TOP > リフォーム事例 > スケルトンリフォーム > 築60年7坪の長屋住宅、再生ものがたり
ハウスデータ
築年数 | 60年 |
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住宅仕様 | 3階建て木造住宅 |
広さ | 建坪 約7坪 |
リフォーム内容 | 1、2、3階のスケルトンリフォーム |
地域 | 東京都文京区 |
文京区で築60年、
ご家族の歴史を見守ってきた住宅の
スケルトンリフォーム事例をご紹介致します。
休日は散策の人々でにぎわう歴史ある町に佇む、
建坪が約7坪という超コンパクトな3階建て住宅です。
お問い合わせをいただいてから、完工まで、実に半年
近くという長い期間を経て完成いたしました。
お問い合わせいただいた時のF様のお家は、事情がありとても住める
状況ではありませんでした。
その為、こちらのお家が、綺麗になり、しっかりと耐震補強もされ、
快適にお住まいいただけるようになるまでには、ドラマのような
紆余曲折がございました。
この度の事例紹介では、長丁場に渡ったリフォームをドキュメンタリー
風にご紹介したいと思います。
ホームページよりお問い合わせをいただいたのは、完成より遡ること半年以上前。
ご家族で東京に戻られるため、文京区にお持ちの住宅をリフォームされたいというお客様「F様」でした。
早速、弊社の施工担当である、一級建築士の塩谷敏雄が現地を拝見しにお伺いしました。
F様のお宅は、築60年。
老朽化の為、一度は新築をご計画されたそうですが、いざ着工・解体する際
になり、事情があり計画が頓挫してしまったのだそうです。
写真のように、スケルトンになった状態で、住むことも出来なくなってしま
い、困り果てていた中、弊社にご相談くださったのです。
その後、設計担当の建築士を伴って、再度の現地調査を行いました。
住宅の状態を一級建築士による専門家の目で一つずつ念入りに点検した結果、
リフォームは充分可能であるという結論が出ました。
調査の結果を元に、お客様には、弊社のこちらの家に対する考え・
どのようなリフォームが出来るか、など、ご説明させて頂くお時間をとって頂きました。
大きなご計画ですので、初めの時点でリフォームに対する考え方、進む方向などを、
お客様と私たちでしっかりと確認し合う事は大切なプロセスです。
お客様も、安心くださったようでした。
こうして、F様とエコリフォーム、 二人三脚の半年に渡るリフォーム計画が始まりました!
御社は、現状をじっくり調査して頂き、事の深刻さを真剣に受け止めて頂き、 けれど決して安易に回答せず、「難しいと思いますが、引き受ける以上は全力で やらせていただきます。」という言葉をいただき、当時の私達には本当に救われる思いでした。
◎ お客様のご要望は・・・
両隣と近接した住宅で、老朽化も進んでいる為、騒音や耐震面で改善したい
収納を充実させたい
ご高齢のお母様や、まだ小さいお子様が快適に暮らせる間取りを。
ハワイがお好きなので、インテリアのイメージはハワイアン
コーディネーター 薄井歩
コーディネーター 薄井歩
細かいところまで提案していただきました。
例えば、コンセントの位置・足の不自由な母の行動を考えて設置した手すり、
狭小住宅の我が家に合わせた無駄のない設計・・小さな事ですが、
毎日の生活をしていくうえで重要なポイントです。
また打ち合わせ時でも、私達の素人目線の提案でも受け流しせずに
細かく調べて頂き、その上で可能か不可能かを答えて頂きました。
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特殊な住宅ですが、出来うる限りの、細かい補強を行います。 【1】必要な箇所に柱を増設し、集成材の梁を架けて補強します。 【2】金物による補強を行います。 【3】構造用合板で壁の補強を行います。 ![]() ※実際の工事では、更に堅固な補強を施しております。 →工事の様子についてはこちらをご覧下さい |
コーディネーター 薄井歩
1.窓サッシや玄関扉を機密性の高いものに交換。
室内の窓は全て、ガラスとガラスの間に空気層を持つ『ペアガラス』を使用した サッシに交換します。 これで、機密性、断熱性が格段にアップ!!2.床・壁・天井へ、断熱材をばっちり施工!
ペットボトルを再利用して作られたエコな断熱材「パーフェクトバリア」を採用。
何度かのお打ち合わせを経て、ご契約をいただき、
いよいよ、実際にF様のお家をお任せいただくことになりました。
ご家族思い出の住宅。大事に工事いたします!