築年数 |
60年 |
住宅仕様 |
2階建て木造 店舗兼住宅 |
広さ |
1階60㎡+2階47㎡ |
リフォーム内容 |
・1階スケルトンリフォーム
・2階内装リフォーム
・外装リフォーム |
地域 |
東京都江東区 |
深川、老舗材木屋さんのお住まいです。
エコリフォームから歩いて行ける距離の場所で、何十年も続いている老舗の材木屋さんです。自宅兼店舗として使われている築60年ほどの建物をスケルトンリフォームしました。
江東区の木場は、江戸時代からの木材集積場です。昔から、多くの材木問屋や製材屋さんが軒を連ねていました。
木材集積場が木場から新木場に場所を替え、木材関連のお店も随分と少なくなってしまいました。
そんな中でもK様のお店は長く元気に営業している一軒。エコリフォームも40年以上の長きにわたってお世話になっています。
お仕事柄、長年にわたって多くの住宅工事現場をご覧になっており、目が肥えていらっしゃるK様。
K様に「塩谷さんのとこなら大丈夫」とご判断いた上で、ご依頼をいただきました。まことにありがとうございます。
K様のお宅は自宅兼店舗として使われている建物です。道路に面した手前側が店舗、奥が住居になっています。
この建物が建てられたのは60年ほど前のこと。
その後、何度か改築を行い、現在のインテリアは30年ほど前に改修されたときのものです。
ご家族みんなで暮らしていた時代もあったそうですが、ここ数年は、お仕事中の休憩場所や物置として使われているだけだったとか。
とても勿体ないスペースになってしまっていました。
そこで、お近くにお住まいだったK様ご夫婦がこちらへ移り住み、思い切ったリフォームをされることになりました!
- 子どもたちはすでに独立しているので、夫婦二人で快適に生活できるようにしたい。
- 60代のK様が今後、年齢を重ねても、末永くのんびり暮らせるようにしたい。
- 築60年が経過した建物なので、耐震性・安全性もしっかり上げておきたい。
- 普段生活する1階は全面的にリフォームし、2階は内装を整えたい。
今回、大きく変わるのは1階。店舗があるために変形のカギ型になる住居スペースを、無駄なく使いやすいよう、大胆にリニューアルします!
ご夫婦お二人の暮らしですので、ドアや仕切りは最小限にして、各部屋がゆるやかにつながった、広がりのある空間をご提案します。
ご夫妻が一番長い時間を過ごされるのは、ダイニングではないでしょうか。家の中心にダイニングを持ってくることで、快適性と、各お部屋への動線の良さを確保します。
また、お料理やお菓子作りが得意な奥様のため、明るく使いやすいキッチンをご提案します。
リビングは玄関から一番近いお部屋。
店舗件住宅となっているK様邸なので、急な来客があっても対応できるようにしました。
ソファーもゆったり置いていただけます。
お二人のお住まいなので、水まわりは細かく仕切らずオープンにして、ゆったりお使いいただけるようにします。また、必要な箇所に必要な収納を設けて、物を出し入れしやすくします。
将来、高齢になっても安心できる使いやすい水まわりです。
静かにお休みになれるよう、寝室は奥まった場所へ。
窓の位置を高くすることで、明るく広さを感じられるお部屋にします。
今後も安心して暮らして行くためには、大きな地震に備えた耐震補強も不可欠です。全く壁が無かった「開口」面に壁を立てて耐震性をあげ、必要な箇所には柱を追加しました。
また、金物「コボット」を使用して、耐震性を損なわずにオープンな空間を実現します。
>>コボットについてはこちら
室内での転倒事故を避けるため、段差を無くして、全面バリアフリーにしました。
また、フロア全体で断熱を施したので、冬は暖かく夏は涼しくなり、体の負担も軽減されます。
安全な暮らしのためには防犯性を上げることも大切です。
K様邸は人通りが多い立地でもあるので、広い窓には面格子、換気用の窓には細長窓を設置し、昼も夜も安心して過ごせるようにします。
K様は材木屋さんでいらっしゃいますので、ご自身のお住まいにも質の高い本物の材を使い、上品に仕上げます。
K様のご両親がこの建物を改築された30年ほど前には、シックでデコラティブなインテリアが好まれていました。
落ち着いた大人っぽいインテリアですが、現代の感覚では少し暗い印象に感じられます。
新しいお住まいはインテリアのイメージを変えて、ご夫妻が毎日を軽快な気持ちで楽しく過ごせるような明るい空間にいたします。
表に面したお店は通常営業をしながら、住居部分を工事していくことなります。
極力、営業の妨げにならないよう、工期には余裕を持たせ、お店の都合に合わせた工事計画を立てました。
通常であれば、1ヶ月半ほどの工期となる規模ですが、今回は少し長めに、2ヶ月半の工期をいただくことになりました。
K様邸では、既存の建物の一部を削る「減築」を行いました。
まずはその様子からご紹介いたします。
以前、ご家族でお住まいだった頃には広いスペースが必要だったため、増築をされていました。
しかし今後は、ご夫妻お二人での暮らしになりますので、増築した部分を減築することになりました。
増築するとスペースは広がりますが、建物のバランスを崩す原因にもなります。今回の減築で、建物が建てられた当初のバランスに戻します。
減築箇所の2階部分が解体されたところです。赤で示した1階部分も解体していきます。
少しせり出した部分に新しい基礎を造って外壁を立てます。まず、鉄筋とアンカーボルトを配し・・・
アンカーボルトと土台としっかり固定させてから基礎を形成します。
新築と違い、リフォームでは建物によって条件が違うため、経験に裏付けられた判断のもと、臨機応変に施工する必要があります。
太い柱が立ち、新しい外壁の骨組みが出来上がりました。
新しい壁に張られているのは、透湿シートです。湿気を通して結露を抑え、外部からの水の浸入を防ぐ効果があります。
その上に「ラスカットパネル」が張られました。地震に対して力を発揮してくれる外壁下地材になります。
減築箇所を内部から見たところです。左側の白っぽいところが、いったん撤去して形成しなおした箇所。天井の勾配も綺麗に合っています。
こちらは減築箇所の2階部分。2階には部屋を造らず、1階部分の屋根が造られます。
減築と同時に、他のお部屋の解体も進めます。
床下のチェックも入念に行うことができました。
土が入ってしまっていたものの、材木屋さんの建物だけあって非常にしっかりしています。
窓の上でシロアリの被害が見つかりました。雨が入ったためにシロアリの侵入を招いてしまったようです。
このように傷んだ箇所は、今回のリフォームですべて撤去して、新しくします。
入ってしまっていた土や既存の下地を全て撤去しました。
床を支える「床束」は、鋼製束を採用しました。
細く見えますが、2トンの重さに耐え、100年の耐久性があります。
床の高さの調整もしやすい優れた建材なんです。
今回のリフォームで水まわりの位置が大きく変わるため、水道やガスの配管設備も新しくなりました。
お風呂になる箇所の下は、漏水を防ぐために、分厚いコンクリートを施工します。
各所を的確に補強していきます。こちらは梁が補強されているところ。
ここは「コボット」を設置する箇所なので梁を追加しました。
耐震金物も適材適所に設置されます。これは柱と筋交いを固定する「筋交いプレート」です。
斜めの金物は「火打ち」。地震や台風で建物が歪むのを防ぎます。
羽子板ボルトは、梁と柱の接合部分に使用される耐震金物です。
リフォーム前、ほぼ全面が大きな掃き出し窓になっていた壁面です。
窓には建物を支える力がないため、補強の必要があります。窓を縮小して、左右に耐力壁を立てました。
奥が減築部分です。建物が元からこういう形だったように見えますね。
電気屋さんが電気配線を整えています。
間取りが変わると、照明、コンセントの位置も変更になります。電気の容量も増やす必要があり、リフォームでも電気工事が必須です。
1階にある7か所の窓は全て、ペアガラスに変更です。
窓サッシを断熱効果の高いものにすると、外気の影響を受けにくくなり、室内の冷暖房効率が良くなります。
ナラ材の無垢フローリングは、早い段階で張られます。
内部の造作をする前に、ベースとなる床を仕上げてしまうのです。
紙を挟んでいるのは、微妙な「隙間」を作るため。
無垢材は季節に合わせて収縮するので、割れや反りが生じないように隙間を作っておくのです。
張り終わった無垢に傷がついてはいけないので、すぐに養生します。完成までしばらくはこのままです。
ラスカットパネルの上に「ラス網」を張ります。ラス網は、モルタルがはがれないよう保護するための下地です。
グレーの下地モルタル、白い仕上げのモルタルの順に塗装します。
職人さんが仕上げモルタルを塗っているところです。
清潔感のあるオフホワイトの外壁ができあがりました!
上は重さに耐えるしっかりした下地、下にはツルツルのパネルが張られている箇所。
ここにはキッチンが取り付けられました。
キッチンはパーツごとに搬入され、現場で組み立てられます。
電気屋さんが再び登場。コンセントプレートや照明器具を設置できるように整えています。
建物の構造上、抜けなかった柱です。上から合板を張って化粧を施し・・・
×字の金物「コボット」を設置しました!コボットは、耐力壁と同じ役割を果たしてくれるものです。
コボットの上下左右4か所は、梁や柱などの構造体と結合され、しっかりと強度を保ちます。
「壁を作らず空間につながりを持たせたい。でも補強はしなければならない・・・」
そんな時に活躍するコボットは、エコリフォームでも出番の多い耐震補強金物です。
ボードの継ぎ目や凹みの部分を丁寧に塗装します。壁紙の表面にボードの凹凸が出て、不格好になってしまうのを防ぎます。
収納部分もすっかり出来上がっていますね。もう完成も間近です!
ご夫妻お二人が安心してのんびり暮らせるお住まいが完成です!
普段の生活は1階だけで出来るようになっており、動線もスムーズです。
水まわりはオープンにすることで、ゆったり使えるようにしました。お掃除もしやすくなります。
ナラの無垢フローリングは上品な仕上がり。白い壁とマッチしてとても明るい印象となりました。
リフォーム前の様子
エコリフォームも長年お世話になっている地元の材木屋さん、K様のリフォームが完成しました。
材木屋さんのお店を兼ねたお住まいを、K様と奥様のお二人がゆったり暮らせる形にしたいとご依頼いただきました。
築60年が経っていましたが、しっかり補強を行い、耐震性もアップして、これからも安心・安全な家に生まれ変わりました。
完成の様子を詳しくご紹介する前に、もう一度リフォームプランを振り返ってみましょう。
主にリフォームするのは1階です。
現在60代のK様ご夫妻が、今後も長い間、安全で便利に暮らせるよう、普段の生活に必要なスペースは1階に集めました。
程よくオープンな間取りのため導線がスムーズで、全面がバリアフリー化された暮らしやすい住空間です。
フロアは、ナラの無垢フローリングを採用。高級感のある木目が特徴です。
室内建具は、岡山県の国産材を使った無垢の建具を採用しました。
明るい雰囲気の中に落ち着きと高級感がある、ご夫妻にふさわしいインテリアとなっています。
無垢フローリングといっても、木の種類によって様々です。
若い世代には明るく軽快な印象のカバ桜やパインが人気ですが、少し上の世代のお客様は、K様邸と同じナラを選ばれることも多いです。
ナラを好まれる方は「木目に味わいがある」と言われたりしますね。
また、杉のダイナミックな木目がお好みという方もいらっしゃいます。
木の種類によって硬い、柔らかいといった違いもあります。
インテリアの好みや世代、ご希望の暮らし方をお伺いして、サンプルもご覧いただきながら、そのお客様にぴったり合うものをご提案しています。
それではリフォーム完成の様子をご紹介いたします!
住まいの中心は、一番長い時間を過ごすダイニングキッチン
ダイニングキッチンを、住まいの中心に持ってきました。一日のうち、一番長い時間を過ごす場所ですから、ご夫妻が快適にくつろげるように工夫しています。
ダイニングから各部屋への動線もスムーズになり、床はすべてバリアフリーなので安全です。
床にはナラの無垢フローリングを
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K様は材木屋さんなので、良い物をご存知です。フローリングには、とても綺麗な無垢のナラ材が使われました。
無垢フローリングは、季節に合わせて湿度を調整する
調湿作用と、一度暖まったら冷めにくいという
蓄熱効果があります。
中でもナラは木目が美しい上、堅くて強度があるのでキズがつきにくい点も好評です。
ストリップ階段はシックな色に
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2階への階段は、リフォーム前に使われていたものを再利用しました。
下が空いているストリップ階段です。
ストリップ階段は一般的な箱型の階段に比べ、空間に広がりと明るさを感じられるところがいいですね。
シックなダークブラウンに塗り替え、ダイニングキッチンのインテリアにぴったりのアクセントになりました。
階段下には大型の収納を配置したので、踊場が広く、安全に昇り降りが可能です。
丈夫な手すりもつけたので、ご高齢になられてからも安心ですね。
タカラスタンダードのホーローキッチン♪
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明るい空間の中で、もう一つアクセントになっているのが、タカラスタンダードさんのホーローキッチンです。
お料理上手の奥様のこだわりがいっぱい詰まった、明るく使いやすいキッチンになりました。
白っぽいキッチンを選ばれる方が多い中、K様がお選びになったのはネイビーのキッチン。ダイニングキッチン全体が落ち着いた雰囲気になりました。
手の届く位置まで下げられる収納棚「アイラック」もついています。
シンク上のアイラックは、洗った食器の水切りにも使える優れものです。
上から下までたっぷりの収納も魅力的。
キッチン正面の壁や収納扉もホーローなので、マグネットのフックなどがくっつきます。
調理器具などの収納に役立ちますね。
ビルトインのオーブンは、奥様のお菓子作りに大活躍してくれそうです!
オープンなまま耐震性アップ!
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耐震性を考えると、ダイニングの図の位置に耐力壁を造る必要がありました。
しかし、こんなところに壁があったら、ダイニングとリビングの開放感が半減してしまいます。
そこで採用したのが「コボット」。4隅をしっかりと構造体に結合することで、耐力壁と同じくらいの効果をもたらす耐震金物です。
リビングからダイニングの方を眺めた写真でも、1つの空間のようなつながりが見て取れます。
コボットなら、オープンな空間はそのままに、地震にも強いお住まいを実現できるのです。
コボット部分が壁だったらこんな感じに...
玄関から入ってすぐの位置にあるのは、落ち着いた雰囲気のリビングです。
普段はご夫婦でテレビを見たりしてくつろがれるスペースですが、店舗付き住宅のため、急なお客様も多いとのことで、応接室としてもお使いいただけるようにレイアウトしました。
窓の下にソファーを置いて、ゆったりとくつろぐことができますね。
ダイニングから続くバリアフリーの床
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お部屋の床はすべてナラの無垢フローリングになっています。
段差のないバリアフリー仕様で、ドアや仕切りもなく、ゆるやかなつながりを感じられる空間です。
引き戸を開けるとさらに広々
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寝室との境にある引き戸を開けると、もともと開放感のあるお部屋がますます広く感じます。
リビングでのんびりくつろいで、眠くなったらすぐ寝室へ、なんてことも可能です。
来客時以外は、引き戸を開けたままで過ごすことも多くなりそうですね。
国産杉の無垢の建具にこだわりました
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室内の建具はどれも国産の杉にこだわった無垢の建具です。
リビングと玄関の境にある引き戸には、繊細な格子が入っていて、玄関ホールを明るく上品な印象にしています。
リビングと寝室の建具も趣があり、落ち着いた雰囲気になっています。
▲リビング ― 玄関
▲寝室 ― ダイニング
▲ダイニング ― 水まわり
大きな窓から明るい光が入る寝室です。
窓の下には棚を造りつけ、小物やグリーンなどをちょこっと飾れるようにしました。
ベッドを置いたらちょうどいい高さですね。
お持ちのタンスやドレッサーを置くのにぴったりのスペースも用意しました。
K様邸は比較的賑やかな地域にありますが、寝室は奥まった場所にあるので、静かにおやすみいただけます。
このスリムな窓は、減築部分なんです
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寝室の図面を見ると、リビングより少し出っ張っています。ここは減築をして、新たに外壁を造り直した部分です。
ここに床から天井近くまである、スリムな細長い窓を設置しました。
このスリムな窓と、部屋の反対側にある大きな窓を開けると、気持ちのいい風が通り抜けます。
採光・通風ともに良好な寝室です。
工事中の窓を外から見たところです
トイレと洗面の間にあえて仕切りを造らず、同じスペース内に配置しました。
ご家族がたくさんいるご家庭では、トイレと洗面を同時に使う時間も多いので、仕切りをなくすことは難しいですが、ご夫妻お二人の暮らしなら問題ありません。
限られたスペースでもゆったり使えるので、将来もし介護が必要になったとしても安心です。
また、ダイニングキッチンからすぐの位置にあるので、家事をする際の動線がよく、お洗濯をしながらキッチンでお料理をして・・・なんて時に便利です。
床は水まわりによく使われるコルクタイルです。コルクタイルは撥水性がよく耐久性もあるので、お掃除が楽なのがうれしいですね。
お風呂はちょっぴり可愛らしく
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お風呂はタカラスタンダードさんのシステムバス。
広さをたっぷり取りました。
浴室パネルがホーローなので、毎日のお手入れはシャワーで流すだけでOK。
また、マグネットがつくので、壁にフックや収納をつけられるのもポイントです。
浴槽と棚には淡いピンク、壁にはリーフ柄をお選びになって、可愛らしい雰囲気になりました。
窓があるので、しっかり換気もできますよ。
収納もたっぷりのトイレ・洗面
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湿気やカビを避けるため、水まわりはまめに換気したいものですが、窓を開け放しにすると、防犯上の心配があります。
そこでトイレの脇に、人が通れないサイズの細長い窓を設けました。これでお風呂上がりなど、好きな時に換気することができます。
造りつけ収納は大きめサイズ。タオルや小物、お掃除道具など、しまいたいものを十分しまえるように計画したものです。
▲洗面の隣には洗濯パン
▲トイレの脇に窓をつけました
▲上から下まで収納です
水まわりの床には足ざわりがよく、お手入れも楽なコルクタイルを採用しました。
コルクはワインの栓にも使われているように、水濡れに強い素材なので、水まわりには最適です。
肌触りがソフトで、ほんのりとした暖かみも感じるので、冬場に素足でも寒くないのがうれしいですね。
今回のリフォームで内装を整えた2階は、趣のある純和風の空間となっています。
間取りの変更は行いませんでしたが、さすがに材木屋さんの和室です。材料も設えも素晴らしいものでした。
畳だった床をK様の選ばれたフローリングに張り替え、襖と障子を明るい印象のものに替えて、今の暮らしにあった空間に生まれ変わりました。
ご夫妻の普段の生活は1階で事足りますが、お子様やご親戚がお泊りの際などにお使いになるそうですよ。
K様は、父の代からお世話になっている材木屋さんです。深川の材木業者さんがどんどん減っていく中、今でも頑張っておられる、頼りになる材木屋さんです。
60年前に建てられた建物の特性を十分に把握し、それを活かした設計を心がけました。
店舗があり、住居として使える空間が少し変形のため、間取りの設計には頭を悩ませました。何度も変更を繰り返し、お打ち合わせの時間もたくさんいただき、ありがとうございました。
これからのご夫妻のご生活にあった住空間となるよう願って造り上げた空間です。
馴染みの大工さんや職人さんと共に、良い仕事をさせていただけたことに、心より感謝いたします。
【リフォームアドバイザー 塩谷理枝】