたくさんございました。
私どもをご信頼いただき、大きなリフォームをお任せくださったことに心から感謝いたします。
これからも末永くよろしくお願いいたします、また、元気をいただきにお邪魔させてください!
【ありがとうございました!/インテリアコーディネーター 千葉容子より】
O様からお問合せを頂き、初めてお会いしてから、完成までは約1年の
お付き合いを頂き、お家のご要望やご家族の事など
沢山お話をさせて頂きました。
リフォーム中は、私共がご提供してる仮住いに
一時お引越しされ、事務所から近くということもあり、
毎日のようにお会いしたりお電話させて頂いたような
気がします。終わってしまって少し寂しい気持ちです。
とっても仲の良いご家族で、お互いを思いやりながら
家を造っていくとこんなにも温かい空間になるのだな~
と感じました。
リフォーム後にお邪魔すると季節ごとに飾る小物が
変わっていたり、自然素材をメリットデメリットを
よくご理解頂いて、丁寧に手を入れながら楽しく
暮している様子を拝見してとても嬉しくなります。
O様ご家族が快適に楽しく過ごせる空間作りのお手伝い
をさせていただきました事に心から感謝致します。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
【ありがとうございました!/施工責任者 塩谷敏雄より】
O様邸のリフォームでは、屋根のエコリフォーム式の遮熱仕様や、床断熱として使用したバウビオ(O様が採用された床材の杉ととても相性が良い素材なのです!)、昼夜それぞれの空間の使い方を考えた照明計画など、私どもとしても様々な試みを行なわせていただき、とても印象深い工事となりました。
O様は、とても仲の良いご家族で、打ち合わせでお会いすると、いつも明るい「気」をいただけたような気がしております。
そんな明るいO様ご一家がいつまでも、健やかに暮らしていただければと思います。
今後も何かありましたらいつでもお申し付けください。この度はありがとうございました。