リフォーム事例 >  スケルトンリフォーム >  築90年の長屋住宅。設計の妙が光る、7坪リフォーム!

築90年、7坪長屋住宅のリフォーム

このエントリーをはてなブックマークに追加
築90年の長屋住宅。設計の妙が光る、7坪リフォーム!
見づらい画像等は、指で拡大・縮小しながらご覧いただけます。

うちは隣とくっついているので、同じような家のリフォームをしているエコリフォームさんを見つけて、おっ!と思って問い合わせ、実際お話し、的確なご指摘をいただきましたので、依頼することにしました。

(出来上がって)とても気に入っています。どこが、というより全体的に、床も壁も、光源も、気に入っているという感じですね。全体的な素材感というんですかね、良い空間になったと思います。

インタビューにご協力いただきました
ハウスデータ
 ■築年数90年
 ■住宅仕様3階建て木造住宅(3階部分は後年の増築)
 ■広さ1階(7坪)+2階(7坪)+3階(5坪)
(合計14坪・約53㎡)
 ■ リフォーム
  内容
  • 1階・2階・3階のオールスケルトンリフォーム
  • 外壁
 ■地域東京都台東区

お客様との出会い

I様邸は、大正2年築、お隣と壁を共有する「長屋建築」です。

こちらの建物が建築された当時は、4棟続きの長屋であったそうで、I様邸は現在もその名残で、向かって左隣のお家と壁を接しています。

関東大震災や戦争も潜り抜けてきたこの建物を、 戦後、I様のお父様が借地権でご購入され、移り住まれました。

当時は二階建てだったそうですが、35年ほど前に、2階の上に3階を増築され、現在では、1階~3階合わせて、19坪(約63平米)の総面積です。

今までに何度もメンテナンスやリフォームをされて暮らされていたので、さすがに建築当時の姿のままではありませんでした。

しかし、やはりそろそろ限界、そして、90年という築年数を考えると、内部の構造も非常に心配されていました。

しかし、都心で道幅の狭い箇所に建っている長屋の為、建て替えはままならない・・・・ということで、長屋の工事の経験がある業者をお探しになり、私どもへご相談くださいました。ありがとうございます。

■ 長屋でもできる限りの耐震補強を行いたい

最初にお会いした時にI様がおっしゃっていたことは「長屋なので、耐震補強には限界があるのはわかっているが、出来る限り構造を点検し 耐震工事を行いたい」、ということでした。

実際に、2011年の地震の際には、屋内の壁に大きなヒビが入ってしまった(←左写真)とのことで、大変心配されていました。

■ 冬はしんしんと寒い、夏は暑いのが悩み

「冬は1階がものすごく寒く、夏は上階がとても暑い」というI様。

特に昔の家は、断熱ができるものが全く入っていませんので、そのような悩みを抱える方が多いのです。

■ 家具の無いシンプルな暮らしをしたい

こちらI様邸は、もともと大正時代の頃の長屋住宅なので、造り付けの収納というものがほとんどありませんでした。

しかし、21世紀になった現代では、90年前よりも、電化製品、洋服、本やCDといった小物、等々、個人が沢山の物を持つようになりました。

そうなると、収納が無いお宅だとどうしてもごちゃごちゃしてきてしまいます。
I様も、市販の棚などお使いでしたが、空間を有効活用するには役不足で、沢山のお持ちのものがなかなか片付かずお困りでした。

そこで、新しいお住まいでは、市販の家具を置かずともスッキリとシンプルに暮らせるように、収納を増やしたい、とお考えでした。

■ 限られたスペース内にギュウギュウだった水周り

水周りは、何度か改修を行ってらっしゃったそうですが、限られたスペース内に各設備がギュウギュウに収められていました。

キッチンは、ガスコンロが角の部分に配置されており、とても使い難く、 I様はお母様がご高齢ということもあり、ちょっと心配です。

また、洗濯機置き場はキッチン後ろに設置されていて、せっかくお勝手口があるのに、それを塞ぐような形になってしまっていました。

お風呂はトイレ、洗面と同じスペース内にありました。このスペースはもともとトイレと手洗いのみだったと思われます。そこへお風呂を設置する為に、3つの設備を一緒にしたスペースとなったようです。

もう長年お使いで、慣れてはいらっしゃいましたが、やはり使いづらく、特にキッチンはご高齢のお母様の為にも小さくても使いやすいものを、とご希望です。

■ 愛犬のためのスペースを確保したい

I様は、こちらのお写真の可愛らしい柴犬「ポンちゃん」とお暮らしです。

ご高齢の親御さんがいらっしゃるため、人とワンちゃんのスペースをきちんと分けたいとお考えでしたが、I様邸は都心のお家の為、玄関を出るとすぐに公道であり、郊外のお家のように、外に犬舎を置くことができません。

屋内で、上手くワンちゃんのためのスペースができれば、I様もポンちゃんも安心です。

I様邸は、お隣とくっついているという長屋であることで、自由にできないところもあり、そこを考慮しながらの計画となりました。

まず、長屋ならではの大きな制限としては、左右に窓が設けられないという事が上げられます。

そのため、明り取りや風通しをするのは、建物の前と後ろの開口部からのみとなります。

また、お隣と共有している梁があります。こちらは当然、位置を変更する事はできませんので、そこを踏まえた計画が必要です。

面積は、1階7坪、2階7坪、3階5坪というという限られたスペースなので、各所にゆったりとした余裕を持たせる事が出来ません。

間取り・収納の配置は、よくよく考えてサイズを決定する必要があります。スペースが足りないと、エアコンや必要な家具が設置できなくなってしまうからです。

【アドバイザーのこぼれ話】
1階&2階の間取りは、初期案ではご高齢のお母様の寝室を1階とする案もありましたが...

まず最初に、I様にお話を伺った後、私どもでは2つの計画をお持ちしました。
1つは上の決定稿に近いもの、そしてもう一つは、ご高齢のお母様が将来的に1階を寝室にできるような間取りのものでした。

2つの案をI様とお母様でご検討され、長年慣れてきた今までと暮らしのスタイルを変えたくないので2階寝室が良い、とのことで、寝室は今まで通り2階で決まりました。(それでも、階段の傾斜が随分ゆるやかになりますので、上り下りはラクになります。)

また、この叩き台を提出したことで、I様ご自身もイメージが広がり、より具体的なご希望を出してくださいました。

このように、プランの決定に至るまではいくつかのステップを踏んでゆきます。そうやって、本当にそのお客様が望むお住まいが出来上がるのだと私どもは考えております。

I様のもっとも大きなご希望は、「耐震的な安心」でした。

長屋の耐震は、不可能ではありません。お隣と繋がっている、屋根を共有している、等々の制約があり、同時に補強を行わなくてはならないのではないかと思われる方も多いのですが、その中で、できる範囲の補強を行うことで強度は上がります。

長屋の場合、縦方向には開口部が無いので、ある意味強度が出しやすい、という利点もあるのです。

その縦方向(窓が設けられない左右の壁)には、構造用合板を張り、全面を耐力壁に。
横方向にも、バランスよく壁や柱を配置し、そう簡単に崩れない建物にいたします。

90年前の建物なので、現代の家のような基礎ではなく、沓石という石が置かれ、土台や柱が地面に触れないようになっていると思われます。

今回のリフォームで、現代の住宅と同じような強固な基礎にします。

壁に遮熱材を入れる事で、冷たい空気の侵入を防ぎ、暖かい空気を逃がさないので、冬暖かく、夏は涼しく過ごす事ができます。


1階の床下に断熱材を入れる事で、特に冬場、床下の土間から上がってくる冷気が和らぎ、過ごし易くなります。


屋根裏にも断熱材を入れる事で、お部屋が断熱材で包まれた状態になり、更に断熱効果が高まります。


■ 天井の断熱にするのは...「パーフェクトバリア」

ペットボトルの再生で作られたエコで性能の高い断熱材。経年しても、「へたって」下に落ちてきたりすることがなく、長く性能を保ってくれます。

■ 壁の断熱にするのは...「ラミパック」

こちらは遮熱材なのですが、壁に使用します。両隣に隙間が無い長屋では、通常の断熱材であるパーフェクトバリアを入れる隙間を設けるのが難しい為、こちら、薄くても高い性能を発揮する遮音材、ラミパックを使用します。

■ 屋根には...
  「バウビオ」&「イーストルーフ通気メタル」

強力な遮熱効果のあるこの「バウビオ」を屋根の下地の下に施工します。

屋根の下地の上には「イーストルーフ通気メタル」を使用します。こちらはその名のとおり「通気」の性能を持つもので、この上に屋根材を施工することで、真夏、屋根に熱が篭るのを防ぎます。

使用する素材は、快適に暮らしいただくために自然のものを厳選して提案しました。

まず、床。1階の床は、お母様が最も長く過ごされるフロアであり、キッチンやお風呂といった水周り設備がある為、ソフトで直接座って気持ちが良い上に、水濡れに強い自然素材であるコルクタイルをおすすめします。

寝室である2階は、心が癒される天然の木目が印象的な、杉(国産の越後杉)の無垢フローリングです。

杉は、とても柔らかい木であることが特徴で、直接座っても硬さを感じません。反面傷がつきやすいという点がありますが、それも味わいと感じていただける方でしたら、とってもオススメの素材です。

壁紙も、自然の素材のものです。木のチップが漉き込まれた「オガファーザー」が、無垢のフローリングのような調湿性を発揮し、夏の湿気が多い時期は、ジメジメした空気を吸収し、冬の乾燥する時期は湿気を放出してくれるという作用があります。

特に寝室になる2階は、床は無垢、壁はオガファーザーで、どちらも湿度調整に優れた素材なので、快適睡眠を実現してくれます!

■ 木材利用エコポイントも利用します

I様邸は、無垢フローリングで使用する「越後杉」が、林野庁が行っている(2014年3月現在、まだ継続中です)、「木材利用エコポイント」の対象です。

木材利用エコポイントとは、もらったポイントを、地域の特産品や、木で造られた家具に交換できるもので、I様もこのポイントを利用されることになりました。

正式なご契約をいただき、お客様も忙しくなります!

■ 仮住まいのご手配・お引越し

プランが固まり、正式なご契約をいただきました。ありがとうございます。

ここからお客様も忙しくなってきます!
まずは、仮住まいのご手配をいただかなくてはなりません。I様邸は全体のリフォームになりますので、住みながらの工事ができないのです。

弊社の方でも江東区内に仮住まいのご用意があるのですが、I様は慣れ親しんだ場所でも仮住まいをご希望され、ご自宅の近くに短期の賃貸を手配され、お引越しをなさいました。三ヶ月ほどの仮住まいとなります。

■ 運びきれないお荷物は、弊社の方でお預かりさせていただきます!

2~3ヶ月ほどの仮住まいになりますので、家の中にある全ての荷物を行ったり来たりさせるのは大変なご負担になってしまいます。

そこで、お客様でご希望であれば、私どもの倉庫の方で、一旦お預かりをさせていただいております。
I様邸も、半分ほどの荷物を弊社の方でお預かりさせていただきました。

■ ショールームの見学など

プランで、サイズなどはある程度は決まっていますが、仕様の最終決定をするためにショールームなどにお越しいただくのもこのタイミングです。

忙しくお仕事をされながらの大型リフォームは、お客様の負担も大きくなります。
私どもでも、出来るだけお客様の負担が軽減するようにサポートいたします。

大掛かりなリフォームはお客様との打ち合わせは必須。

とはいえ、I様もお仕事でご多忙です。その中で確実に打ち合わせをさせていただけるよう、早い段階で今後の予定表を作成し、お渡しいたします。

また、リフォームの進行状況や、お打ち合わせのまとめなどをお知らせするための「パスワード制」のブログも作成。

I様が現場を見にいらっしゃることが出来ない時でも状況がわかるようにいたします。


3ヶ月に渡った工事の様子を次のページにてご紹介させていただいております。
内部の様子、補強の経緯まで写真も入れて詳しく紹介しておりますので、是非ご覧ください!





フリーダイヤル0120-292-575

メール:info@eco-reform.com

営業時間 9:00~19:00(日曜・祝日定休)
お問い合わせフォーム 東京23区完全対応いたします

株式会社エコリフォーム 東京都江東区富岡1-22-29-2F/TEL 03-3641-4134/FAX 03-3641-4125

メディア掲載情報 フジテレビ「みんなのニュース」耐震特集
フジテレビ「みんなのニュース」耐震特集
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」
BSジャパン「暮らしの学校」
BSジャパン「暮らしの学校」
新聞・雑誌・書籍でも紹介されました
新聞・雑誌・書籍

東京23区別のリフォーム事例はこちら>>足立区荒川区板橋区江戸川区大田区葛飾区北区江東区品川区渋谷区新宿区杉並区墨田区
世田谷区台東区千代田区中央区豊島区中野区練馬区文京区港区目黒区

facebooktwitterInstagramHouzz
© 2004 EcoReform inc. マンションリフォームはこちら