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自然の力を断熱や省エネに利用する「パッシブデザイン」で快適リフォーム

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築55年の狭小住宅を「パッシブデザイン」で健康・快適リフォーム 【プラン作成~工事】

築55年の狭小住宅を「パッシブデザイン」で健康・快適リフォーム

プラン作成~工事

関西にお住まいのS様は、定年退職後の生活を考え、台東区にあるご実家をリフォームすることになりました。
エコリフォームからご提案したのは、光や風などの自然の力を、断熱や省エネに利用する「パッシブデザイン」です。
パッシブデザインはS様にも好評で、暑い日も寒い日も1年中、健康で快適に過ごせる家へのリフォームとなりました。

ハウスデータ

築年数55年
床面積8坪
構造木造3階建て住宅
内容1階・2階のスケルトンリフォーム(3階は減築)
地域東京都台東区

エリア情報「台東区」

下町情緒を感じる上野と浅草があり、いつも多くの人で賑わっている台東区。世界遺産に登録された国立西洋美術館をはじめ、多くの美術館や博物館があり、アートの街としても知られています。商業地の多い台東区ですが、S様のご実家があるのは昔ながらの下町らしい地域で、写真のような路地が入り組んでいます。

台東区のリフォーム事例一覧

S様のご要望は...?

S様との出会いから、ご実家での現地調査、お話をする中で徐々に形になってきたご要望までをご紹介します。

S様との出会い

S様はホームページで事例をご覧になって、エコリフォームにお電話をくださいました。
現在はお仕事の都合で関西にお住まいのS様ですが、数年後に定年を迎えたら、ご実家のある東京に戻ることを考えているとのことです。

出張などで東京に数日滞在する時には、ご実家で寝泊まりされているそうで、ちょうど上京された時にお打ち合わせの機会をいただきました。

S様のご実家は建坪8坪の木造3階建てで、都心の住宅密集地にある狭小住宅の一つです。
新築に建て替えた場合、道路幅を確保するためにセットバックが必要となり、今よりも小さな家になってしまいます。 そのため、新築ではなくリフォームをお選びになりました。

いざ、現地調査へ

再度S様が上京したタイミングで、台東区へ現地調査にうかがいました。

元の屋根は、傾斜がなくほぼ平らな陸屋根(ろくやね)で、そこに3階を増築されたそうです。
今後の暮らしや大きな地震への不安を考え、S様は今回のリフォームで3階部分を減築したいとのお考えです。

屋根や外壁の状態も細かくチェックし、実際の建物を拝見しながら、ご要望をより具体的にうかがいました。

台東区の耐震診断助成制度を利用しました

台東区では耐震診断を助成する制度があります。
S様からのご要望を受けて区の現地調査に立ち会い、助成対象であることを確認していただきました。
その後、エコリフォームに耐震診断をご依頼いただき、無事に助成金を取得することができました。

東京23区では様々な耐震助成制度があり、条件なども異なりますので、耐震をお考えの方は事前に確認しておくのがおすすめです。
東京23区の耐震助成金情報はこちらから

S様のご要望

お客様の困りごとや心配をどう解決するかご提案したり、お客様のイメージを形にしていくのもコーディネーターの役目です。お打ち合わせと現地調査を通して、S様のご要望が徐々にはっきりしてきました。

1一年中、安心して快適に過ごせる家

  • 耐震はしっかりして、万が一の時も逃げる時間を確保したいです。
  • 暑さ寒さ対策として、遮熱と断熱を重視しています。防音も必要ですね。
  • 年を取って階段が辛くなったら、1階だけでも暮らせるといいですね。

2コンパクトで使いやすい間取り

  • 3階部分は減築して、部屋も仕切らずオープンにしたいです。
  • 収納スペースは減らし、厳選した家具を置きたいと思います。
  • 急な階段をゆるやかに架け替え、お風呂もゆったり広くしたいです。

3質のいい本物の素材に囲まれたい

  • 床や壁には、見た目も手触りも素晴らしい自然素材を使いたいです。
  • 建具や設備も良質な物を入れたいと思います。キッチンにもこだわりたいですね。
  • 丈夫で長持ちな素材で、内装だけでなく、外観も格好良くしたいですね。
お客様のご要望が固まってきたところで、プランニング契約をいただいて、具体的なリフォームプランと詳細なお見積りを作成します。
S様のためだけに作成した図面やスケッチに、構造や素材の資料もいっぱいのオリジナルなリフォームプランができますよ。
プランニング契約について詳しくはこちら

リフォームプラン完成!

S様のご要望を元に、練りに練ったプランが完成し、プレゼンテーションの日を迎えました。

完成したリフォームプランをご紹介します。「パッシブデザイン」にもご注目ください!


リビングがある1階は、S様がリラックスできるスペース。水まわりもコンパクトにまとめました。


2階にはデスクやテレビを置いて、一年中快適な環境で、プライベートな時間を満喫できます。

パッシブデザインを採用しました

いま注目されている「パッシブデザイン」をご存知ですか?

夏の暑いときや冬の寒いときには、エアコンやヒーターなどの設備を使って、室内を心地よい環境にするのが一般的ですね。

こうした設備に頼るのではなく、太陽の光や風などの自然の力をうまく採り入れて、自然な心地よさと省エネルギーを実現させるのが「パッシブデザイン」なのです。

※パッシブデザインの詳しいご紹介は、ただいま制作中です。お楽しみに!

パッシブエアコン

OMソーラー株式会社の、空気をデザインする「パッシブエアコン」を設置して、1年中快適な家を実現します。

どこでも同じ空気です パッシブエアコンは、家全体の空気を循環させるので、家の中のどこにいても同じ室温です。ヒートショック防止にも役立ちます。

結露を防止します 床下にも空気を循環させることで結露を防止し、家の寿命を延ばします。シロアリの発生源にもなる結露をシャットアウトします。

省エネです 断熱・遮熱計画もしっかりしているので、パッシブエアコン利用時の電気代を低く抑えることができます。

OMソーラー株式会社

断熱計画

パッシブデザインで大切なのが、熱が伝わらないようにする断熱計画です。

夏の断熱 夏の強い日差しが生み出す熱は、屋根から屋内に入ってきます。屋根と天井の断熱性が高い家では、室温の上昇が抑えられるので、部屋を涼しいまま保つのに少ないエネルギーで済みます。

冬の断熱 しっかり断熱された家では、少ないエネルギーで効率的にお部屋を暖めることができます。さらに、暖房をしていない部屋や屋外へ逃げてしまう熱の量も少ないので、省エネになります。

遮熱計画

断熱と並んで大切なのが、熱をさえぎる遮熱計画です。

屋根の遮熱にはバウビオを使用します。バウビオは遮熱効果が高いだけでなく、夏には湿気を吸い込み、冬には湿気を放出するという調湿作用もあります。

さらに屋根には棟換気も設置します。7層構造になった屋根の中を空気と湿気が通り、屋根の一番上にある棟換気から排出される仕組みです。
室内や建物内部の湿気と熱を外へ逃がし、カビや結露の発生を抑えることで、建物を長持ちさせることができます。

窓にも一工夫

S様邸には「ウインドキャッチャー」の窓を採用しました。
これは、窓の位置と開け方を工夫して、風の入口・出口を作ることにより、通風量が増えるように設計された窓です。

また、窓には「Low-Eガラス」を使います。
「Low-Eガラス」は、内部に特殊な金属膜のある複層ガラスのこと。
これによって、夏は遮熱し、冬は室内の熱を逃がさない窓となり、さらに快適な温熱環境になります。
建物の周りにある自然エネルギーを最大限に利用して、風や光そして太陽からの熱エネルギーなどを十分活用する建物を、私たちは「パッシブデザインハウス」と呼んでいます。S様邸も、コンパクトながら自然の光や風を十二分に取り入れるように計画しました。

S様邸は南北に細長い形状の建物のため、一年を通して北からの光と南からの強い日差しが入ってきます。面積の大きい片流れ形状の屋根は、夏季の強い日差しの影響が大きいため、ひさしをつける必要がありました。
また、S様から、道路を通りぬける風が心地よいとの話もうかがい、「ウインドキャッチャー」も採用しました。

今回、私どもでは初めて、OMソーラー社の「パッシブエアコン」を採用しました。少ないエネルギーで住宅全体を温めたり、冷やしたりできるエアコンです。
これまでも、冬の暖房時には、屋根の熱を床下や各部屋に送り込んで、効率よく熱交換する仕組みを採用してきましたが、夏の冷房時には普通のエアコンなどの局所冷房に頼っていました。今回は、冬だけではなく夏でも家全体を空調することができます。
少ないエネルギーでパッシブエアコンを効率的に活かすには、建物内部の設計が肝心です。さらに、各所に使用した自然素材の特性も活用しなければなりません。

空気をデザインするパッシブデザインの家では、温度に加えて湿度をコントロールすることで、暑い夏や寒い冬ばかりではなく、中間期の春や秋もより一層の心地よさを実現します。

一級建築士 塩谷敏雄

一級建築士 塩谷敏雄

建築家の丸谷博男先生にご協力いただきました

パッシブデザインの採用にあたっては、人と地球にやさしい建築をもとめる建築家・丸谷博男先生にご協力いただきました。
パッシブエアコンの詳しい情報をご提供くださったり、リフォーム完成後にも一緒にチェックしてくださったりと尽力いただいたお陰で、無事にパッシブデザインの家を施工することができました。
丸谷先生、ありがとうございます!

(株)エーアンドエーセントラル 丸谷博男

大きな地震に備える耐震計画

築50年を越える建物ですから、一番心配なのは地震による倒壊です。
実際、耐震診断時点の評点は「0.168/倒壊する可能性が高い」と、一番危険なレベルになっていました。

そこで、図のように、ほとんどの壁を耐震補強するという綿密な耐震計画が立てられました。
耐力壁に加え、10本以上の柱を追加するほか、必要な部分には耐震金具を取り付ける計画です。

これで耐震補強後の評点は「1.551/倒壊しない」と、安心・安全なレベルまで上がりました。
コンパクトな住宅では、間仕切り壁を最小にしてスペースを確保します。
間仕切り壁が少ないと、地震に耐える力が弱いため、外壁を補強する必要があります。 ところが、S様邸は北と東の二面が隣宅と近接していて、外部からの施工がほぼできない状況だったので、工夫が必要でした。

耐震計画で大事なのが「バランス」です。 建物の中心である「重心」と、建物の強さの中心である「剛心」との距離が短いほど、バランスが良く揺れにくい建物と言えます。
また、1階と2階で柱や壁の位置があっているかどうかを表す「直下率」も大事な指標です。

S様邸は3階を減築して軽くしたことで、少しバランスが良くなりました。
しかし、大きな吹き抜けを計画していたため、横からの力に耐えられる「火打金物」を多く用いました。

これによって、耐震診断では、1階2階ともに評点1.5を超える数値になりました。
また、耐震診断の評点には現れない基礎や梁なども、この機会に根本から見直すことにしています。

一級建築士 塩谷敏雄

一級建築士 塩谷敏雄

使うほどに味わいの増す本物の素材

S様邸にご提案したのは、どれも本物の自然素材です。
木や土など自然素材の持つ特性を活かして、S様がリフォーム後も長く快適に暮らせる家を実現します。

和紙壁紙「玉紙さらり」

福井県の越前和紙から作られた和紙壁紙が「玉紙さらり」です。
玉紙は表面に「超撥水加工」がされていて、水滴を球状にして弾きます。
また、ゼオライトを漉き込んで、和紙がもともと持っている通気性・調湿性を高めました。

和紙の持つやさしい質感はそのままに、よく水を弾いて汚れにくい壁紙です。
ビニールクロスと違って静電気が起こらないため、ホコリもつきにくく、毎日のお手入れも簡単です。

シナ合板の建具を造作

室内扉や収納などに使われる建具は、大工さんがシナ合板でひとつひとつ手造りします。
柔らかな雰囲気のシナ合板を、自然素材のオイルや蜜蝋ワックスで仕上げます。

シナ材は白木ですが、年数が経つと徐々にアメ色に変化し、味わいがでてきます。
今回のご提案は、「上質な空間で住まうために」というコンセプトです。
S様とお話するなかで、「上質な空間」のイメージが徐々に固まり、近年よく使われている新建材ではなく、本物の素材に囲まれた家造りをご提案させていただきました。

フローリングには和歌山県・山長商店さんの国産無垢杉、壁紙は越前和紙、扉はシナ合板の造作建具を採用しました。
窓枠やドア枠、巾木に至るまで、本物の木材を使用することにこだわっています。

巾木や建具の枠は、大工さんが一つ一つ刻んで取付ける必要があります。
無垢のフローリングは、季節によってすき間の空き具合が変わるため、細心の注意が必要です。
施工には手間がかかりますが、本物の素材はそれ以上の価値があると思っています。

木材は、時間の経過とともに、深みが増して味わい深くなっていきます。
また、木材の特徴である調湿作用や保温作用によって、目には見えない形でも快適な空間造りに役立ちます。

「そこに居てなんとなく心地よい」と感じられる空間になるよう、素材を厳選しています。
S様とともに、本物の素材にこだわり、時間をかけて丁寧に作り上げたプランです。

コーディネーター 田中裕子

コーディネーター 田中裕子

リフォーム工事が始まりました

パッシブデザインはS様にも大好評で、プレゼンテーションの後、無事に工事請負契約をいただきました。

いよいよS様邸のリフォームがスタートです!ショールームでの設備決定から、解体・基礎工事の様子をご紹介します。

ショールームでキッチンやお風呂の設備を決めました。


コーディネーター田中がS様を三協アルミさんへご案内します。

玄関扉を選び、窓サッシの仕様もご確認いただきました。

次はタカラスタンダードさんへ。キッチンの耐火性をチェック。

お手入れがしやすいレンジフードもいいですね。

お風呂もトイレもタカラスタンダードさんで選びました。

お風呂の壁はホーローなので、マグネット収納が使えます。

リフォーム工事着工。3階を減築し、1階と2階を解体します。


はじめに、3階のバルコニーを解体します。

バルコニーが完全に解体されて、なくなった状態です。

大事な構造体は壊さないよう、1階と2階を慎重に解体していきます。

解体した壁の中から床柱を発見。以前は床の間だったようです。

こんな風情のある窓も現れましたよ。

S様のコメント

家の解体プロセスを興味深く拝見しました。
あぁ、そうだった...と、記憶の奥底にある映像が甦って、懐かしく思います。

1階の解体が終わりました。

こちらは2階です。光が入る明るいお部屋になりそうですね。

減築した3階部分には、仮の屋根をかけました。

解体後の状態をご確認いただきました

ここでS様に、解体後の状態をご確認いただきました。
建築士の塩谷から、「1階の土台は少々傷んでいたもの、基礎の沈下はありませんでした。丈夫に造られた建物です」とご説明。
解体してみたら予想以上に傷んでいて大変!という家もある中、S様邸は比較的いい状態でした。

S様のコメント

基礎はしっかりしていると聞き、安心しました。

基礎工事に続いて耐震補強を行い、3階に屋根をかけます。

パッシブエアコンに必要な床下空気層を確保するため、基礎を20cmほど掘り下げました。
工事の様子を動画で詳しくご覧いただけます。

S様邸は基礎の高さがありましたが、高さが足りないため、さらに基礎の補強が必要になる場合もあります。

掘り返した土はカサが増すため、残土もけっこうな量となります。ショベルカーを使って排出しました。
掘った後には砕石を敷き詰め、平らにならします。基礎に埋まる部分の水道も配管しました。

基礎に防湿シートを敷き、配筋していきます。

生コンクリートを打ち終わりました。キレイです!

耐震金物「アンカーボルト」で、基礎と土台をしっかりつなぎます。

ユニットバス部分を先行して進めます。構造用合板を土台から梁までつなげることで、地震に耐える力が増します。

こちらでは屋根工事も進行中。屋根の下地を組んでいきます。

3階の床だった部分は撤去して、吹き抜けになります。

無事に屋根がかかったところです。しっかりした丈夫な梁も見えます。

S様のコメント

屋根の骨組みが形になってきて、古い家が生まれ変わるんだと実感しました。

基礎と屋根の状態をご確認いただきました

S様が上京されたタイミングで、現場へ足を運んでいただきました。
実際にリフォーム工事を行う中で、追加作業が必要になった部分をご説明し、お見積も修正した上で工事を進めていきます。
電気配線図や屋根の色などの細かい点も確認していただきました。ありがとうございます。

暮らしやすい家にする工事が続きます

お風呂や窓を新しくしたり、ロフトを新設したりと、暮らしやすい家を実現するための様々な工事が続きます。
構造も含めてしっかり見直しできるのが、スケルトンリフォームの利点ですね。

パッシブデザインのポイントとなる、断熱工事と屋根工事の様子もご紹介します。

ユニットバスを設置し、梁を架け替えてロフトを造ります。


ここへユニットバスを取り付けます。壁にも断熱材が入っているのがわかりますね。

ユニットバスを設置しました。水道も配管したので、あとは電気を配線すれば完了です。

2階では梁を架け替えています。3人がかりの大仕事です。

新しい梁をかけてから、古い梁を撤去します。色の違いで新旧の梁が一目瞭然です。

梁の架け替えが終わりました。ここにロフトを造ります。

ロフトが徐々に出来上がってきました。半分は機械室になります。

ロフトから2階を見下ろした眺めです。カッコよくなりそうですね!

S様のコメント

家屋の中は風通しが悪いので、作業環境は厳しいと思います。
特にユニットバスの工事は狭い場所での作業で、本当にご苦労様でした。

天井は見るからに高くて、開放感がありますね。

窓サッシを設置し、シロアリを防ぐ防蟻処理を行います。


窓サッシを設置していきます。こちらは2階の掃き出し窓です。

1階には横長の窓を設置しました。なかなかスタイリッシュです。

1階の梁を、必要に応じて架け替えているところです。

壁を取り付けるための間柱も、順次取り付けられました。

人間の身体には害のないホウ酸で、シロアリを防ぎます。

下半分の色が変わっているところが、薬剤を散布した部分です。

お客様ブログが大活躍しました

エコリフォームで大規模リフォームを行う際には、そのお客様専用の「お客様ブログ」を開設しています。
工事の状況や確認事項をご連絡したり、お客様からもコメントをいただけるブログです。

S様は関西にお住まいでしたので、先にブログでご連絡しておいて、上京された時に現場をご確認いただくことも多く、いつも以上にお客様ブログが大活躍してくれました。

断熱材と調湿気密シートで、1年中心地よい環境を整えます。


もこもこしてお布団のような物は、断熱材「パーフェクトバリア」です。

パーフェクトバリアを壁にみっちりと敷き詰めました。

その上から調湿気密シート「インテロ」を張っていきます。

調湿気密シート「インテロ」とは

パッシブデザインに欠かせない調湿気密シート「インテロ」は、住まいの気密性を確保しながら、湿気を自動的にコントロールするシートです。
壁内部の湿度を低く保つことで、木材が腐ったりシロアリが発生する原因にもなる、壁内部の結露を防ぎます。

気密性が高い家は、冷暖房効率がアップするのもうれしいところです。

こちらはインテロ用のテープ。テープも通気性があるものを使います。

暑い中、職人さんたちが汗だくでがんばってくれました。

梁の上にあがって、上の方にもインテロを張ります。

こんな風に、きっちり隙間なく張ることが大切なのです。

S様のコメント

断熱材とか、調湿シートとか、思いもよらないものが使われているのですね。
工事の様子を興味深く拝見しています。

並行して屋根工事も進んでいます。遮熱と通気が考えられた屋根です。


屋根の内側(2階天井)には、断熱材「パーフェクトバリア」を施工してあります。

屋根に防水シートを施工したところ。一面だけの片流れの屋根になっています。

その上に、遮熱と調湿の機能をもつ「バウビオ」を敷いていきます。

次に「イーストルーフメタル」という下地材を敷きます。

最後に仕上げ材のガルバリウム鋼板を施工しました。

屋根の一番上には、棟換気があります。

ここに見える黒いモシャモシャが「イーストルーフメタル」です。

屋根を横から見たところです。ここを外気が通って、湿気と熱を外へ逃がします。

端もきれいに仕上げて、新しい屋根が完成しました。

「遮熱」と「調湿」ができる屋根です

ガルバリウム鋼板が熱を反射し、室内の温度上昇を防ぐ「遮熱」と、余分な湿気を棟換気から排出する「調湿」。
2つの機能をあわせ持った屋根になっています。

また、この屋根は瓦屋根に比べて軽量なので、耐震性も高くなります。

S様のコメント

屋根の通気システムについて、お客様ブログでも詳しく説明してくれたので、よく分かりました。
色々な機能性素材が使われているのですね。

仕上げの工事をしてリフォーム完成!

空気を循環させるパッシブエアコンの設置は、家全体にダクトを引き込む大がかりな作業です。
その後は、壁と天井を閉じて、フローリングの施工、家具の造作と細かい作業が続きます。
外部工事を終えたらいよいよリフォーム完成です!

家全体にダクトを通して、パッシブエアコンを設置します。


パッシブエアコンに使われるダクトです。これを配管していきますよ。

ロフトにある機械室に、ダクト用の穴を開けました。

まずは機械室の穴にダクトをつなげます。

次は2階の床に穴を開けて、ダクトを引き込みます。

2階から下ろしてきたダクトを、1階天井の吹き出し口につなげます。

こちらは1階床下の空気層へ向かうダクトです。

ここから2方向に分かれていきます。

家中に張り巡らされたダクトは、壁や床下にきれいに格納されました。

この床の穴は何!?

床を施工時の写真ですが、1階の床に穴が開いています!
実はこれ、パッシブエアコンの吹き出し口なんです。

フローリングを上手にカットして、格子をぴったりはめ込みました。職人技で綺麗に収まっていますね。

壁と天井を閉じ、床には無垢フローリングを施工します。


構造用合板を張って、壁を閉じていきます。塩谷と大工さんが相談中。

2階天井に張った杉材を見てください。綺麗ですね!

次は床です。1階の床に施工する「バウビオ」をカットして準備中。

こんな感じでバウビオを敷いた上に、構造用合板を張ります。

支持脚の上にパネルを置く「置き床工法」で床を仕上げます。

床下にスペースがあるのがわかります。パッシブデザインの要です。

こちらは2階に無垢フローリングを施工している様子です。

無垢の木は伸び縮みするので、紙を挟んで隙間を取っておくのです。

こちらは2階の格子床。ここを通って空気が循環します。

覗いてみると、まだ工事中の1階が見えました。

S様のコメント

隙間を調整する白い紙には驚きました。フローリングってこういう工夫がされていたのですね。正倉院の校倉造りを思い出しました。
古い家は床がとても冷たかったのですが、今度は暖かく暮らせそうです。

杉材で家全体を統一することに

もともとは天井と階段だけに杉材を使う予定でしたが、工事を進める中で、床も杉材で統一してはどうかとお客様ブログでご提案しました。
S様も快諾してくださり、1階、2階の床も杉の無垢フローリングに変更。

全体的に木目の美しい杉で統一され、まとまりのあるイメージに仕上がりました。

階段、造作家具、設備、クロスと、仕上げ工事は急ピッチで進みます。

杉材の階段はゆるやかに架け替えました。オイルを塗って完成です。

2階の天井にもオイルを塗りました。杉材の木目が際立っていますね。

キッチン奥の壁にはモザイク柄のパネルを張りました。


キッチンの取り付けも完了。傷付かないようにしっかり養生しています。

洗面台のカウンターも杉材で造作したものです。

洗面ボウルを設置するとこんな感じ。シンプルでステキです。

壁にクロスを貼る前に、パテで隙間や穴をきれいに埋めていきます。

しっかり下準備したので、クロスの仕上がりも上々です。

これは建具の吊り込み作業。収納に扉を取り付けていきます。

こうした引き手も、一つひとつ丁寧に取り付けました。

S様のコメント

至る所に上質感が伝わってきます。
洗面台も面がそろってスッキリしていますね。
クロス屋さんは上を向いて作業していますが、首は大丈夫でしょうか。

外壁と塀もリフォームして、スタイリッシュに生まれ変わります。


外壁に下地となる胴縁(どうぶち)を打ちます。

その上に夏の暑さを遮る遮熱シートを張りました。

さらに、モルタルの下地となるラス網を施工して...。

2回に分けてモルタルを塗ります。1回目はちょっとムラがあります。

2回目の下塗りが終了したところです。

ジョリパットで塗装して完成!カッコいいですね。

外塀も造作です。木材を保護する「キシラデコール」で塗装します。

シックな色の外塀が完成です。防腐・防カビ・防虫で長持ちします。

S様のコメント

外観はとても見栄えが良い仕上がりですね。しばらく近所の人達の注目を浴びそうです。

外塀は金属の無機質なものが多い印象ですが、この外塀は木製で暖かみがあるのがいいですね。
引き締まった感じの塗装で好感が持てます。

築55年のS様邸に、パッシブデザインをご提案。
リフォーム工事の様子を詳しくご紹介してきました。

いよいよリフォーム完成です。
完成のページもぜひご覧ください!
リフォーム完成のページはこちら

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