フリーダイヤル0120-292-575

リフォーム事例 >  部分リフォーム >  ビルトインガレージのある3階建の家を耐震補強

このエントリーをはてなブックマークに追加
ビルトインガレージのある3階建の家を耐震補強

このページは、ピンチアウト&インで拡大縮小しながらご覧いただけます。
ハウスデータ
■築年数13年
■住宅仕様 木造3階建て住宅
■広さ建坪 15坪
(合計14坪・約53㎡)
■ リフォーム
  内容
  • 1階駐車場の耐震補強と、それに伴う、現況復帰工事
  • 2階床下断熱
■地域東京都新宿区

Y様邸は、土地の限られる都心ではよくあるスタイルですが、写真のように1階の大部分がガレージになっている、三階建ての木造住宅です。

こちらの建物を13年前に建売で購入され、長くお住まいですが、2011年3月の大震災を経験し、この先のことが心配になってしまわれました。
また、年月を経たことで、外壁にクラック(ひび)が生じてきたことも気になっていたそうです。

そんな中、同じスタイルのお宅の耐震リフォームの事例(>>こちら)を弊社ホームページでご覧になって、メールにてお問い合わせくださいました。
早速、建築士の塩谷がお宅を拝見にお伺いすることなりました。

早速、現場を拝見したところ、やはり気になる点がありました。

ガレージ部分の壁が上階と揃っていません


車を入れるためのスペースに少しでも余裕を持たせる為かと思いますが、1階ガレージの向かって左側の外壁が、2階の外壁より少し外側にずらして立てられています。

この壁は、重要な耐力壁なのですが、この形では、上からかかる力が分散されてしまい、うまく1階に伝わりません。 弱い部分に力が集中し、危険な状態になります。


設計図面と実際の建物の様子で、異なる部分が見受けられました。

写真、2階の一部が少しせり出している形で建築されている箇所、こちら、最初の設計図面を拝見させていただいたところ、この形にはなっていませんでした。

恐らく建築する段階で変更を加えたのかと思われますが、そうなると、たとえ、安全な数値になるように構造計算をして設計していたとしても、実際とは異なるので意味がなくなってしまいます。

こちらも、上階の揺れの原因と推測されました。


点検穴から確認させていただいたところ、梁が細い箇所がありました。

ガレージの天井に設けられていた点検穴より天井裏を確認させていただきました。 上階を支えるのに重要な梁が細いのが気になりました。

特にこちらの建物は、1階がガレージで壁の量が少ないので、梁で支えきれなくなった時には2階が崩れてきてしまいます。

以下のような耐震補強になります!

壁の位置を合わせます。
壁の位置を合わせる為に、下に新たな基礎を打ち、その上に筋交い+耐震金物、そして構造用合板を張って壁を立てます。

筋交いは、耐震金物と併用して初めて力を発揮します。
壁に筋交いを入れると揺れに強くなりますが、地震の一番初めに起こる縦揺れで ズレてしまうことがあり、それを防いでくれるのです。
ホールダウン金物
新しく設置した基礎とその上に施工する柱をしっかり固定するために「ホールダウン金物」を設置します。
梁の補強
細さが気になった既存の梁を、集成材の梁で補強いたします。
仕口ダンパー設置
柱・梁仕口部に仕口ダンパーを取り付けます。
仕口ダンパーは、地震力を建物全体に分散させると共に、建物の揺れ幅を減少させる効果を発揮してくれるもので、建物の耐震性能を向上させます。

仕口ダンパーとは、内部に粘弾性のある特殊な素材を挟んで形成されている器具です、この粘弾性体が、小振幅から大振幅まで安定したエネルギー吸収能力を持ち地震荷重に対してだけでなく、風荷重に対しても効果を発揮します。

長持ちするのも、こちらのダンパーの優れたところで、その耐久性は、50年以上です。
>>仕口ダンパーについて詳しくはこちら

【一級建築士・塩谷敏雄より】

3階建ての建物は、3階が一番揺れが大きくなります。 軽減するには、建物の荷重がかかる1階を強くすることが一番良い方法です。

ただ、3階建ての耐震補強では、いくら強くなりましたよと言う風に正確な数値では出せません。その中で、今よりも強くなるよう出来る限りの事をさせていただきます。

Y様邸は、建築された時の状態が、計画された図面と異なります。
つまり、本来の形から崩れてしまっているということで、そこが大きな弱点です。そこで、本来の力に戻すための補強計画を立てました。


補強で天井を一度壊しますので、断熱も行うことをご提案。

点検穴から、構造の状態を拝見させていただきましたところ、ガレージの天井に断熱材が入っていませんでした。

必ずしも入れなくてはならない訳ではありませんが、断熱材が入っていないと、ガレージ上階の部分の床が、外気の影響を受けやすくなるので、特に冬の時期に寒さを感じてしまいます。

そこで、この度、ガレージ天井を剥がすのに合わせて断熱材を入れることにします。

工事の様子です

壁の位置を合わせる為に、新しい壁を立てる+梁補強+断熱

【1】 こちらのガレージの部分に補強をかける工事になります。

【2】 着工です。まずは、既存の壁と天井の外装を撤去します。

【3】 早速、新しい基礎の施工が始まります。まずは基礎の骨になる鉄筋を配してゆきます。既存のコンクリートに杭を打つように、1本1本設置します。

【4】 建築基準法で定められた太さの鉄筋を、定められた間隔できちんと配しました。

【5】 型枠が組まれ、コンクリが流し込まれます。

【6】 基礎から出ているこの鋼の棒は、長い方は、基礎と土台と柱を接合するためのホールダウン金物、短い方は基礎と土台と接合する為のアンカーボルトです。この後、土台、柱が設置し、上に被せる金物と結合して完成します。

【7】 基礎の上に、土台が設置されました。こちらの土台の木材の色が少しくすんでいるのは、シロアリ対策に防蟻処理をしている材だからなんです。

【8】 こちら、ガレージ天井裏に通っている給水管。何故、耐震補強で給水管が関わってくるのかと言いますと、今回、補強で新しく壁を建てたい位置と重なってしまっていたのです。

【9】 そこで、位置を少しだけ手前になるようにずらしました。

【10】 柱と筋交いで、新しい壁の骨組みが形成されます。

【11】 構造同士の接合部には耐震金物を。このようにガッチリ接合することで、地震の揺れで力がかかった時に、柱や筋交いが接合部から「抜けて」しまうのを防ぐのです。

【12】 下側にもしっかりと耐震金物が設置されています。左は基礎と土台を接合するアンカーボルトです。

【13】 新しく建てた壁と、もともとある既存の壁も、しっかり固定する必要があります。二つの柱の間に、横向きに材を挟み、コーチボルトで固定するという形で結合されました。

【14】 横から見たところです。既存柱と新規の柱がしっかり固定されているのがおわかりいただけるかと思います。

【15】 シロアリ被害を防ぐ為、下半分に防蟻材を塗布したところです。色が付いているのが塗られた箇所です。

【16】 ホールダウン金物も、設置完了です。建物の弱点になる、ガレージ壁面の二箇所に設置されました。

【17】 細さが気になった梁が補強されました。杉の集成材を使った丈夫なものです。

【18】 壁には、筋交いや柱を覆い隠すように構造用合板が張られました。この構造用合板は、「面」を形成することで建物の強度を上げる働きがあり、筋交いと一緒に施工することで効果がUPします。

【19】 ガレージ天井には、断熱材であるパーフェクトバリアが施工されました。
このガレージの上は2階のリビングになりますが、断熱材が入っていないかったので、冬の時期に床から外の冷気が入ってきやすかったと思われます。今回、補強で天井を剥がしますので、断熱も行うチャンス!・・ということで、ご提案いたしました。

【20】 断熱材を覆うように、軒天材が施工されました。

【21】 ガレージは屋根があるとはいえ、屋外です。雨風のダメージを防ぐ為の防湿シートもしっかり施工します。

【22】 防湿シートの上からサイディングが貼られました。

【23】 仕上げの吹きつけ塗装の様子です。既存の壁と違和感が無いものを塗装し、いかにも「補強しました!」とういうのがわかりにくくします。

【24】 基礎の上に少し出っ張っているように設置されたのは、基礎を伝って、シロアリが進入するのを防ぐ防蟻笠木です。


仕口ダンパー設置

【1】 こちら、仕口ダンパーが取り付けられました。外装材の上からなのでわかりづらいですが、柱と梁の交点に設置されています。

【2】 仕口ダンパーは、特殊な粘弾性体が内部に入っているもので、地震の揺れを分散させてくれる働きがあるのです。

【3】 左右対称に4つ、設置されました!
>>仕口ダンパーについて詳しくはこちら


補強の為にいったん撤去した収納の復旧

【1】 こちらは、この度の補強工事前の様子です。ガレージの奥に、吊戸の収納があったのですが...

【2】 補強工事をするにあたり、撤去しなければなりませんでした。

【3】 そこで改めて新しい収納を造り付けいたしました!


完成です!

【一級建築士・塩谷敏雄より】

完成しました。
写真向かって左側の壁面が、2階の壁と繋がった位置になり、補強前に比べて安定したのが、見た目でもおわかりいただけるかと思います。

木造3階建ての建物であるため、二階建てのお住まいのように「構造評点(耐震診断で明らかになる建物の耐力を数値で表したものです)」が出せないのですが、体感で、揺れの違いを実感いただけると思います。

普段お使いのガレージのため、工事中は、お車を別の場所に移していただいたり、普段置いているものを一旦撤去していただいたりと、お手間をおかけいたしましたが、快くご協力くださいまして、ありがとうございました。
また何かありましたらいつでもお声かけいただければ駆けつけますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

木造の耐震補強に関してはこちらも合わせてご覧ください


こちらの他にも、東京23区内で行った耐震補強の事例を掲載しております。合わせてご覧ください。

ビルトインガレージのある3階建

ポイントを抑えて耐震&断熱

昭和30年代の木造住宅補強

1階が車庫の木造3階建て住宅

築35年の木造住宅を耐震補強

築60年の木造社屋を耐震補強

1階が駐車場の住宅を耐震補強

築50年の木造住宅耐震補強

シェルターを造る耐震補強

フリーダイヤル0120-292-575

メール:info@eco-reform.com

営業時間 9:00~19:00(日曜・祝日定休)
お問い合わせフォーム 東京23区完全対応いたします

株式会社エコリフォーム 東京都江東区富岡1-22-29-2F/TEL 03-3641-4134/FAX 03-3641-4125

メディア掲載情報 フジテレビ「みんなのニュース」耐震特集
フジテレビ「みんなのニュース」耐震特集
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」
BSジャパン「暮らしの学校」
BSジャパン「暮らしの学校」
新聞・雑誌・書籍でも紹介されました
新聞・雑誌・書籍

東京23区別のリフォーム事例はこちら>>足立区荒川区板橋区江戸川区大田区葛飾区北区江東区品川区渋谷区新宿区杉並区墨田区
世田谷区台東区千代田区中央区豊島区中野区練馬区文京区港区目黒区

facebooktwitterInstagramHouzz
© 2004 EcoReform inc. マンションリフォームはこちら