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断熱+水まわりリフォームで暮らしやすい家に

断熱水まわりリフォームで暮らしやすい家に

K様邸 ハウスデータ

築年数44年
構造木造2階建て住宅
内容断熱リフォーム、浴室の新設、設備交換
地域東京都中野区

慣れ親しんだ我が家を、快適で暮らしやすい家に。

K様は、冬がとても寒いのがお悩みだったそうです。 リビングをしっかり断熱して無垢材を使い、冬は暖かく夏は涼しい快適空間へと生まれ変わらせます。

さらにお風呂を新設して、キッチンも新しいものに交換。K様のこだわりが光る、暮らしやすい家になりました。

住宅金融支援機構のリフォーム融資制度のご利用もサポートさせていただきました。

リフォームアドバイザー
塩谷 理枝

お父様が建てられたK様邸は、ご家族の思い出の詰まった戸建住宅です。

今回のリフォームで手を加えたのは、建物全体から見るとごく一部ですが、ご家族が長い時間を過ごすリビングダイニングをしっかり断熱したことで、毎日の生活が格段に快適になったことと思います。 日々お使いになるキッチンと浴室も新しく使いやすいものにリフォームしました。

また、床はバリアフリーにして、手すりや人感センサー付き照明を取り付け、ご家族の皆様が安全に暮らせるように配慮しています。

リフォームプラン

Before

After

今回リフォームするのは、ダイニングキッチンと洋室の2部屋です。 2部屋を一緒にしてダイニングキッチンを広めに取り、残りのスペースに浴室と洗面室を新しく造ります。 ダイニングキッチンの床は無垢フローリングに。設備も新しいものに交換します。

今回のリフォームで4つのご要望を実現します。

  1. 暖かい住まいにしたい 
    →断熱施工で冬場の寒さを解決。
  2. キッチンを新しくしたい 
    →経年で劣化したキッチンを交換。
  3. 浴室を新設したい 
    →今までなかった浴室と洗面室を新設。
  4. 安全に暮らしたい 
    →電気配線を引き直し手すりを設置。

リフォーム完成の様子

1 暖かい住まいにしたい

断熱リフォームで冬でも暖かく

「とにかく寒いんです」というのが最初のお話でした。 最近の住宅は高気密・高断熱になっていますが、築年数の長い住宅は、断熱が不十分なものも多く見られます。

K様邸も築45年近い建物のため、断熱が十分ではなかったようです。 K様邸では、床下からの冷気が寒さを感じる主な原因と考えられたため、床の断熱を中心に施工を行いました。

床からの冷気を感じる場合は、床暖房を設置する選択肢もありますが、K様はなるべく自然な暖かさをご希望だったため、仕上げは蓄熱効果のある無垢フローリングを採用しました。

Before

床はカバザクラの無垢フローリング

ダイニングキッチンの床は、カバザクラの無垢フローリングで仕上げました。 無垢材のサンプルをご覧になって、K様がひと目で気に入ったのが、明るい雰囲気のカバザクラでした。 キッチンの水はねに強いウレタン仕上げです。

無垢の木には蓄熱効果があるため、お部屋が一度温まると、暖房を切った後でも暖かさが長続きします。 床の断熱リフォームをする際は、無垢フローリングを採用するとより効果的です。

ダイニングキッチンから洗面室まで、段差のないバリアフリー仕様になっています。

床の断熱工事の様子

床の断熱工事のため、まずダイニングキッチンの床を剥がします。 下地を点検したところ、劣化が見られたため、新しく造り直すことになりました。

できあがった下地の間に、断熱材のポリスチレンフォームを入れていきます。 ポリスチレンフォームは隙間なく施工でき、床用の断熱材として優れた性能を発揮します。

その上にベニヤを張り、無垢フローリングを施工して完成です。 床下から冷気が上がってくることもなくなり、冬は暖かく、夏はサラッと快適なお部屋になりました。

床を剥がしているところ。

2 キッチンを新しくしたい

お手入れ簡単なホーローキッチンに

リフォーム前のキッチンは大工さんが造ったもので、お母様の代から大切に使ってこられたそうです。 思い入れのあるキッチンですが、経年による傷みが進み、今回新しくすることになりました。

「新しいキッチンは、お手入れのしやすいものがいい」というご要望で、タカラスタンダードのホーローキッチンをおすすめしました。 色は可愛らしいピンクをお選びになりました。 ピンクと言っても淡くやさしい色合いのピンクで、エコリフォームのお客様にも人気のカラーです。

Before

キッチンパネルもお手入れラクラク

キッチン正面には、キッチンパネルを張りました。 このキッチンパネルもホーロー製なので、お手入れがとっても楽ちん。 サッと拭くだけで汚れが落ちます。

ホーローのキッチンパネルは、マグネットがくっつくのもうれしいところです。 K様もキッチンパネルにマグネットの棚などをくっつけて、便利にお使いだそうです。

※タカラスタンダードのキッチンについて詳しくは、こちらのQ&Aをご覧ください。

3 浴室を新設したい

K様邸のある地域は銭湯が多く、自宅のお風呂は使わずに銭湯通いを楽しむ方も多いそうです。 K様のお父様もその一人でしたが、高齢になったので家でゆっくり入浴したいと、浴室を新設することになりました。

お手入れが楽で暖かいユニットバスを

ユニットバスはタカラスタンダード製のものを採用しました。 タカラスタンダードのユニットバスは、壁面がホーローのパネルになっているため、浴室の大敵・カビに強く、お手入れが楽です。

また、タカラスタンダードのユニットバスは、壁面や天井面などにしっかり保温材が施工されていて、浴室をトータルで保温する造りになっています。 温まった浴室の熱を逃がさないため暖かく、冬場の入浴も快適で、ヒートショックの予防にも効果があります。 お湯も冷めにくいので経済的です。

K様のご希望で浴室暖房乾燥機も設置しました。洗濯物を乾かす以外にも、入浴前に浴室や洗面室を温めておくことができます。

※タカラスタンダードのユニットバスについて詳しくは、こちらのQ&Aをご覧ください。

将来のことも考え、バリアフリー&大きめサイズに

建物の基礎との兼ね合いで、浴室の入口に段差ができる可能性がありましたが、マンション用のユニットバス「広ろ美ろ浴室」シリーズなら、段差ができないことが判明し、こちらを設置することになりました。入口がバリアフリーになり、安心して入浴できます。

また、居住スペースを圧迫しないよう、ユニットバスは1200×1600mmの「1216サイズ」にする計画でしたが、K様が実際にショールームでサイズを確認したところ、洗い場のスペースが少し狭いと感じられたそうです。将来、入浴の介助が必要になった時のことを考えて、1300×1700mmの「1317サイズ」をお選びになりました。

ショールームを活用しましょう!

図面上でユニットバスのサイズを見ても、サイズ感はなかなかわからないものです。 現在お使いの浴室と比較するとわかりやすいですが、もともとお風呂がなかったり、変形タイプのお風呂だったりすると、それも難しくなります。

そこでおすすめなのが、メーカーのショールームです! ショールームに足を運ぶと、実際に展示されているユニットバスに入ることができます。 浴槽に身体を沈めるイメージで座ってみて、大きさを体感してみましょう。

エコリフォームでは、ご希望に応じてスタッフがショールームに同行し、設備選びのお手伝いをします。 お気軽にお声がけくださいね。

浴槽の断面の展示もありました。

洗面室は遊び心のあるインテリアに

脱衣室、洗濯機置場も兼ねた洗面室は、K様お好みのブルーを基調としたインテリアで統一しています。

壁には白地にブルーとパープルのストライプが入ったクロス、天井には鮮やかなライトブルーのクロスを張りました。 メーカーからサンプルを取り寄せ、K様と悩みに悩んで決定したクロスです。 洗面室に一歩足を踏み入れると、まるで青空の下にいるようです。ポップでありながら大人っぽさも感じるお部屋になりました。

洗面台は既製品の下台のみを設置し、正面にK様がお持ちだったクラシカルな木枠のミラーを取り付けました。 お引き渡し後、K様が窓辺にグリーンを飾ってくださって、毎日洗面を使うのが楽しくなりそうです。

また、床には床下収納を設置しました。床下点検口としてもご利用いただけます。

4 安全に暮らしたい

これから先、安全に暮らすための設備も整えました。

電気配線の引き直し

電気配線には100ボルトしか使用できない単相2線式と、200ボルトも使用できる単相3線式があり、K様邸は建築当時に一般的だった単相2線式が採用されていました。 電気製品が多様化し、電気使用量も増えた現在では、単相3線式が一般的なこともあり、リフォームに合わせて電気配線を単相3線式に引き直すことにしました。

また、お父様が気にされていた室内の分電盤も新しいものに交換し、漏電などによる火災の心配がなくなりました。

工事中の様子

工事中の様子

人感センサー付き照明の設置

お父様は奥の和室でお休みになっているので、夜にお手洗いに行く際は、ダイニングキッチンを通ることになります。 そんな時、いちいち電気のスイッチを入れなくても済むように、廊下とダイニングキッチンの2箇所に人感センサーを取り付けました。

人感センサーはダウンライトと連動しているので、お手洗いに行く時も、寝室に戻る時も、近くを通ると明かりが点きます。 夜間でも安心してお手洗いに行くことができますね。

階段の手すりの交換

階段にはもともと、ステンレスの手すりが設置されていました。 見た目はシャープでカッコいいステンレスの手すりですが、冬場は金属があまりにも冷たく、しっかり握るのが辛いほどだったそうです。

そこで今回、階段の手すりを、握ってもヒヤッとしない木製の手すりに交換しました。 これなら寒い時期でもしっかり手すりを握って階段を上り下りできます。 小さなことですが、毎日をより安全に暮らせる工夫の一つです。

住宅金融支援機構の「リフォーム融資」

K様は、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)のリフォーム融資制度をご利用になりました。

リフォーム融資制度の利用手続きは煩雑で時間がかかり、様々な書類を揃えて提出する必要もあります。 住宅金融支援機構や銀行とのやり取りをされるK様を、エコリフォームでもできる限りお手伝いさせていただきました。

今回はちょうど融資制度が変わる時期と重なったこともあり、申込みの準備を始めてから融資の実行まで、約5ヶ月という時間がかかりました。 K様が常に前向きに手続きを進めてくださった甲斐もあり、無事にリフォーム融資制度を利用することができました。

こうした制度のご利用をお考えの方は、早め早めの対応が肝心です。エコリフォームでも積極的にサポートを行いますので、ぜひご相談ください。

リフォームアドバイザーの塩谷理枝を中心にサポートしました。

リフォーム後のご感想

K様より

お陰様で、毎日とても快適な生活を送っています。生活の中心となる場所をリフォームして、つくづく快適さを実感しています。古い家なので、リフォーム前はとても寒くて使い勝手も悪く、ストレスを感じていましたが、リフォーム後はこの家にやさしくしてもらっているような心境です。

いくつかのリフォーム会社に相談する中、エコリフォームさんは「もっと暖かく過ごせるお部屋にしませんか?」と、水まわりを新設する提案をしてくれました。 家の欠点に目を向け、それを改善してくれたお陰で、満足度120%のリフォームになったと思います。

床や巾木に使った無垢材は、感触や質感が良いだけではなく、視覚的にもとても癒やされています。 1ランク上の高級品というイメージでしたが、それ以上の価値を感じます。 またキッチンやお風呂に使用したホーローの性能の高さにも感激しています。 エコリフォームさんが丁寧に説明してくださったので、良い素材を選ぶことができました。

また、ドアから引き戸への変更をご提案くださったお陰で、夏は涼しい風を、冬は明るい光を取り込めるようになりました。 予想外の効果です。

この家に暮らす私たちが少しでも快適に過ごせるようにと、プラン作成から施工まで一切妥協なく進めてくださったことに、心より感謝しております。 私たちの夢を叶えていただいて、本当にありがとうございました。

お客様インタビューはこちら

インテリアコーディネーター
薄井 歩

築44年になる家にお住まいのK様は、「とても寒い!」という1階のお部屋を断熱リフォームし、水まわりを大幅に改善されました。

築年数の長いお住まいをリフォームする時は、「あそこもここも手を入れたい」と思われる方が多いのではないでしょうか。 しかしK様は、毎日の暮らしに直接関わってくるスペースを集中的にリフォームされました。予算には限りがあるので、賢い方法だと思います。

「家にやさしくしてもらっているような心境」とまで仰っていただけるような、快適な空間を実現することができました。ありがとうございました。

二度目に行ったリフォームの様子はこちらから

懐かしい日本の家の雰囲気をそのまま、モダンにリフォーム