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7.5坪の空間を活かす
住宅再生リフォーム
ご家族の思い出の詰まった大切なお住まいをスケルトンリフォームさせていただきました!

ご両親のために、お二人のお嬢さんが取り組んだ「親孝行住宅再生」リフォーム。
エコリフォームと二人三脚で完成した、優しい空間です!
ハウスデータ
築年数40年
住宅仕様2階建て木造住宅
広さ1階+2階:約15坪(50m2)
内容1階・2階全体のフルスケルトンリフォーム
外部全面改修
地域江東区

お客様より

地元で信頼できそうな業者さんを探していてエコリフォームさんに辿りつきました!

うちって東京の狭小の中でも小さい方だと思うんです。
でも3階建てにもできないし、2階建てで何とかしなければいけなかった。そういう、土地の事や家の狭さを、エコリフォームさんは覚悟してくれているのが良かった。

うちみたいな家があるというのを充分わかってくれて、この地域がどんなもんかというのも知っていてもらえたので頼みやすかったです。

>>リフォーム後のインタビューにご協力いただきました!

2棟並んだお住まいを同時に耐震スケルトンリフォームしました!

H様は、横に並んだ、どちらも築40年になる2棟の木造の建物をご所有されています。
1つは、40年前の新築の際にご購入され、ご両親と二人のお嬢さんが長く暮らしていた木造のお住まいです。こちらには現在、ご両親がお二人でお住まいです。

もう1つは27年前ほど前に空家になった際、近いからと購入された建物で、現在は、下のお嬢さんがお住まいです。

立地が素晴らしく、日当たりや風通りも良いお住まいですが、どちらの建物も40年の歳月によって傷みが進んでしまっており、少しのことで揺れるのが気になっていた上に、段差や階段の急勾配でご両親がケガをしてしまうのではないかという心配があったというH様。

しかし、土地の関係上、新築をすると狭くなってしまいます。
そこで、これから長く暮らすには大掛かりなリフォームせざるを得ないとお考えで、2棟同時のリフォームを、弊社にご依頼いただきました。

こちらでは「両親のお住まい」のリフォームについてご紹介させていただきます。

こちらの事例紹介では、主に、ご両親様がお住まいになっている建物のリフォーム計画から完成までの様子をご紹介させていただきます。

お二人のお嬢さんにとっては生まれ育った建物であり、ご両親様がこれからも長くお暮らしになる建物です。
ご両親様の生活が安心で安全になるよう、心のこもった住まい造りの記録です。

業者選びもお二人のお嬢さんが奮闘され、弊社にお声がけいただきました

「一昔前なら、地域に根ざした工務店というのが必ずあって、そういったところにお願いしていたと思うけど、 今はそういう業者さんもいなくなってしまったので、情報収集して探すことにしました」 とおっしゃるお嬢さん方。

自分達のご要望と、予算、業者さんの性質などをよく吟味されたうえで、エコリフォームが合っていると感じてくださり、お声をかけていただきました。

お客様より

両親の年齢を考えると、リフォームするのは今が一番良いタイミングだと思い、家族でよく話し合ってリフォームを実行することに決めました。

そして、私達の要望と予算を伝えて、大手さんや中堅さん、小さな会社さんなど、いくつかの業者さんに相談しました。

他の業者さんは何とかうちの予算に合わせて契約を取ろうとしていたけれど、エコリフォームさんは、できないことは「できない」とはっきり言ってくれるのが、かえって安心できました。
本音で話してくれているのがわかったからです。

H様のご要望は・・・
【ご要望その1】何よりも、安全であること!
H様がお悩みだったことは・・・

H様のご両親がお住まいの住宅は築40年。
新築の時にお父様がご購入され、ご家族の歴史、ご姉妹の成長を見守ってきてくれた大切なお住まいです。

しかしながら、拡張工事を行っていたことによる不具合、そして経年の傷みが進み、安全性に不安を感じていらっしゃいました。
お二人のお嬢さんは、ご両親がこの先もずっと長く、元気にお暮らしになる為に、何よりも「安全な家」にしたい、とお考えでした。

◆建物自体を安全なものにしたい

「安全で、家がつぶれなければ、というのが一番!」 とお考えだったというH様。
実はH様邸は、 過去に拡張工事をされた経緯があり、その拡張部分に、かつて雨漏りしてしまったこともある ということでした。
実際、少しのことで揺れるため、危険を感じていらっしゃいました。

お客様より

うちは解体したら大変なことになっているだろうな、だから、少しづつリフォームするのではなく一気にやってしまわないと無理だろうな~と思っていました。

◆バリアフリーで安全に
屋内事故の危険を無くしたいというのも大きなご希望です。

40年前のお住まいは、段差があったり、階段の勾配も、今の家に比べるとかなり急勾配でした。
それらが全て良くないものではありませんが、お嬢さん方はやはり心配でいらっしゃったそうです。

この度、せっかくスケルトンリフォームをするのですから、今度は、屋内事故の可能性の低い、安全な住まいを、とお考えです。
◆暑さ&寒さを解消し、身体に負担なく暮らせるように
恐らく断熱材は入っていないと思われ、特に冬の寒さにはお悩みでした。
寒い家は「ヒートショック」の危険性が高まり、あまり良い環境とは言えません。

ご両親がこれからも長く、快適な環境で暮らしていただくためにも、断熱材は経年でダメにならないような、良い物を使って差し上げたいとお考えでした。
【ご要望その2】限られた空間をスッキリ住みやすくしたい!
H様がお悩みだったことは・・・

1階2階合わせて49m2というお住まいです。

間取りが使いづらいこともあり、とにかく物があふれてしまって、危険を感じるほどだということを、二人のお嬢さんは心配されていました。

◆ご両親お二人の暮らしに合わせた住まいに
新しくなるお住まいは、「お父様とお母様がお二人で生活する」という事を想定した、体に負担のかからない、ゆったりと楽しく暮らせるような空間にされたいとご希望です。
【そして...】細かいご要望も詳しくヒアリング!

H様の大きなご要望は「安全な家!」ということですが、それだけではなく、実際に暮らす方のライフスタイル、好みのインテリアはどのようなものか、 ということを把握するのはとても大事なことです。

また、このリフォーム計画にあたって、お客様ご自身であらかじめショールームなどに行かれて、いろいろな設備を見てこられていたので、その中で、いいなと思われてたものなど、かなり詳細によくヒアリングさせていただき、リフォームプランの作成に入りました。

  • インテリアは和風が好み
  • 母は裁縫をするので作業スペースがあるといい
  • 空間を広く見せる工夫がほしい
  • お風呂は今までと似た形の方が落ち着く
  • 父の趣味部屋を作ってあげたい
  • 床はやっぱり木を使いたい

...などなど、細かい要望をリストアップ!

H様のご要望を反映した、リフォームプランが出来上がりました!
リフォーム前のお住まいは・・・

長年、お暮らしになってきた愛着のあるお住まいではありますが、 全体的に傷みが目立ち暮らしづらさを感じられていました。

○全体的に暗い・寒い
○設備の老朽化
○収納が足りず部屋が片付かない


などなど様々なお悩みをお持ちでした。
構造を大きく見直し、安心して暮らせる建物に再生します!
そして、限られた空間でありながら暮らしやすい間取りを実現いたします。





H様邸には、コンパクトだからこその【ポイント!】がたくさんちりばめられているんです
  • ゴチャゴチャしないような暮らしやすい間取りです
  • 無駄の無いスムーズな屋内動線です
  • ご夫婦お二人の暮らしなので、必要以上に間仕切りをしません
  • 間仕切りに「開きドア」は使わず、「引き戸」のみを採用
  • 視覚的に広く感じるよう、出窓を設けました
  • 置くものをあらかじめ決めて計画(狭小のお住まいではスペースに限りがあるため、必要なポイント)
  • オープンに使えるよう、廊下は作っていません(来客時は間仕切りの引き戸を閉めます)
  • 収納もたっぷり(2階の1部屋は収納専用)
  • 階段など、毎日の生活で体に負担がかかりがちな箇所はゆったりと

安心して暮らすための「地震に強い家」計画

設計施工責任者の塩谷です。
このたびご相談いただきましたH様のお住まい。ご契約前に壊して内部を確認することはできませんが、可能な範囲での目視により診断、そしてお客様からヒアリングさせていただいたお話から判断しますと、やはり大掛かりな構造リフォームになりそうです。

建てられて既に40年は経過している
28年ほど前に行った拡張工事が、建物に負担をかけていると見受けられる。
その、拡張した部分に雨漏りをしたことがある
シロアリの被害がある
外から見ただけで、かなりの構造的なクラックが見られた

今回のリフォームで地震に対し、粘り強く耐える家にするために、できる限りの構造の見直しを行います。

◆地震に強い家になるように強度を高める設計です

新しいお住まいの設計では、バランスよく耐力壁を配し、建物の強度を高めるような間取りに設計させて頂いております。
更に、耐震金物や構造用合板で補強を掛けていきます。

既存の筋交いを使用する箇所は劣化に応じて、交換か補強を行います。

◆解体後、下地の点検を行います

これから先、安心してお住まい頂ける家とするために、下地の点検は欠かせません。

計画の段階では壊すことはできませんので、解体後、木部の白蟻被害や腐食などが見つかれば、新しい材に交換致します。

解体後、現場の状況を見て頂きながら補強の方法もご説明させて頂きます。

◆追加の工事が発生する可能性があることをあらかじめお伝えいたします。

非破壊での計画のため、やはり予見できない部分もあります。

劣化の度合いによっては、追加で費用を頂き、補強工事をさせて頂く必要があるケースもありますので、その旨をよくご説明させていただきました。

※実際の解体後、やはり、予測を上回る工事になることがわかりました。
そのあたりの経緯につきまして、詳しくは「工事の様子」へ掲載していますので、合わせてご覧ください。

ずっと快適に暮らすための断熱計画
◆パーフェクトバリアを入れます

弊社の行うリフォームではよく使わせていただいている、ペットボトルの再生で作られた断熱材「パーフェクトバリア」となります。

パーフェクトバリアは少し値が張る断熱材ではありますが、その分、優れた性能を持っています。


【長持ち!】

安価の断熱材は、長い年月が経過して湿気を吸ってしまうと、その影響でへたってしまい、下に落ちてきてしまうことがあります。

そうなりますと、断熱材としての性能を発揮することはできなくなってしまいます。
しかし、パーフェクトバリアは、湿気を吸わない高い透湿性能を持ち、「へたり」がありません。
長く、優れた断熱性能を保ってくれるのです。


【暮らす人に優しい】

ペットボトルの再生ということで環境に優しいだけではなく、接着剤、代替フロンなどの有害物質は一切不使用です。

いよいよ、着工に向けて!

リフォームプラン決定後、正式にご契約となりました。
大切なお住まいをお任せくださり、ありがとうございます!
いよいよ、着工に向けて動き出すこととなりました。

◆ショールームへ
設備を確認し、最終決定するため、H様ご姉妹と、担当の塩谷理枝&薄井でショールームへ。

冊子のパンフレットもありますが、やはり実際に見ていただくのはとても大切です。
その製品のメリットデメリットなど、メーカーのスタッフさんより直接詳しくお話を聞くことが出来ますし、色合いやサイズなども、実際に見るのと、パンフレットだけで確認するのでは全く違います。

住宅の設備はずっと長く使うものです。お二人ともとっても真剣にお選びになっています。

◆ご近隣挨拶
住宅の工事は大きな音が出たり、資材を運ぶ為のトラックが出入りしたりと、何かと気ぜわしくなります。

リフォーム工事が始まること、いつから始まって、いつまでの工事となるのかをご近隣の皆様にお伝えし、よくご挨拶をさせていただきます。

◆お清め
長くお世話になったお住まいです。今まで暮らされてきたことへの感謝を込めて、施工責任者の塩谷が祝詞を読み、ご家族でお清めを行われました。

◆お客様はお引越し
1階2階とも、一部を残して全て新しくしてしまうスケルトンリフォーム。
お客様にはご不便をおかけしてしまいますが、一旦、賃貸等の仮住まいへお引越しいただく必要があります。

K様邸のリフォーム工事の様子をご紹介させていただきます!

確実な施工柔軟な対応徹底した配慮が合わさってこそ、理想の住まいが出来上がります。
お二人のお嬢さんが、ご両親のために先導された今回の改修は、 既存のものはほとんど使うことが出来ず大部分を新しくするという、 かなり大きなスケルトンリフォームとなりました。
3か月近くにわたる、長い工事の記録をこちらでお伝えいたします。

掲載にご協力くださったH様に感謝申し上げます。

4つのポイントごとにご紹介させていただきます!
住む人の命の器となる住宅の工事ですから、確実な耐震リフォームを行い、 地震や台風といった予期しない事態にあっても持ちこたえる住まいにするというのは当たり前のことです。
>>耐震リフォームのメニューはこちら
確実な施工はもちろんですが、実際に住んだ時に心地よい、細かい所までしっくり来る住まいにするためには、担当であるコーディネーターが、現場とお客様の間の橋渡し役となり、お客様が不安にならないようにフォローしたり、変更点があった時は柔軟に対応したりすることがとても大切なのです。
長い工事になりますので、管理が甘くて工期が延びてしまい、 お客様にご迷惑をおかけする事の無いように、徹底した工程管理をいたします。
構造補強などの着工時には予測できなかった工事が増えたり、工事をより適切な方法に変えたりする際も、全体を把握した建築士が責任をもって管理いたします。
ご近隣の方にできるだけご迷惑をかけないように徹底するということも住宅の工事をするにあたっては重要なことです。 工事が終わった後、実際にお住まいになるのはお客様です。困った事が無く、気持ちよくお暮らしいただけるよう、最大限の配慮をいたします。

【1】構造を把握しながら、確実な施工で住宅再生を実現


傷みの激しかった構造はすべて見直し、間取りも暮らしやすく大変身!
新築のようになる住宅再生リフォームです!
【一級建築士・塩谷敏雄より】

経年している建物であった為、お嬢さんはお二人とも「解体したら大変なことになっているのでは」と予測されていました。
その通り、スケルトンにしたところ、既存のものはほとんど使うことが出来ない事がわかったため、大部分を新しくするという、 大規模な耐震リフォームとなりました。

このような工事となりますと、リフォームと言っても新築で家を建てるよりも大変な作業を必要とする工事となります。

リフォームの場合、全部取り壊すわけにはいかないので、 屋根や壁がある中で、基礎、土台、柱や梁を交換しなければならないのです。 (もちろん壁も再利用できない場合は、柱や梁がしっかり出来た時点で、交換を行う事になります)

一度取り壊して新築をしてしまった方が、工事としても楽ですし、コストも安く済みます。
しかし、都内の、住宅が密集している地域のお住まいの場合は、新築をする事で、家が極端に狭くなってしまったり、 再建築不可と言って、建て直し自体が出来ないという立地のお住まいもあります。

こちらのH様邸も都心の戸建て住宅の為、リフォーム以外に選択肢が無いお住まいでした。
リフォーム前のH様邸が抱えていた構造的な問題点は

拡張工事をされていたため、建物の強度が低下していました
H様邸は、新築の時にご購入された数年後に、家の右側を拡張する工事をされていました。
家の面積は少し広くなりましたが、そのことで建物に負担がかかり、 長い年月の間に雨漏りが発生したり、建物自体に歪みが生じていました。
※土地の広さが限られてしまう都心のお住まいの場合、過去に建物の拡張工事をされているお宅が多いのですが、場合によっては以下のような不具合が起こることがあります。

■最初からあった部分と後付された部分の間に、雨漏りが起こることがある
こちらはよくあるケースです。

■耐震強度が落ちる、家に歪みが生じるなどの不具合が起こる
拡張を行うことで、計算されていた建物のバランスが崩れます。
そこをわかった上で、改めて計算しながら工事をされていれば問題ないのですが、ただくっつけただけといったような工事の場合、耐震強度が落ちる、家に歪みが生じるなどの不具合が起こることがあります。
拡張の際に、抜いてはいけない柱を抜かれてしまっていた、というケースもあります。

■大工さんのクセが違うので、狂いが生じる
建てた時の大工さんとは違う大工さんが工事をされる場合、大工さんのクセが違うので、狂いが生じることがある。

実際に解体してみると、やはり様々な問題点が明らかになりました

拡張した部分は基礎がなく、土台も土に埋まり、腐っていました。
拡張部分は基礎がなく、土台部分が土に埋まってしまっている状態でした。
更に、その部分は水周りであったため水漏れもあり、土台部分が溶けてしまっているほどの 深刻なダメージが見られました。

柱への大きなダメージも見られました。
柱にまで腐食・シロアリの被害が広がってしまっていました。
写真のように下が完全に無くなってしまっていた柱もありました。

40年前の建物のため、基礎の強度が不十分でした。
増築された部分ではない、もともとの部分の基礎も、既に40年が経過している為、耐圧板が無いなど現在の基準の基礎に比べると不安です。

また、基礎と土台を連結するための、アンカーボルトが使用されていないため、基礎と土台が固定されていません。

40年前の建物のため、金者や構造材の不足がありました。
腐食やシロアリ被害の無い柱や構造材も、細く、柱に欠損が多く見られ、不安があります。
筋交いに使われている材も小さく、筋交いの自体の掛け方に不適切な箇所があります。

金物も不足していました。かすがいや羽子板ボルトといった、当時から使われているはずの金物も、設置されていない箇所があります。

モルタルの壁も傷みがはげしく、再使用はできません。
建物自体の傷みが原因で、外壁にも幅の広いクラック(ひび)が沢山入り、劣化が進んでいました。
リフォーム後もこのまま使用するのは不可能です。

■住宅の場合、解体しなければはっきりと把握できないことが必ずあるものです
住宅のリフォームは、解体しなければはっきりとは把握できないことが必ずあるものです。

工事が始まる前の解体しない状態での点検と、お客様へのヒアリング、そして今までの経験から、 事前にある程度「解体したらこうなっているのではないか」という予測はしておりますが、 やはり実際に解体して点検し、全てを把握した上でなければ、工事の計画を決定することはできません。

特に、経年していたり、増改築を行っているお住まいの場合はなおさらです。

プランの時点で、建物を解体することができませんので、予見できない部分もあるということはお客様にお伝えし、 状況によっては、追加で費用を頂き、補強工事をさせて頂く必要があるケースも充分ありえるというお話は、あらかじめ必ずお伝えしております。

そしてやはりH様邸も、例外ではありませんでした。


■やはり追加工事が発生することになり、お客様に詳細な説明を行いました
このような場合、お客様には必ず現場までお越しいただいた上で、施工責任者である建築士より、現状の詳細な説明をいたします。

追加工事のご相談もさせていただくことになりますが、お客様が不安を感じることがないよう、 建築士によるの説明に加え、行う耐震リフォームの内容とかかる費用の内訳を、細かくご説明した資料もお造りいたします。

お客様もよく耳を傾けてくださり、追加工事をご了承くださいました。ありがとうございます。
実際の工事の様子をご紹介します

▲倒壊の恐れがありますので、慎重に工事が進められます。

まず瓦屋根を下ろす
まずは瓦屋根から下ろしてしまいます。
壁を解体し、柱や梁を取り替える間、建物の強度はかなり落ちます。建物の強度が低い状態ですから、屋根は軽い方が安心なのです。

慎重に仮補強しながらの工事
かなりの劣化があり、金物の不足なども目立つ上に、壁も解体してしまっている状態です。慎重に作業をしなければ、一気に建物が倒壊する恐れすらあります。

事故などが無いよう、丁寧に仮の補強をかけながらの解体です。

▲基礎・土台の補強工事

基礎が無かった部分に新設
こちら、リフォーム前は基礎が無く、土台が土に埋まり腐ってしまっていた部分です。
新しい基礎が出来ました。

土台と基礎はアンカーボルトでしっかりと固定され、間には、通気性を良くするためのパッキンを入れ、湿気を防ぎやすくしました。

土台はすべて新しく
地面が高くなっていたため湿気で腐蝕、シロアリの被害が全体に及んでいた土台は全て新しくなりました。

基礎としっかり連結して安心です。

耐圧版を全体に
防湿シートを施工した上から、ワイヤーメッシュを入れたコンクリートを厚めに施工します(12cm程度)。全体に強度を高めました。

▲柱や針の取り換え&補強と筋交い(耐力壁)


柱の交換
柱は、シロアリ被害のあった他、被害が無いものも、材木が細すぎたり、欠損が見られ、そのまま使うことはできず、1階の柱はほとんどのものが新しいものに交換となりました。

柱はむやみに抜いたりすると倒壊する恐れがありますので、 仮柱を使って補強しながら慎重に交換いいたしました。

梁の新設と補強
間取りが変わるのに合わせ、新しく梁を施工しました。また、既存のものを残す箇所も、使われていた材木が細く、これからも建物を支えてゆくには不安があるものだったので、新しい材木を噛ませて補強を行いました。

立派になった梁や柱、どっしりとした安心感がありますね。

筋交い(耐力壁)

地震に対抗する耐震リフォームでは、建物にバランス良く耐力壁を配置し、揺れに対して粘りを持って対抗する建物にしなければなりません。

写真の、斜めの木材「筋交い」が入った箇所が耐力壁です。 間取りが大きく変わりますので、新しい間取りに対応した箇所にしっかり設置いたします。

リフォーム前のものを再利用しようと予定していた箇所の筋交いもありましたが、解体して確認したところ、規定より細い材木が使われており、不安がありましたので、新しいものに交換いたしました。

適所に耐震金物を設置
材木と材木が外れないように取り付けなくてはならない耐震金物。
リフォーム前は、現在の住まいに比べるとかなり不足していました。しっかり取りつけて、強度を上げます。

床構面の隅角部を補強するための火打ち金物も、以前は取り付けられていなかったので、設置いたします。

>>その他の耐震リフォームについて、詳しくはこちら

▲屋根

小屋組みの補強
屋根を支える為の小屋根の部分に古材が使われており、今後も使用することが難しかった為、新しくやり直しをしました。

新しい屋根を葺(ふ)く
工事の最初に、前の瓦屋根を下ろしてしまい、防湿の下地シートで覆っていた屋根。上から新しい屋根が施工されました。

新しい屋根は、お客様のご希望だった軽量で丈夫なガルバリウム鋼板のものになります。色は、お客様がお選びになった、明るい印象のブラウンです。

こちらの建物は拡張を行っている為、屋根の途中に軽く折れ目が出来てしまいます。 こういった箇所は雨漏りにつながりかねないため、特に丁寧な処理が必要です。

▲宅内の配線、配管はすべてが新しくなります
電気屋さんが、天井裏や壁の中に、スイッチ、コンセント、照明の配線を1本ずつ通しておきます。

電気配線は、人間の体にたとえると神経です。電気が無ければ、生活は成り立ちません。
スイッチを押したら、ちゃんと正しいところの電気が付く、という当たり前のことも、このような作業の裏に、成り立っているんですね。

電気屋さんに限らず、水道屋さん、ガス屋さんも、それぞれ必要なタイミングで入り、作業を行います。

▲断熱材

パーフェクトバリア
耐震リフォーム工事、新しい壁が出来上がってきました。解体時と比べると、かなり安心できる状態となりました。 構造の工事が進んでくると、断熱材も順次入ってきます。

築年が長い家の場合、今のお住まいでは当たり前の断熱材も入っていない場合が多く、以前はH様邸も断熱材は全くありませんでしたが、今回、全体にしっかり断熱材を入れました!

壁や天井には、お客様が希望されていた、「パーフェクトバリア」を施工します。

【パーフェクトバリアとは・・・】

ペットボトルを再生して作られた断熱材です。
接着剤、代替フロンなどの有害物質を一切使っておらず、健康被害といった心配がありません。

また、環境ホルモンも出さず、燃えてもダイオキシン、シアンガス等の有毒ガスが発生しません。 完全燃焼すると、水と炭酸ガスに分解します。

また、一般的な断熱材は湿気を含むと性能が低下してしまうのですが、パーフェクトバリアは湿気を吸い込まず乾きやすいため、長く優れた断熱性能を保ってくれます。

湿気を含まない為、経年による「へたり」が無いというのも大きな特徴です。湿気を含むと、断熱材はへたってきてしまい、下に落っこちてきてしまいます。そうなると断熱材の意味は全く無くなってしまうのです。

床・窓も断熱
床にしっかり断熱をしていないと、特に冬の時期に床下から上がってくる冷気に悩まされてしまいます。

リフォーム前のH様邸も、床に断熱材が無かったので、冬は寒かったのではないかと思いますが、今回のリフォームで、床全体にしっかり断熱材を入れました!

また、窓も外気の影響を多大に受ける箇所ですが、今回、全てペアガラスのサッシに変更になりました。

壁・天井・床・窓と全体的に断熱を施した建物は、大きく性能が上がりました!

▲外壁
外壁は、建物を雨の侵入から守る、非常に重要な箇所です。
大型リフォームの場合、屋根と外壁は最も優先順位が高いと言えるでしょう。

リフォーム前はモルタルの外壁でしたが、経年と、増築による幅広のクラック等、傷みがかなり目立ち、そのまま使用するのは不可能でした(外壁の大きなクラックは雨漏りの原因になります)。

今回のリフォームで、既存の壁は全て撤去し、下地から綺麗に新しくしました。

▲既存の壁を全て撤去した状態です。こんなになるのねぇとお客様もびっくり?

▲構造用合板の新しい下地です。

▲防湿シートです。

▲最後にサイディングを張って完成!

▲細部造作

収納や、新しい階段を大工さんが丁寧に造作します。 全てがピッタリと収まるか否かは、大工さんの腕の見せ所!
ベテランの大工さんの手で、どんどん計画通りの形に仕上げられ、完成に近くなってゆきます。

【2】工事中、担当のコーディネーターはお客様との橋渡し役に


●工事が進行する中でも、細かい要望を形にするお手伝いを!
工事中、現場では施工責任者である塩谷の管理のもと、何人もの職人さんが腕をふるって工事を進めています。

一方、お客様担当のコーディネーターは、現場とお客様の橋渡し役となって、細かい要望を工事に盛り込み、最終的にご満足いただける形になるように帆走します。

リフォームプランの段階で、もちろんしっかりと計画を立てていますが、空間が出来上がって行く中で、お客様に実際に身を置いていただきながら、最終決定をする事も沢山あります。
特に、都心で広さが限られるお住まいの場合は、こういった細かい決め事がとっても重要なんです。

細かい要望を反映したいと思った時には、現場で工事が進行しすぎており、それが間に合わなかった...なんていうことがあってはいけません。

ですから、お客様を担当するコーディネーターも、ほぼ毎日現場を確認しに出向き、現場の施工責任者である塩谷と工程を確認、相談しながら、お客様との橋渡しをするのです。


●例えばこんなことなどなど

◎水周りの収納をより便利に
最初にある程度考えられている収納計画ですが、実際に空間が出来上がってくると、より良い形が見えてきます。

コーディネーターの視点で「こうしたらよいのでは?」というポイントを随時ご提案させていただき、お客様とご相談しながら、最も良い形で仕上がるようにします。

こちらのイメージ画は、スペースが限られた洗面室で、より便利に収納棚が使えるようなご提案をさせていただいた際の資料です。
工事の後半にご提案させていただき、この形に決定しました。

◎中棚のスタイルは?
H様邸では、お部屋がスッキリ片付くように、様々なポイントに棚を設置していますが、その棚板のスタイルについてのご相談です。

エコリフォームでは、棚ひとつとっても、お客様と詳細にご相談の上、造らせていただいております。
入れるものが前もって決まっていれば、それに合わせて棚の中の仕様をお造りしますし、まだ入れるものが決まっていなければ、棚の高さが自由に変えられる仕様にいたします。

◎お客様のご予算に合わせながら、ご希望も極力かなえられるよう、細かいご相談を
今回の改修工事は大がかりなものでしたので、費用も大きくかかりました。

お客様は、構造や断熱など住宅の性能に絡んでくる部分、実際に作業をする職人の手間賃は削りたくないとお考えでしたので、 仕上げのところで費用を抑えられるように工夫をして、お客様と何度もご相談をしました。

例えば、床の素材。お客様は無垢のフローリングを使いたいとお考えでしたが、少しでも費用を抑えるために、リーズナブルな輸入建材が揃うネットショップ、サンワカンパニーを利用されました。

ご姉妹は青山にあるショールームに実際に見に行かれ、これならばとお気に召された、ラバーウッド材のフローリングに決定しました。


【3】徹底した工程管理! 先を読んで先手先手の計画を

工程管理
3ヶ月に渡る工事となりますので、徹底した工程管理をするのが重要です。

住宅の工事は多くの職人さんが出入りします。
混乱しないためにも、管理表を元に「この職人さんは、ここまで、この職人さんはここまで...」とあらかじめ計画をしておき、早め早めに信頼できる職人さんに依頼をしています。

もし計画の変更が生じた際にも、柱になる計画を立てていれば柔軟な対応ができますし、先手先手で動くことができるのです。

二棟同時の工事のため、特に綿密な工程表が必要でした
こちらの事例では、ご両親のお住まいのリフォームについてご紹介しておりますが、 H様邸のリフォーム、実は2棟のお住まいのスケルトンリフォームを同時進行するという工事でした。

H様は隣接した土地に二つの建物をお持ちで、1つは40年前に購入された現在ご両親様がお住まいのお家、 もう一つは、一軒おいて隣にある建物で、20年ほど前に購入されて、現在はお嬢様がお住まいのお家です。

二つの現場に職人さんが行ったりきたりしながら、同時に工事が進みますので、いつもよりも各職人さんの工程管理をしっかり行う必要がありました。

施工責任者の塩谷も、関わった職人さんも、長年の経験がありますので、先を読みながら素早く動く事ができ、二棟の工事を滞りなく予定通りに完工することが出来ました!

☆お天気もこまめにチェック
大きな工事なので、お天気の様子も重要なポイントです。 特に外部の工事はお天気に左右されますので、天気予報は欠かさずチェック。

もし、大雨が接近しているようであれば、工程を見直し、無駄が生じないようにします。

また、H様邸は夏から秋にかけての工事となりました。
この時期は台風シーズンですが、H様邸の工事中も大型の台風がやってきてしまいました。

台風の大風で現場シートが煽られて飛ばされ、多大なご迷惑をかけることにならないよう、天気予報を良く見て、台風が来る前に、写真のようにシートを畳んで備えました。

【4】ご近隣さまへの配慮

こまめな挨拶と、現場のお掃除を
リフォーム工事中は、ご近隣様に何かとご迷惑をおかけしてしまいます。

ご厚意をいただいているのですから、現場の近くでご近隣の皆様にお会いした際には 必ずご挨拶をさせていただき、疑問点など尋ねられた際にはお答えするようにしております。

また、現場周りが片付かないというのは、見た目も良くなく、お客様だけではなくご近隣の皆様にもご迷惑です。
常に綺麗に保つように、担当者がこまめにお掃除をさせていただきます。

素早い搬入と搬出を
住宅の工事は、様々な職人さんが出入りしますし、資材の搬入も頻繁となります。

車が行ったり来たりしなくてはならないのですが、 都内の場合、道路が広くないですから、ご近隣様にご迷惑をかけないように 搬入作業等は出来る限り素早く行い、通行の妨げにならないようにします。

遅い時間まで作業をしない、後期を延ばさない
住宅の工事は、音がする作業が多いですし、あまり音がしなくても何となく気ぜわしいものです。
時間は、できるだけ決められた時間内での作業とし、 不測の事態で工期が遅れたりしないようにいたします。

そのためには、綿密な工程計画が必要です。
出入りする職人さんが最大限に効率よく動けるように管理をします。

お客様にもご協力いただきました!
H様邸では、お客様のほうでもご近所様に声をかけてくださいました。
駐車場の手配をしてくださったり、多大なご協力をいただいたおかげで、よりスムーズな作業を行うことができました。 ありがとうございました。
ついに完成です!


三ヶ月の工事を経て、ついにH様邸のリフォームが完成しました!




H様邸の工事が完成しました!
リフォーム前の姿と比べますと、全く新しくなり、新築のように生まれ変わりました。
約三ヶ月という長い工事期間となり、お客様も大変なことが沢山おありだったかと思いますが
その中で沢山のご厚意をいただきありがとうございました。

H様邸のリフォームが完成しました!


お客様より
地元で信頼できそうな業者さんを探していてエコリフォームさんに辿りつきました!

うちって東京の狭小の中でも小さい方だと思うんです。 でも3階建てにもできないし、2階建てで何とかしなければいけなかった。そういう、土地の事や家の狭さを、エコリフォームさんは覚悟してくれているのが良かった。

うちみたいな家があるというのを充分わかってくれて、この地域がどんなもんかというのも知っていてもらえたので頼みやすかったです。

>>リフォーム後のインタビューにご協力いただきました!

ハウスデータ
築年数40年
住宅仕様2階建て木造住宅
広さ1階+2階:約15坪(50m2)
内容1階・2階全体のフルスケルトンリフォーム
外部全面改修
地域江東区
図面 before→after


リフォーム前のお住まいは・・・
40年が経過したお住まいなので、 これからご両親が長くお住まいになるにあたり、 お二人のお嬢さん方には心配な事がたくさんありました。
  • 40年前の住まいは使いづらく、暗い
  • 段差と急勾配の階段が危ない
  • 収納が無く、室内が片付かないため、
    屋内事故が心配
  • 断熱材がおそらく入っていないので、
    夏の暑さと冬の寒さが辛いく
  • 家の強度も無くなっているだろうから、
    地震の時など心配


要望をクリアし「ご両親のための気遣い」を盛り込んだ、優しい住まいに生まれ変わりました!
1階+2階で15坪。でも狭苦しさを感じない、暮らしやすい空間です。





▲地震の心配も大きく改善!
地震の心配も大きく改善!スケルトンリフォームすることにより構造を
大きく見直したので、ずっと安心できるお住まいとなりました!!

>>工事の様子はこちらから

【リフォームアドバイザー・塩谷理枝】

間取りや計画については、ずい分多くの時間を割いていただいて、お客様とご相談しながら決めていきました。
図面だけでなく、スケッチや、ショールームで実物を見ていただくなどして、出来上がる空間を、少しでもリアルに感じて頂けるように、お打ち合わせを重ねました。

お家について、よく勉強をされていたお客様から、意見や要望もたくさん頂きました。
プランに取り入れさせて頂いた点もありますし、できなかったこともありますが、それでも、限られた空間を活かして、ご両親様にとって本当に居心地の良い住まいが出来上がったと思います。
それでは、1階の完成の様子からご覧ください!

(♪)極力間仕切りを作らないオープンな空間
生活動線もスムーズで、とっても暮らしやすい!


1階は、仕切りがほとんどありません。 そのため、オープンな印象となり、広さを感じさせてくれます。

■無駄のないスムーズな生活動線です
★玄関→ダイニング
★ダイニング→キッチン
★キッチン→水周り
★ダイニング→水周り

など、各ポイントへの移動がとてもスムーズです。

極力仕切りをしないオープンな空間にしていますし、 水周りの入り口を、キッチンの居間の境に近い箇所に設けているので、 キッチンからも居間からも通り抜けしやすいのです。

■仕切っていても空間のつながりが感じられる工夫
玄関部分と居間の境目のみ、引き戸を設けていますが、 透明のポリカーボネイトが入ったものなので、 仕切っていても、空間のつながりを感じる事ができて狭さを感じません。

引き戸なので、開き戸のように開けるとドアがスペースを取ることも無く、 いっぱいに開けると、仕切りが無いのと同じようになります。

ご家族が何人もいらっしゃるお住まいであれば、 仕切りが必要な場合もあるかもしれませんが、 こちらのお住まいは、H様のお父様とお母様がお二人でお暮らしになりますから、 あえて仕切りを設けませんでした。

そうすることで、広さを感じることが出来て、動線もスムーズになりました。

実際にお母様とお父様がお住まいになってからも、 1つだけある仕切りは来客があったときくらいしか閉めることは無く、 基本的にオープンにしてお使いだそうです。

■キッチンとリビングの間も仕切りを設けず、格子を設けることでゆるやかに仕切る
繋がった空間になったキッチンとリビングですが、 構造上、抜いてはいけない柱があります。
その柱を目立たなくすること、そして、二つのスペースをほどよく仕切るために、格子を設けました。

和室のリビングとの相性もピッタリで、素敵な雰囲気を演出してくれていますね。

■廊下を作らない
玄関から居間の間には廊下を作る間取りのお住まいも多いかと思います。

廊下も、ご家族が何人もいらっしゃるお住まいであれば、 そういった空間が必要になるかもしれませんが、 基本的にお父様とお母様がお使いになる住まいであれば必要ありません。

スムーズな動線や、空間の広がりを優先することにいたしました。

■出窓を作って視覚的に広さを確保
1階居間の大きな窓は出窓スタイルにしました。

出窓にしたことでお部屋の広さが変わる訳ではありませんが、 視覚的に空間を広く感じることができます。

出窓にする事によって窓の部分がカウンターになったので ちょっとしたものを置くのにも便利です。

※H様邸はお家の全面に少しスペースの余裕がありましたので出窓が実現しました。 お隣と敷地いっぱいで接している場合は、窓が少し出っ張るため、実現できない可能性があります。

■水周りスペースとの間にも、あえて仕切りは設けていません
計画時、仕切りを設けるか設けないか、でお客様も迷われた部分ですが、 最終的に仕切りは設けず、お客様の方でカーテンを設置されることになりました。

この選択が大正解だったとのこと。

お二人の暮らしですから、普段はあまり仕切らないのだそうです。 カーテンにしておくと、完全には仕切られることなく、空気も通り、更にお掃除もしやすい!とのことで、とても良いそうですよ。


【Point!】オープンな空間は、断熱が効いているからこそ実現したものです!

お母様より
家がとっても暖かいですよ。
外が寒くても家に入ると暖かいです。家全体が。
冬も1階の暖房をつければ2階まで暖かくなります。
リフォーム前のH様邸は、40年前のお住まいであったこともあり、 断熱材は全く入っておらず、窓も断熱性能が無いものでした。

断熱ができていない建物の場合、外気の影響を大きく受けてしまうので 全体的に夏は暑く、冬は寒くなります。

そのため、暖房冷房を効かせる時は、「部屋単位」にしている、という方が多いのでは無いでしょうか。

6畳のお部屋であれば、そのお部屋を閉め切って暖房や冷房をかけて、その部屋だけは快適気温にするという方法です。 断熱が効いていない状態で、仕切りを開けて暖房や冷房をしても、なかなか効かず、効率が悪いのです。

そのため、ある程度年数の経過したお住まいでの生活経験がある方は、 廊下に出たら寒い!とか、お風呂が寒い!といったことが日常であるという覚えがあるのではないでしょうか?

家全体にしっかりと断熱をすることで、外気の影響を受けない住まいとなり 暖房や冷房の効率も飛躍的にアップ、オープンなお住まいにしていても、 ローコストで全体的に暖房や冷房が効く空間になったという訳です。

(♪)限られた空間をすっきり使うための配置計画

■収納は、用途に合わせて効率的に配置し、すっきりした空間に!
現在お持ちの物をどこに収納したいのか、あらかじめよくヒアリングし、必要な場所に必要な収納を配置いたしました。
また、収納したい物を測り、物に合わせたサイズで造作していますので、無駄なスペースができません。

■持ち込みの家具や設備はどこに置くのか、サイズはどのくらいか。
あらかじめ計画して、ぴったりの空間を空けておきます。
実際にお暮らしになった時に、お持ちの家具をどこにどのように配置するかということを、事前によく計画した上で、設計計画を立てています。

特にキッチン周りの場合は、食器棚や冷蔵庫、ゴミ箱など、様々な家具や設備を設置することになりますので、この計画がとても重要です。

計画の時点で、どの位置にどういったものを置こうとお考えなのか、よくヒアリングさせていただき、 「食器棚はここ」「冷蔵庫はここ」と、設置場所を決めておきます。

キッチン以外でも、テレビのサイズはどのくらいか、置き場所はどこにするか、 居間の座卓のサイズはどのくらいなのか?など、よくヒアリングした上で、 家具がある状態を想定して、全体的な計画を立てているのです。

こうして無駄なスペースを作ることなく、限られた空間を最大限に有効活用できるのです。

(♪)コンパクトだけど使い勝手抜群水周りスペースです
お風呂・トイレ・洗面室・洗濯機置き場を一箇所にまとめましたので、効率よく使えます。

スペースを広く使えるように、リビングとの境にはあえて建具の仕切りを設けず、お客様ご自身で、カーテンをしていただき仕切るようにいたしました。

沢山のご家族でお暮らしになる家の場合ですと、仕切りにはやはり建具が必要になるかと思いますし、水周りを一つにまとめるといったスタイルではない方が良い場合もありますので、H様邸とは全く違う水周りの計画になったかもしれません。

こちらはご夫妻お二人でお暮らしになるお住まいだったからこそ、このようなスタイルで落ち着いたと言えるでしょう。
お暮らしになる方の生活パターンに合わせて計画を行うというのはとっても大事なポイントです。

■水周りのアイディア収納
こちら、限られた空間でも効率よく使えるようにと、アイディアをひねった収納なんです。
向かって左側に洗面台を設けましたので、上半分は洗面台側から使えるようにしているんです。

洗面台からは、タオルや歯磨き等の在庫のストックを置くことができますし、 正面側には、ちょっとした着替えのストックなどを便利に収納することが出来ます。

上にも棚をお造りしました。
コンパクトな水周りスペースでも、抜群の収納力のおかげで、あれこれ置いて片付かなくなることもなく、スッキリ使うことが出来ます。

■洗面台、収納棚は少し小さめだけど、お二人にとってはベストサイズ!
こちらの洗面台は、幅50cmと、コンパクトなサイズです。隣にお作りした収納も、幅は40cmありません。どちらも、聞いただけだと、小さくて、使いにくいんじゃないの??と思ってしまうサイズですよね。

お客様も仰っていましたが、例えばショールームに洗面台を見に行くと、展示してあるのは、一般的な幅75cmサイズや幅90cmです。だから、幅50cmサイズは、とても小さく感じてしまうかもしれませんが、実際に、設置してみると、ご両親様お二人が、歯を磨いたり顔を洗ったりするのに、全く充分なサイズで、お客様も大満足でした。

横の、幅が30cmちょっとの棚も、これがあることで、洗面空間がとっても使いやすくなりました。
普段使いのタオルや細々したものを、取り出しやすく収納できます。下半分は、手前から、横半分は洗面台の方から、お使い頂ける様にしたのも、便利になってよかったです。このような工夫も、オーダーだからこそ、できることですね。

面積が限られたところを、使いやすく活用するには、必ずしも一般的なサイズ・仕様のもの、ということではなくて、お住まいになる方のライフスタイルにあったものを選ぶことで、より良くなります。

■お風呂の浴槽は、以前使っていた浴槽に、極力近いものを
お客様が特にこだわったものの一つが、お風呂です。

リフォーム前は、昔のお風呂によくあった、四角いものをお使いでしたので、 できるだけ近いスタイルにしたいとのご希望でした。

最近は、浅めで広いお風呂というスタイルが主流になりつつありますが、 H様のお母様は、そういったお風呂は慣れなくてちょっと怖い、とお考えだったとのこと。

そこで、ご家族でショールームに足を運ばれ、実際に入ってみたりしながら、 慎重にお選びになったのがこちらのお風呂です。

昔のお風呂ほど四角くはありませんが、最近の浅いお風呂より深く、コンパクトサイズ。 手すりも付いて安心です。

限られたスペースですが、トイレは出来る限りゆったりと
毎日使うトイレの使いやすさって、とても重要です。

いくらスペースが限られるお住まいだからといって、トイレのスペースまで削っては体に負担がかかってしまいます。 住まいとしては良い事ではありません。

実際に住む人の事を考え、ゆったりとスペースを取るべきところは、充分なスペースを確保する、というのは大切なポイント。

H様邸のトイレも、広めにスペースを取り、手すりも取り付けいたしました。

(♪)ご両親が安心してお暮らしするためのバリアフリーな住まい

段差のないバリアフリーの床
リフォーム前は、お部屋の境に段差がありました。
日本の家によくある「段差」は、空間の格を現すという意味もあり、 伝統的な側面もありますので必ずしも悪い物ではありません。

しかし、ご両親がこれから安心して暮らすためには、段差はなるべく無いほうがベターです。 今回のリフォームで、床はバリアフリー化することとなりました。

何箇所か引き戸を設けた箇所も、天井から吊るタイプの戸であるため、 レールも無く、完全にフラットな床です。


手すりの設置
玄関・階段・水周りと大きな動作を必要とする箇所には、手すりを設置しました。



傾斜緩やか、安全な階段
リフォーム前より段数が増え、ゆったり上り下りできるようになった階段です。

限られたスペースのお住まいの場合、例えば、階段のスペースを削って螺旋階段にすることで、居室のスペースを広げてしまうことがあります。

確かに螺旋階段は省スペースにはなりますが、ご両親が毎日登り降りをすることを考えると、暮らしに適したスタイルとは言えないでしょう。

そういった部分は削らないで、いかに効率的な空間を設計できるかというのが、狭小住宅の大事なところです。

H様邸では、ゆったりした段差の階段を、スペースもあまり取らないよう、角に配置しています。

また、ご両親お二人が暮らされるお住まいということで、家の中に廊下を作らなかった分、階段スペースをゆったり取れたというのも、良かったところです。


空気のバリアフリー





上記の、「オープンな空間」の項で解説していますが、
家全体を断熱することで、家の中全体で暖めたり、冷房で快適温度にすることが可能となりました。
これは、エアコンのランニングコストを節約できるだけでなく、
最も怖い屋内事故である「ヒートショック」の予防にもなるのです。


■断熱性能を長く保ち、体に害のないパーフェクトバリアを使用
H様邸で使用した断熱材「パーフェクトバリア」。
一般的な断熱材は湿気を含むと性能が低下してしまうのですが、パーフェクトバリアは湿気を吸い込まず、乾きやすいため、長く、優れた断熱性能を保ってくれます。

湿気を含まない為、経年による「へたり」(湿気を含むと、断熱材はへたってきてしまい、下に落っこちてきてしまいます。そうなると断熱材の意味は全く無くなってしまうのです)が無いというのも大きな特徴です。

接着剤、代替フロンなどの有害物質を一切使っておらず、健康被害といった心配がありません。

(♪)ご両親の好みのインテリア「和風モダン」



■今まで暮らしてきた家の雰囲気を大切にすることも、リフォームの大切なポイントです!
最近ではリビングダイニングを、洋室にするというスタイルが主流ですが、 H様邸は、ご両親の好みを反映してあえて和室にしました。
ご両親の居間までのお暮らし向きが和室中心であり、 和室により慣れていらっしゃったからです。

足腰の負担を考えると、洋室でテーブルにするというのもあるかもしれませんが、 今までのスタイルを変えることなく、新しい住まいにもすんなりと暮らせるようにするというのも、 リフォームの大切な要素です。

もし、座卓に座るのが負担になってきた場合は、その時点で、テーブル+椅子にすればよいのです。 そのお部屋が和室でも、おかしな事はありません。

畳と、キッチンと居間の仕切りの格子との相性がピッタリでかっこ良いですね!

(♪)落ち着いた印象の玄関


落ち着いた色合いの、格子の入った引き戸と、暖かい色合いのタイルで 和風の落ち着いた雰囲気に仕上がった玄関です。

■玄関収納は、リフォーム前の収納棚をアレンジして再利用
玄関の収納部分は、リフォーム前も棚だった箇所です。

こちらは外壁と一体になった収納であったため、撤去することができなかったのですが、 玄関の収納としてアレンジし、また使用することが出来ました。

全くそのまま使うのではなく、以前は無かったガチャ柱(棚の高さ調整が自由にできるようになります)を設置して使いやすくしたり、汚れた表面をヤスリで磨き、改めて自然塗料で塗装し直したりと、綺麗にリフォームされていますよ。

お父様も「残せる箇所があって良かった!」と、お喜びです♪

■スペースを取らない、引き戸タイプの玄関


玄関周りのスペースを有効活用できる引き戸の玄関です。

開き戸にすると開閉スペースが必要になりますが、引き戸ならその必要もありません。 H様邸のような都心のお住まいで、玄関ポーチのスペースをあまり広く取れない場合、引き戸はかなり有効です。

最近の引き戸は軽く開閉できますので、力もいりません。

開き戸の場合は、荷物の出し入れをする時や、空気の入れ替えをしたい時など、開けっぱなしにしておきたい場合に少し不便です。 引き戸なら、少しだけ開けておいたり、全開にしておいたり自由自在。

コストは引き戸の方が少し高くなってしまいますが、特にスペースが限られている場合は引き戸をおすすめしております。

■使い方いろいろ、便利なニッチ(飾り棚)
「玄関に傘をひっかけたりできるニッチがあればいいな」 というご希望があり、玄関の壁面に、二つの可愛いニッチを設けました。

お客様がお考えのように、傘をかけるのにちょうど便利で良いですし、 季節の小物を飾っても素敵ですよ。
自転車の鍵なんかを置いておくのにも便利ですね!

(♪)H様邸で使った建具はすべて「引き戸」です。


1階、2階とも、仕切りとなる建具は全て引き戸を採用いたしました。
開き戸の方がかなりコストは安く住むのですが、扉を開く為のスペースを考慮しなければなりません。

スペースを使うことなく開閉できる引き戸は、スペースの限られたお住まいでは おすすめのスタイルです。

昔の家は、洋室には印象を合わせるという目的もあったのでしょう、開き戸を使うことが多かったのですが、 最近はデザインがバリエーション豊かになり、 モダンな印象の引き戸も沢山あります。洋室に使っても違和感の無い仕上がりになりますよ。

(♪)快適な住み心地を実現する自然素材
お母様のご実家では、廊下に桧(ヒノキ)の無垢板が張ってあったそうで、新しい住まいもそういった感じにしたいな、というのがご希望の一つでした。
天然の無垢は調湿性に優れ、住まいの快適性を高めてくれます。H様邸でも、洋間や玄関、階段に無垢を使い、ご両親も大満足の気持ちの良い空間を実現いたしました。

★無垢フローリング(ラバーウッド)
板の間になっている部分に採用したのは、合板で作られたものではなく 天然木無垢のフローリングです。
夏はサラッと気持ちよく、冬は蓄熱してくれるのでほんのり暖かい無垢は 快適な住まい心地を実現してくれます。


★国産エコ畳
畳は天然のい草で作られますが、気になるのは産地です。
安価で出回っている畳は、輸入のい草で作られているものが多いのですが 農薬がかなり多く使われており、人によってはシックハウスの原因になることもあります。

エコ畳は、国産(九州産)の、減農薬栽培のい草で作られた住む人に優しい畳です。 安心して寛ぐことができますよ。


★天然木を使ったノンスリップ階段
階段も、天然木の集成材を使っており、優しい足ざわりです。
段差が緩やかな上に、すべり止めの溝が入ったノンスリップタイプの段板なので、 体の負担も大きく軽減されました。

(♪)お母様の趣味のミシン部屋も確保できました


極力無駄なスペースを作らず、オープンな空間にしたので、 お母様が昔から趣味にしていらっしゃるミシンの専用スペースを、 階段下になる場所を利用することで確保することができました。

居間からの仕切りも設けていないので、 気軽に行き来が出来て、スペース自体も明るく感じるそうで、 お母様とっても嬉しくお使いだそうです!
2階の様子もご覧ください!

(♪)2階も、各スペースの行き来がとってもスムーズです


2階も、各スペースの行き来がとってもスムーズです。
2階は、ご両親様の寝室、お父様の書斎、収納専門の納戸を配しました。1階と同じく和風モダンな印象にまとまった、落ち着いた空間です。
2階に上がって、寝室、納戸の両方にすんなり入ってゆくことができるのもポイントです。

(♪)日当たりのよい寝室です
2階で最も日当たりの良いこちらのスペースを、ご両親の寝室である和室としました。

H様邸では、リフォーム前のものをほとんど残すことが出来ませんでしたが、 できるだけ似せた雰囲気で仕上げ、ご両親が落ち着ける空間となっています。
襖も、最近は模様の無いものをお選びになる方が多いのですが、 リフォーム前のものに似せた模様の入った物を、お嬢さんがお選びになっています。

このスタイルがご両親も落ち着けるのでは?という優しいお心遣いですね。

このように、長く住んだ家に雰囲気を、完全に新しく変えてしまわないというのも、リフォームでは大切なポイントの一つではないでしょうか。

■収納が充実!
二間の襖収納の他、階段の上になる空間を利用した収納も設置いたしました。

お布団や、季節の洋服などを、スッキリと収納できます。

(♪)お父様の書斎
寝室と続き部屋になっているこちらのスペースは、お父様が書斎としてお使いになります。
机を置いたりなさるとのことで、洋室としました。

(♪)とっても便利。収納のための納戸部屋
こちらの細長いお部屋は、収納のために設けた納戸部屋です。

リフォーム前は、収納があまり充実しておらず、家のあちらこちらに 家財道具を置かなければならなかった為、なかなか片付かないというのが お悩みだったH様。
1部屋収納スペースを設けたことで、随分スッキリすることでしょう。

後ほど、お客様のほうでハンガーラック等を自由に設置されたいとのことだったので 棚はどはあえて設置いたしませんでした。


■通風のための小窓
納戸なので、空気が篭ってしまいがちですが、 こちらには通常の窓の他、通風の為の小窓を設けました。

開けていただければ空気が通り、湿気から来るカビなどを防ぐことが出来ます。

■洋室との境は吊りタイプの引き戸で、空間に広がりが感じられます
お隣の、お父様の書斎となる洋室と、納戸の境となる部分の仕切り引き戸は、上から吊るタイプにいたしました。

そうすることで、下にレールを設けなくてもよいので、床に繋がり感が出て、 視覚的に広さを感じることができます。

お父様、納戸に物を置いたりもするそうなので、ご自分のお部屋から取りに行くのがとってもラクですね。

(♪)ベランダを新しく設置!
新しく、ベランダを設置いたしました。

リフォーム前はベランダが無く、こちらの窓の外に干していたそうですが 沢山の洗濯物がある場合、少し不便であったかと思います。

新しくなったお住まいでは、日当たりの良いべランダで、 気持ちよく洗濯物を干すことができますね。
外観も大きく変わりました!
リフォーム前のH様邸は、増築した部分が建物に負担をかけてしまっていました。

そのため、外壁にも大きなクラックが入り、そのクラックによる雨漏りも発生してしまっておりました。

また、長年風雨にさらされたことで、外壁全体の汚れも目立っておりました。

今回のリフォームにあたり、傷みの激しかった外部は全て新しくなり、新築のような外観に生まれ変わりました。

■すっきりとしたサイディングの外壁
リフォーム前のH様邸は、増築下部分が建物に負担をかけてしまっており、 大きなクラックが入り、雨漏りも発生してしまっておりました。

また、長年風雨にさらされたことで、汚れも目立っておりました。

今回のリフォームにあたり、傷みの激しかった外部は全て新しくなり、新築のような外観に生まれ変わりました。

■耐久性に優れた軽量の屋根
リフォーム前、屋根は瓦の屋根でした。

伝統的な瓦の屋根は、夏の直射日光や雨風から建物の頭を守ってくれる優秀な建材ですが、 かなり重量があり、地震の揺れの際は、建物に負荷をかける原因になります。

タンスなども同じですが、上の方に重いものを入れると、倒れやすくなってしまいますよね。 それと同じです。
新しい屋根は、耐久性に優れ、軽量のガルバリウム鋼板を採用。
断熱といった面では瓦に劣りますが、断熱材「パーフェクトバリア」をしっかり入れていますので 夏場の、天井から来る熱の影響が室内に及ぶことはありません。

増築を行っていることにより、もとからあった所と増築の境になる箇所が、ゆるく曲がっている屋根ですが、 その段に合わせて、丁寧に施工されています。
赤茶色の屋根は、クリーム色の壁と相性ピッタリですね。

■モダンな印象の玄関引き戸
新しい玄関引き戸は、モダンな印象の黒い格子のデザインです。



お嬢さん方が取り組まれた「ご両親のための住まい」のリフォームが完成いたしました! H様、ありがとうございます。
生まれ変わったお住まいで、ご両親が末永く快適にお暮しいただければ何よりの幸いです。

ありがとうございました!
【リフォームアドバイザー・塩谷理枝より】

実際に、お住まいになった後で伺うと、「とっても住みやすいのよ」とお母様に仰っていただけます。

地震の後に伺ったときには、リフォームしておいたから、揺れの時も家の中にいて、落ち着いていられたと仰って下さり、 夏に伺えば、クーラーの設定温度が低くてOKなことをお話下さり、 冬の寒いときに伺えば、いかにこれまでと比べて、リフォーム後の住まいが暖かいかをお伝えくださります。

そんな嬉しそうなお声をいただくと、私達は、本当にやりがいを感じます。
これからも、末永く、お付き合い頂けましたら嬉しく思います。どうぞ、よろしくお願い致します。

【一級建築士・塩谷敏雄より】

40年が経過しており、傷みも進んでいた建物でしたから、かなりの技術を必要としました。
しかし、技術力だけではお客様の満足は得られません。

担当のコーディネーターとお客様が二人三脚でひとつひとつ丁寧に打合せを行い、柔軟に対応してくれました。
そのおかげで、私達の強みである、ソフト面とハード面がバランスよく揃ったリフォームとなったと思います。

大掛かりな工事が2つ同時進行ですから、お客様にとっても大変な期間だったことと思います。
アクシデントも多々あり、そのたびにご心配をお掛けしました。

お引渡しの際に、「本当にありがとうございました!」とお客様より、貴重なお酒を頂戴しました。
たいへん美味しいお酒で、お客様の心遣いが身に沁みました。

建築屋として感激するのは、この瞬間です。本当に良かったと心から思いました。 H様、いつまでも健やかに楽しくお暮らし下さい。本当にありがとうございました。