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築50年の木造住宅を耐震補強リフォーム

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築50年の木造住宅を耐震補強

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築50年のお住まい。命を守るための耐震補強リフォーム


お客様より

お客様より 工事無事に終わったようでありがとうございます。
いろいろと臨機応変にやって頂いて、ありがとうございました。

たまたまインターネットで見つけたエコリフォームさんでしたが 今回お願いできて本当に良かったと思っています。

また何かありましたら是非よろしくお願いします。 ありがとうございました。
(完成時にいただいたメールより)

ハウスデータ
 ■築年数50年以上
 ■住宅仕様3階建 木造住宅
 ■広さ建坪13坪(約43㎡)
 ■内容
 ■地域東京都文京区

お客様が不安に思われていた事は...

1、50年という築年が経っているので、建物の耐震性能に不安がある。

2、1階には、倉庫にしている壁の無い広い空間があり、地震などで揺れる

3、実際に区の耐震診断を受けられたところ、0.41という数字が出た。


1階部分は倉庫としてお使いのため、壁が少ない状態です

とても大事に手を入れられながらお住まいになっているお家です。
ですから、外観だけでは50年が経過しているようには見えないのですが、耐震診断ではちょっと心配な数字が出てしまいました。

薄井さん 弊社ホームページより、耐震補強をされたいとのことでお問い合わせを下さった、文京区にお住まいのF様。

1階に倉庫としている広い空間があり、地震や強風で揺れることが気になっていたそうです。
また、築年数も経っていることから、以前から建物の耐震性能に不安を感じていらっしゃいました。

実際に、東日本大震災が起こる前に既に、文京区が行っている無料簡易耐震診断を お受けになっており、その際、「0.41」という数値が出ていました。

評点0.7未満は「倒壊の恐れがある」ということです。 何とかしなくてはいけないと思っていた矢先に震災があり、ご自宅でも大きな揺れを経験されたそうです。

それを期に、本腰を入れて耐震改修をする為に動き出された、とお話くださいました。

倉庫という特性上、開口部が大きく、壁になっていないという点も、心配なところです

実際にお住まいを拝見させていただき、計画が始まりました。

塩谷さん 実際にお宅に伺って、ザッと外から拝見させていただいた時点で 以下の2点が気になりました。

チェック 1階の道路に面した側の外壁の量が少ない

チェック 室内を区切る壁が少ない為、
耐震性能をもう少し改善した方が良さそうである


更に、F様は文京区の耐震診断の結果をお持ちでしたので、その結果も踏まえ、 私たちが必要と思う耐震補強をご提案させていただきました。

そこで...1階に重点を置き、補強を行うことになりました

1階の耐震強度は最も重要です

上からの荷重を支えるのは1階部分 最も有効な方法は、スケルトンリフォームで、全ての箇所に耐震補強を施すことです。
しかし、建て直すのと変わらない程の大きな費用と、長い工期がかかる為、 なかなか現実的ではありませんし、お客様としてもそこまでは望んでいません、 とおっしゃるケースも、多々ございます。

そこで、有効と思われる箇所に効率的に補強の施工をいたします。
1階部分は建物の構造上、上階の荷重を支えている重要な部分です。
その1階の耐震強度を重点的に高めます。

1階を耐震補強することで、避難経路を確保する

避難経路を確保 もう1つの、1階の重要性は「避難経路である」ということです。

こちらのお客様は、主に2階でお暮らしですから、地震があったとき、階段を下りて 玄関から逃げるまでの動線は、重要な避難経路です。
その経路を補強して確保することも、優先度の高い項目として ご提案をいたしました。

住みながらの工事も可能

F様邸の耐震補強工事には実働で10日くらいの日にちが掛かりますが、1階のみの工事ですから、住みながらでも充分行うことが出来ます。
お客様の生活を妨げない、実際に可能な工事としても、 1階のみの補強というのは、大きなポイントです。


以下のような耐震補強計画となります!

耐震補強計画

耐震補強計画 このような耐震補強を行います。
区の耐震診断とは別に、弊社の方でも専門の耐震ソフトにこの耐震計画を入力し、数値として どのくらい強度が高くなるかを算出して、お客様にご提示しました。

この工事で、1階部分の上部構造評点が、評点0.41から0.96まで改善されます。

1階部分の耐震補強工事ですので、2階3階部分の数字に変わりはありませんが、1階が強くなりますので倒壊の可能性はずっと低くなる計画です。


実際に解体を行ってから、明らかになった問題点も加味し、初期の計画より改良を行っています。


耐震計画図

住宅の場合、実際に工事が始まって、解体してみないとわからない、という事が多々ございます。 築年数が長いお宅であればあるほど、その傾向は顕著です。

F様邸も解体したところ、

チェック 倉庫と居住部分を隔てる壁に、入っていると予想された柱が入っていませんでした

チェック 鉄骨の梁が掛かっているのですが、重量のあるその梁を支える柱や壁の強度に不安がありました

チェック これはプラスになる事ですが、居住部分に新しく耐力壁を作ることが可能なことが分かりました

といった点が明らかになりましたので、 初期に出した耐震計画に更に付けたしする箇所を加え、より良い計画となりました。

耐震補強工事の様子をご紹介します


倉庫部分と居住部分を隔てる壁に、耐力を持たせる

解体した壁

この部分は、解体してみてわかったことですが、 柱が入っていない壁でした。

また、天井には鉄骨の梁があるのですが、その梁を支える構造が不十分であった為、 柱を増やして筋交いも入れ、耐力のある壁にいたしました。

補強の様子です!


新しい柱

新しい柱を4本設置します。

筋交い

筋交いも入ります。交差している部分が筋交いです

端部金物

地震の「縦揺れ」の際に、柱や筋交いが「抜けて」しまわないよう、しっかりと金物で固定します。

断熱材

これは耐震とは関係ありませんが、せっかくですから断熱材も入れます。

構造用合板

構造用合板で塞ぎます。

内装仕上げ

こちらは倉庫なので最後は白いペンキで仕上げ、完了です!


開口部に「仕口ダンパー」を設置

仕口ダンパー

窓やドアになっている開口部は、壁としての機能を持たない為、弱い部分となります。 もし倒壊してしまう場合、建物は窓が多い側から倒れてしまいます。

また、災害などがあった時には、ドアや窓は大切な避難経路にもなる箇所です。
そこが簡単に崩れてしまうと、避難ができなくなってしまいます。

そこで、1階の開口部になっている箇所のには、柱と土台の接合部と、柱と横架材の接合部に、 地震の揺れを軽減する「制震」の効果を発揮してくれる装置である「仕口ダンパー」を取り付けます。


このように、金物は壁の一部や天井の一部を壊してから、取り付る必要があります。

Point!仕口ダンパーとは??

仕口ダンパージエン系

仕口(しぐち)とは、柱と梁(はり)の交点を指す専門用語で、この部分の 強さが軸組工法による木造建築の耐震性能を左右します。
しかし、仕口を金物などによって余りに固くすると、逆に柱や梁を傷めることになります。

仕口ダンパーとは、地震による揺れのエネルギーをしなやかに吸収する装置です。
地震の揺れを抑えるためのものなので、耐震というより「制震」のための装置と言えます。

「仕口ダンパー」は、2枚の鋼板を張り合わせた構造になっていて、その間には高分子材料(ジエン系、 シリコン系他)の粘弾性体が使用されています。
粘弾性体をエネルギー吸収の主材料とした画期的なハイテク金物なのです。

★仕口ダンパーについて詳しくはこちらへ
★制震について詳しくはこちらへ


外部からの補強「GDブレース」

開口部の補強

倉庫部分には、一面が全て窓+引き戸サッシになっている箇所がありました。
ここが耐震的には不安な状況でしたので、この面の一部の窓を潰し、耐力壁にする予定でした。

しかし、耐力壁にしようと考えていた場所に重量があって動かせない機械があり、どうしても移動することができませんでした。

そこで、外壁側からの金物で補強する方法に切り替えることにいたしました。

そこで...


GDブレース

そこで、外壁側からの金物で補強する方法に切り替えることにいたしました。

使用したのはこちら、外付けタイプの筋交い金物「GDブレース」です。

本来、窓(開口部)がある場所には壁に筋交いを入れることが出来ませんので、耐力壁にすることはできません。

でも、このGDブレースを設置することで、窓があっても、壁に地震や強風などの力に抵抗できる、耐力壁と変わらない力を持たせることができます。

★GDブレースについて詳しくはこちら

補強が完了したら、剥がした内装を綺麗に元通りにして、完成です!

耐震補強が完了したら、補強のために内装を壊した部分を、綺麗に元通りにします。
壁や床、天井に、新しい壁紙(クロス)や床材が綺麗に張られます。

剥がした内装を綺麗に元通りに

床には、住む人に優しい自然素材の「コルクタイル」をお使いになりました。


コルクタイル

四角いコルクタイル 居住部分の新しい内装には、私達がいつもおすすめしている自然素材の床材、コルクタイルをお使いになりました。

名前の通り、ワインの栓などに使われるコルクを固めてタイルにした床材で、 ソフトな足ざわりがとても快適です。

写真のような、四角いタイルを敷き詰めて施工します。

★コルクタイルについて詳しくはこちらへ


ありがとうございました!

塩谷敏雄

【一級建築士・塩谷敏雄より】

住宅は、同じものはありません。
建てられた時期、施工方法、建てた大工さん、メンテナンスの頻度、お住まいなっている方のライフスタイルなど、 それぞれ状態が異なってくるからです。

ですから、構造に関ってくる耐震リフォームも、お住まいの家によって最善の方法がそれぞれ違います。 同じ事例というのはひとつとしてありません。

もちろん、事前にしっかりと計画を立てていますが、 実際に解体してから現場で判断し、対応しなければならない事柄が必ず出てきます。
ですから、私自身もほとんど現場に付きっきりの作業となりますが、とてもやりがいがあります。

それも、お客様が私どもを信用して頂いてこそです。
目に見えない安全を手に入れるためには、目に見えない信用と現場力がものを言うと、私は考えています。
同じ事例がひとつもない耐震リフォームはお客様と私どもの間に信用があってこそなのです。

今回、大きな地震を経験され不安な事だったと思いますが、お客様が少しでも安心出来るお手伝いの出来た事をうれしく思います。
今後も何かあれば何時でもかけつけますので、何なりとお申し付け下さい。


薄井さん

【担当インテリアコーディネーターより】

一番初めに伺ったとき、お客様が、早くなんとかしなければと思っているのだが、 何を基準に選んだらよいか、どんな補強が適切なのか、迷っていらっしゃる ご様子が感じられました。

それでも、何度か伺ってお話をさせて頂くうちに、この人たちに任せようと 思って頂けたのだと思います。まことに、ありがとうございました。

一番大切なことである、災害が起こってしまった時、お住まいになっている 方の、避難経路を確保するという点をクリアし、解体後には計画の修正も加えて、 私たちの会社としても、満足いく補強をさせていただく事ができました。

また、合わせて行った内装の工事では、私達もとてもお勧めの素材であるコルクタイルの床にさせて頂いたり、 壁紙も、お好みの柄を選んでいただいたり、そういった点は、 インテリアのイメージも変わって、リフォームを楽しんで頂けたかなと思います。

工事中は、朝から夕方まで、音やホコリでご迷惑をお掛けしましたが、 いつも笑顔でご対応下さって、心より感謝申し上げます。

工事が終わったとき、「これで安心して暮らせるわ」と仰って頂いた事、 大変嬉しく思います。
今後ともどうぞ、よろしくお願い致します。

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